みなさんは、宇宙飛行士というご職業にどんなイメージを抱いていらっしゃいますか?
華やか?
過酷?
エリート?
この映画・・・ファーストマンは、アメリカ合衆国とソ連がしのぎを削って宇宙開発をしていた 1960年代 ・・・
子供たちが宇宙飛行士にあこがれ、彼らの活躍をテレビにかじりついて見ていたころのお話です。
2019年2月8日公開 ファースト・マン
I don’t wanna miss a thing
えい
わあい、宇宙の映画だあ!・・・
えい
アルマゲドン的な話かなと思って映画館へ行ったら・・・
えい
全然違って、実在の人物の映画だった
友人くん
多少はあらすじみてからいけよ笑
友人くん
実在の人物ってのは、誰のことなんだ?
えい
ニール・アームストロングという宇宙飛行士だね
えい
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である(That’s one small step for [a] man, one giant leap for mankind.)」という名言は君でも知ってるんじゃない?
友人くん
さりげなく俺を馬鹿にするんじゃないよ笑 たしかに有名な言葉だな
えい
アームストロングさんたち宇宙飛行士をかっこいいアングルでとらえた映画・・・ではなく、宇宙飛行士の目にうつる光景を描き、彼らに訪れる悲劇や等身大の苦悩を表現した映画なんだ
友人くん
なんというか重苦しさすら感じそうな映画だな・・・
えい
確かにそうだね
えい
とある評論家によると、ファーストマンというこの映画は決して大衆映画になりうるものではないが、デイミアン・チャゼル監督の本当に撮りたかった作品といっても過言はないんだって。そのため、資金集めのために大衆受けするであろうララランドを先に作成し、そのあとでファーストマンの製作にとりかかったらしい
友人くん
評論家って?
えい
マイ・ファザー
友人くん
お前のオヤジの予想かい笑
Cause I’d miss you, babe
えい
君の予想通り、物語は暗いテイストで始まるよ。アームストロングの娘が亡くなるところから物語が始まるんだ・・
友人くん
それは重いな・・・
えい
亡くなった娘の幻影にとらわれながら、アームストロングは宇宙飛行士を目指し、その切符を手に入れるんだ
えい
宇宙飛行士として、自身が月を歩く姿を想像するアームストロング
えい
しかし宇宙飛行士は夢のある職業であるとともに、死ととなりあわせであることをアームストロングは気づかされるんだ
えい
当時のロケットは決して安全性の高いものではなかったから、先に宇宙へ行った仲間たちが何人も命を落としてしまったんだ・・
えい
ロシア(ソ連)、そしてアメリカ合衆国がしのぎを削って宇宙開発をしていた1960年代・・・
えい
こどもたちの目に映ったかっこいい宇宙飛行士は、もちろん誰もが憧れる英雄だった
えい
しかし、2つの大国の政策に巻き込まれた犠牲者ともいえる・・・
えい
ってマイ・ファザーが 言ってた
友人くん
またお前のオヤジかい笑
・・・
えい
ニールが月へ行ける!
えい
そう喜んでいたアームストロングの妻も、知人の宇宙飛行士たちが亡くなっていく中で 冷静さを保てなくなってしまったんだ
えい
訓練中のアームストロングの声を聴けるようにと、NASAから妻へ支給された無線。
えい
アームストロングの訓練中に緊急事態が発生し、無線はNASAによって切られてしまう
えい
夫を想う妻の怒りは爆発!!!
