『僕が愛したすべての君へ』をストーリー調でどこよりも詳しくネタバレレビュー!「君愛から観ると幸せなsweet Love story」「僕愛から観るとちょっと切ないbitter Love story」。あなたはどちらから?
【僕愛ネタバレ】僕が愛したすべての君へ
君愛と僕愛の順番は?どちらから観るべきか
ピンク色が印象的なポスター【君を愛したひとりの僕へ】は、死んで幽霊になってしまったヒロイン栞のために主人公の暦(こよみ)がタイムシフト(タイムリープ)する作品
水色が印象的なポスター【僕が愛したすべての君へ】は、ヒロイン和音がとある理由で主人公のためにタイムシフトする作品
君愛のラストシーンは、僕愛の冒頭に繋がっているのでおはなしの展開がきれいですね。その順番の方が、僕愛のヒロイン和音が君愛の世界で行ってきた努力がわかって切ないです・・・
私が君愛→僕愛の順番で観た先入観があるかもしれませんが、君愛→僕愛の順番がいいと思います!
世界線・時系列のながれを図でまとめてみた記事も参考にしていただければとおもいます
【僕愛ネタバレ】僕が愛したすべての君へ
老人暦と少女栞
― 近未来
老人暦(もうすぐ僕はこの人生を幸せに終える)
老人暦の手首についた端末が、とある日に覚えのないスケジュールを告げる。交差点で人と会う約束をしてあるらしい
老人和音「一応行ってみたら?」
少女の幽霊「迎えに来てくれたの?」
老人暦「うん、迎えに来た」
老人暦「パラレルシフトしたのか」
老人暦「ここはどこなんだ」
和音
主人公の暦(こよみ)は、自身が7歳の時に両親が離婚しています。暦は、本作の【僕が愛したすべての君へ】では母親についていくことを、もう片方の【君を愛したひとりの僕へ】では父親についていくことを選択します
というわけで、本作は暦が母親についていくことを選んだ世界線
入試をトップで合格するも、注目を避けるために入学式でのスピーチを辞退
和音「私は怒ってないから」
暦「は?」
和音「何その呼び方?」
和音「ごめんなさい」
その端末には、どこの平行世界に自分がいるかが数字で表示されるとのこと
和音「つまり私は、あなたのいる世界から85離れた世界から来たってこと」
和音「そして自分がパラレルシフト(平行世界の移動)をした事に気付かずにあなたに声をかけたってこと」
和音は自身がいる世界では、暦と付き合っていたと爆弾発言。そして・・・
和音「私の暦はもっとしっかりしてたのに」
平行世界の和音
カラオケ屋に行った次の日、いつも通りに高校に登校する暦と和音。けれど・・・
【学校に来たのは、この世界の和音?それとも並行世界の和音?】
和音が言うには、最初から85離れた世界の和音は存在しない。暦が新入生総代(スピーチ)を断ったことで、入試2位の和音にお鉢が回ってきたことが悔しかったゆえの仕返しだったのです
和音「今まで通り話しかけるなよ」
アクアマリンの指輪
しかし、次の日学校で何もなかったかのように話しかけてくる和音
学年1位の暦と2位の和音のやりとりは周りにとっては勉強を教え合っているようにうつり、クラスの勉強を活発にさせていく
和音「私と付き合ってくれない?」
『人は無自覚にタイムシフト(世界線移動)している』
定説を覆し、アイデアを出して IP端末(imaginary elemental)の発展に努めていく暦と和音
成人後は、暦から和音へプロポーズ・・・アクアマリンの指輪を送ります
【和音はタイムシフトしているのではないか?】
【指輪を受け取ってくれたのは誰か?僕と同じ世界の和音なのか?】
【僕はいったい誰と結婚するのだろう?】
野良犬から助けてくれたあなたもそうでないあなたも
和音「よかった・・・あなたとりょう(息子)に何もなくて」
和音の行動がおかしいことに気付く人物がもうひとり。それは暦の父でした
和音がオプショナルシフト(希望の世界線へ移動する)をやっていると気づいたのです
暦「君はこの世界の和音じゃない」
暦「君の世界のりょう(息子)は・・・」
和音が眼の前に入るにもかかわらず、つぶやく息子のりょう
りょう「ママはどこに行っちゃったの」
和音は暦と同じ世界の人間ではなく、13はなれた世界線からやってきた人間でした
和音「私のいる世界のりょうは死んでしまった・・・」
和音「ごめんね守ってあげられなくて」
和音は暦の説得に応じ、パラレルシフト装置 IPカプセルで元の世界へ戻っていきます
暦「100の世界があって100の僕がいたら100の君を全て愛している」
和音「野良犬から助けてくれたあなたも、そうでないあなたも」
もうひとつの世界の和音からの手紙
どうやらパラレルシフトで体を乗っ取られた状態で自分宛の手紙を書かれた模様
「少女の幽霊を救うために暦が生涯をかけて奮闘」するという【君を愛したひとりの僕へ】ダイジェストが同映画のテーマ曲【紫苑】にのって展開されます
のこされる和音の気持ちも考えずに暦は行動しているらしい。暦は少女の幽霊を救うために、少女のやり直す世界として、本作の【僕が愛したすべての君へ】の和音が生きている世界を選んだと、手紙の中は和音
いま和音がいる世界では、暦が少女と出会うこともないので、少女が幽霊となる原因の事故も起こらない
手紙の中の和音は、本作の和音に頼み事をします。それは年老いた暦と幽霊の少女が約束した再会の日に、約束の場所である交差点へ向かわせること
アクアマリンの指輪を真似しました。ごめんね
暦と栞
― 交差点
何の約束かもわからずに交差点に到着する老人暦。
しかし心臓の発作が起きてしまう。
老婦が薬を拾ってくれたおかげで難を逃れる暦。
老人暦「助かりましたよ」
老人暦「よろしければお名前を」
謎の老婦「名乗る程の者ではありません」
老人暦「どこかの並行世界であったことがあるのかもしれませんね」
なんとなく頭をよぎった疑問を口にする暦。
老人暦「あなたは今幸せですか?」
謎の老婦「ええ、とっても」
会話を終えて、謎の老婦が去っていく。
影でついてきていた老人和音がそれを見ている。
― 老人暦と和音の家
老人和音「例の交差点の約束はどうだった?」
老人暦「誰も来なかった」
交差点で起きたことを和音に話し、日頃の感謝を口にする暦。
老人暦「知らない人の幸せを喜べるということは僕は幸せということだ」
老人暦「和音・・君がいてくれて僕は幸せです」
【君を愛したひとりの僕へ】ネタバレ
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スピンオフ小説:僕が君の名を呼ぶから
別世界線の栞の人生を描く「僕が君の名を呼ぶから」をネタバレ解説!
おしまい
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