【アプローズの意味とは】アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台

映画




【アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台】ネタバレ

実話を元に撮影されたコメディドラマ

3年も舞台に立てていない売れない役者のおじさん。

アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台
役者のおじさん

刑務所で寸劇をすることとなった囚人たちの演出係を任されます。

寸劇は無事成功。役者のおじさんは囚人たちに演技の可能性を見出し、高いレベルの演技を求められる「ゴドーを待ちながら」という舞台を望むように。

刑務所の代表に囚人の外出届けや、知り合いの舞台オーナーに舞台の借用の約束をとりつける役者のおじさん。囚人たちと紆余曲折ありながら、舞台の練習をすすめていく。

そして一般客を招いた舞台が開催。

舞台は大成功。
まさかまさかで各地の舞台ホールから囚人たちにオファーが流れ込みます。
またもおじさんは奔走し、囚人たちが各地で演劇できるように取り付けていきます。
囚人たちの一人が逃げ出そうとすることがあったものの、他の囚人たちが止めたりとチームワークも抜群に。
舞台で有名になり、家族との再会という夢をかなえる囚人もいました。

そしてまたもや大舞台からのオファー。それは役者のおじさん自身が役者として立ちたいと思っていたホールからのオファー。
おじさんはもちろんオファーをOKします。

そして当日。
舞台が始まる直前になっても、役者を努める囚人たちは、、

だれも現れませんでした。
皆、逃亡してしまったのです。。。

舞台の開始時間、役者のおじさんはひとり舞台に立ちます。役者として立ちたかった舞台に、舞台を開催できなかった言い訳する立場として。

しかし役者のおじさんは囚人たちを責めません。囚人たちとここまで努力してきたこと、囚人たちが役者として成功を収めても身体検査を厳重にされ結局囚人として扱われなかったこと、思いの丈を観客へ熱く語ります。

語り終えたおじさんは舞台の袖へ。

しかし舞台係員に呼び止められ、再度舞台の上へ行くことに。

再び舞台に立つおじさん。

すると・・・
場内はスタンディングオベーションの拍手喝采。

アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台


おじさんの囚人を思う心が観客の心をうったのです。
拍手を受けるおじさん。

そこへかかってくる電話。それは囚人の一人でした。限界だったと詫びる囚人。
しかしおじさんは場内は拍手に包まれているといいます。

おじさんが何らかの形で舞台を成功させて、拍手をもらったのかのか?と問う囚人。
おじさんは答えます。

おじさん「拍手は君たちのものだ

   

【アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台】感想

アプローズの意味とは?

アプローズは【拍手喝采】という意味です。そのため、ハッピーエンドが訪れることは間違いないと思っていましたが、こんなビターエンドになるとは、、
一丸のチームとしてやってきたと思いこんでいたばかりになんとも切ないです。
囚人たちは自分たちがいつまでたっても囚人として扱われることが嫌だったといいますが、役者のおじさんだけは囚人たちが過去にどんな罪を犯したのかも聞かずに彼らを受け入れていました。その見返りがこれでは、切ないものがあります。裏切られる形となっても、自分が大舞台にたつという夢を叶えてくれた囚人たちに恨み言一つ言わない役者のおじさん。

見るこの全ての心を打つ役者のおじさんの一世一代の大舞台、映画館でぜひ。

  

おしまい




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