えい
ちなみにこの妻の怒りを受け止めているのはディーク・スレイトンという、こちらも実在の宇宙飛行士だね
えい
ディークは 1959年に宇宙飛行士に選ばれるも、打ち上げ2か月前に心臓病が見つかったがために宇宙に行くことができなかったんだ
えい
しかし、彼は「きっといつか宇宙飛行士の選抜方法が変わり、心臓の弱い自分が選ばれる日が来る」と信じて努力をし続けたんだ
えい
そしてディークは飛行士育成部門の責任者となり、新人飛行士の訓練にたずさわるようになった
えい
月日は流れ1975年、アポロ・ソユーズテスト計画 にてディークは自分自身を搭乗員に選んだんだ
えい
自分自身を搭乗員に選ぶというこの行為・・・意外かとおもうかもしれないけれど、ほかのメンバはだれも反対はしなかったんだ
えい
何故ならディークがずっと努力を続けてきたことを、皆が知っていたから・・・
えい
・・・
えい
アームストロングだけじゃない。
えい
登場した宇宙飛行士、そのひとりひとりに物語があるんだ・・・
えい
・・・
えい
って、マイ・ファザーが言ってた
友人くん
またお前のオヤジかい笑
友人くん
てか、さっきから俺は同じツッコミしかしてないな
えい
アームストロングによる月への飛行が決まり、彼は決断を迫られる
えい
家族から目を背けようとするニール(アームストロング)に、しっかりと子供と向き合うことを進言する妻・・・
えい
妻の言葉を受け、息子と向かい合うアームストロング・・・
息子「月におりたら何て言うの?」
息子「帰ってくるよね?」
アームストロング「リスクはあるが・・・帰るつもりだ」
えい
家族と向かいあい、月へいくことを決心するアームストロング
友人くん
切り出すアームストロングはつらい
友人くん
けど、送り出す妻と息子もおんなじようにツライよな・・
Don’t wanna close my eyes
えい
仲間の宇宙飛行士が多く亡くなり、宇宙開発への予算注入も非難される背景もあったものの、アームストロングは宇宙へ旅立った
友人くん
もちろん結果は・・・
えい
ご存知の通り、結果は成功!アームストロングは月へ到達できたんだ
友人くん
結果がわかっていてもワクワクするなぁ!
えい
だね。
えい
アームストロングの見たであろう月面の光景を、みなさんにも見てほしいなぁ
友人くん
宇宙飛行士の目線で描かれている、だったよな
えい
月面についたアームストロングはブレスレットを取り出し、優しく放るんだ
えい
宙に浮いたブレスレットは静かに月の地平線へと消えていく・・・
えい
アームストロングはじっとブレスレットを見守るんだ
えい
娘の名前が書かれたブレスレットを・・・
友人くん
・・・
友人くん
きっとアームストロングの中でようやく娘さんの死と向き合えたんだろうな・・
I just wanna be with you
えい
月でのミッションを達成したアームストロングは無事地球へ生還する
えい
地球へ戻ってきた宇宙飛行士は未知の病原菌やウイルスを持ち帰っていないことを確認するため、一定期間隔離生活を余儀なくされるんだ
えい
もちろんアームストロングも、その施設で暮らすこととなった
えい
そして隔離生活をするアームストロングのもとへ妻が来る
えい
ガラスを隔てて会話するアームストロングと妻・・
えい
そこには決して派手な歓喜はないんだけれど、久々に会った妻を優しく見つめる夫・・・
えい
そして夫の生還を心から喜ぶ妻・・・
えい
目で語り合う二人の姿は、観る者の心を打つものがあったよ
友人くん
いい夫婦だ・・・
えい
映画では語られなかったけれど、アームストロングは引退後には大学で教鞭をふるったり、NASA事故調査委員として活躍していくんだ
えい
けれど、ニール・アームストロングは自身については多くを語ろうとしなかった
えい
そのニール・アームストロングに対して、とある歴史学教授が2年をかけて説得し、最終的に『ファースト・マン ニール・アームストロングの人生』というタイトルの書籍が執筆されたんだ
友人くん
それがこの映画のもとになった・・・というわけか
えい
そうだね。その後アームストロングは2012年にこの世を去る
えい
この映画を観ていたらどんな感想を抱いたんだろうね・・
えい
ってマイ・ファザーが言ってた
友人くん
またお前のオヤジかい!!!笑
ニール・アームストロングが亡くなった際、各方面からコメントが寄せられ、家族もまたコメントを出していらっしゃいます。
彼の注目すべき人生が、世界中の若い人たちに、自分の夢を実現するために努力するお手本となって欲しい。進んで人生を切り開き、限界に挑み、自分よりも大きな理想のために尽してください。
月の美しい夜には、たまには物思いにふけって月を眺めてみるのも素敵ですね。
おしまい
コメント
この映画評判良いですよね~。「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼルとライアン・ゴズリングのコンビ作品。絶対良い作品でしょう~。ニール・アームストロングを知る上でも良い作品っすね。
読んで下さってありがとうございます!
ライアンさんのかっこよさに涙ですよ・・・