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2021年6月4日(金)公開「映画大好きポンポさん」をネタバレレビュー!
映画大好きポンポさん:感想
感想
アニメ映画「映画大好きポンポさん」を観て参りました!
スイスの美しき山並み、ネオンまばゆいニャリウッド(ハリウッド)、美麗な映像に息をのまれます。
主人公は、制作アシスタントを務める映画通の青年ジーン。
映画プロデューサーポンポさんに実力を見出され、監督に抜擢されます。
新人監督としての、映画の作り手の、苦悩が十二分に伝わってくる…!
72時間もにおよぶ撮影した映像を…愛着の湧いてしまった映像を…削除して削除して削除して、90分の映画にまとめていく!
それがどれだけ辛いことなのかは、決して私にはわからないんだろうなぁ。
映画の資金集めの苦難も描かれています。
無名の監督の撮る当たるかもわからない映画という不確かなビジネスに大金を出す…
考えてみればとんでもない博打ですね(汗)
立ちはだかる受難をジーン監督はどうやって乗り越えていくのか??
アニメ映画は苦手ですか?
ノンノン!
映画好きなら全員観るべき!
それでは、登場人物紹介&ネタバレレビューです!
登場人物紹介
まずはポンポさん。B級映画ばっかりプロデュースしてるプロデューサー
ジーン。本作の主人公。ネクラな映画バカ。ポンポさんに新人監督に抜擢される
ナタリ-。女優になることを夢見て、工事現場で働く苦労人
マーティン。伝説的大スター。ジーン監督の撮る映画の主演をつとめる
アラン。ジーンのハイスクール時代の友人。さえない銀行員
映画大好きポンポさん:ネタバレレビュー
ポンポさん
「泣かせる映画で感動させるより、おバカ映画で感動させるほうがかっこいいでしょ?」
そんなポリシーをもつ映画プロデューサーのポンポさん
映画の15秒予告映像を制作アシスタントの青年ジーンに作らせるよ
つかみ、意外性、見所紹介、ミスリード要素を 15秒のなかに盛り込まないといけないんだ!
そのため出来栄えが売上につながるといっても過言でなし
視聴者に15秒の『外』を想像させることを念頭に、なんとか映像を完成させるんだ
出来上がった映像は、監督とポンポさんの OKをゲット!
実績を認められたジーンは、30秒版とWeb版の予告映像も作ることに
ふと自分が採用された理由をポンポさんにきく、ジーン
ポンポ「君がダントツで目に光が “なかった” からよ」
ポンポ「幸福は創造の敵」
ポンポ「ジーン君には『世界から切り離された深さ』があった」
MEISTER(マイスター:巨匠、名人)
ポンポ「2時間以上の作品は現代の娯楽として適切じゃないわ」
有名映画監督である祖父に長編映画にばかり付き合わされていたポンポさんは、90分の映画こそ至高と言うよ
ポンポさんにとっては、不朽の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』ですら、長すぎて嫌いな作品になってしまうんだ
年老いて音楽への情熱を失い身を崩した有名指揮者が、アルプスの山荘で1人の少女と出会い・・・
少女の何気なく口にしたアリア(独唱曲)をきいたとき、音楽への情熱が再び燃え上がるのを確信するというおはなし
演技経験無しにもかかわらず、ポンポさんに『何かとてもキレイで神々しい光溢れるシーン』を感じさせる原石なんだって
ポンポ「その人を見たとき、物語が頭に流れてくる・・・そんな時は必ずいい作品になる」
ナタリー
主演女優に抜擢されるまでのナタリーは工事現場のバイトをして、時折オーディションを受けるような夢見がちな女の子
ナタリー「夢を捨てるためにココ(ニャリウッド)へ来たんじゃない」
ナタリー「夢を叶えるためにココへ来たんだもん」
ヒロインに抜擢されたナタリーは、ポンポさんの計らいでバイト生活からトレーニング漬けの生活に一変
女優ミスティアの家に住まわせてもらうことで、女優としての意識をたかめていくよ
ようやく演技をポンポさんに認められるようになったころ・・・
バイト一辺倒だった自分が、突如ヒロインに抜擢されたことについていけていないんだ
こちらもプレッシャーで押しつぶされそうになっています
ジーン「僕は逃げてここにいる」
ジーン「”映画をとるか””死ぬか”しかないんだ」
ナタリー「よろしくね、ジーン監督」
撮影
世間受けを考えるよりも、誰か一人に見せたいものを作るんだ