映画大好きポンポさん_後編

映画

pixivで人気を博した作品 杉谷庄吾氏【人間プラモ】の同名コミックを劇場アニメ化!

2021年6月4日(金)公開「映画大好きポンポさん」をネタバレレビュー!

えい
まずは前編記事からお願いいたします

  

映画大好きポンポさん:ネタバレ

旧友アランとの再会

えい
ジーンは、ハイスクールでの同級生に遭遇
えい
彼の名はアラン
えい
一流銀行に勤めることができたけど、仕事はうまくいっておらず…
えい
何をやってもうまくこなせていた学生時代とのギャップを感じるアラン
友人くん
アランさん。。
えい
学生時代、だれともつるまなかったジーンを知るアランにとって、今の夢を叶えたジーンはまぶしく見えたんだ

 

アラン「ジーン…今のお前の目は輝いてるよ」

 

足りないシーン

― 映画『MESITER』クランクアップパーティー にて

えい
全ての撮影が終了し、派手なパーティが行われるなか、唯一ジーン監督だけは上の空

  

ポンポ「映画を生かすも殺すも編集次第」

ポンポ「ここからがジーンくんの本番」

えい
ジーン監督の元には、撮影した”72時間”もの映像…
えい
これをどうやって2時間の映画にまとめるのか
友人くん
3%しか、撮った映像使わねーのかよ…
えい
ですね…
えい
だから同じ映像なのに、違う人間が編集すれば全く違う映画になってしまうようです
友人くん
だよなぁ…
えい
そして、どんなに好きなシーンでも、長ければ”delete (削除)”ボタンを押さないといけない辛さ
友人くん
辛いなぁ…
えい
そんな辛さから逃げるようにジーン監督はフィルム倉庫へ
えい
そこにいたのは、ポンポさんの祖父である映画監督ペーターゼン氏と出会うよ
えい
スプライサー(自動フィルムつなぎ装置)をつかって、過去の映画のフィルムをつなげるペーターゼン氏
えい
「こんなシーンがあったかも」という思いを形にしていたんだ
えい
ジーン監督は、ペーターゼン氏に問うよ
えい
シーンの取捨をどうやればいいのか、と
えい
すると・・・

  

ペーターゼン「映画は誰のためにあると思う?」

えい
と訊き返すペーターゼン氏

  

ペーターゼン「”君の映画”に”君”がいるかね」

ペーターゼン「それが見つかったら、君のアリア(独唱曲)を映画に込めるといい」

ペーターゼン「君は誰にどんな感情を伝えたいのかね?」

えい
ペーターゼン氏との会話で、何かを掴むジーン監督
えい
そして、ポンポさんと約束した試写会の日がやってきた
えい
けれどジーン監督は…

  

ジーン「まだ終わってないです」

ジーン「足りないんです。シーンが」

えい
なんとジーン監督、ここにきて追加撮影をポンポさんに切望!
友人くん
72時間分も映像があって、まだ足りねーのか!
えい
言葉が荒くなるポンポさん
えい
他の作品に携わり始めたスタッフを呼び戻すのはどれだけ苦労すると思っているのか??
えい
誰が頭を下げると思っているのか??
えい
いくら費用がかかると思っているのか??
友人くん
そらキレるわ・・
えい
しかし、ジーン監督は自分の思いを曲げずにポンポさんに熱く告げる!!

  

ジーン「僕の映画には足りないシーンがあるんです!」

友人くん
おおっ
えい
ブチ切れて、ジーンのいる部屋を飛び出すポンポさん
えい
けれど…
えい
嬉しそうに口元は笑ってた
友人くん
なんだかんだで認めてるところがいいぜ

 

追加撮影

えい
当然のことだけど・・映画撮影には多額の資金がかかるんだ
えい
ゆえにスポンサーや銀行に融資をしてもらう必要があるよ
えい
けれど追加撮影の話をきいたスポンサーは、資金提供の契約を反故に…
友人くん
スポンサーは、完成するかわからないものに金を出すという恐怖と戦ってんだな
えい
ですねぇ…
えい
こうして撮影を続行するためには資金がないという事態になってしまった!
えい
訪れた資金難…
えい
苦悩するポンポさん
えい
そんな彼女の元を訪れたのは…
えい
ジーンの元同級生のアラン!
えい
どうやら資金の当てがあるらしいが、まっとうな方法ではなさそう…

  

ポンポ「全てを失う覚悟はある??」

友人くん
何だこの問いは(汗
えい
頷く、アラン

  

ポンポ「…」

ポンポ「ようこそ!夢と狂気の世界へ」

友人くん
何が始まるんです???

  

資金獲得

えい
アランの考えた金策とは、自分が勤める銀行の上層部にコンペを行うこと!
友人くん
普通じゃね?
えい
まっとうなやり方ではなかったんですね…
えい
まず、アランは自分がインタビュアーになって、映画『MEISTER』に登場する役者や監督のインタビューを行い、それを銀行上層部に見せて資金獲得のためのコンペを開始したんだ
えい
インタビュー動画の中のジーンが熱く映画撮影への想いを語り、アランがそれを深堀っていく…
えい
インタビュー動画が終わり、アランはコンペに参加した重役たちにある告白をするんだ

  

アラン「このコンペの映像は、Nyatube(動画サイト)で中継しています」

友人くん
なんだってーー!
えい
Nyatubeでコンペの映像を生中継し、さらには映画のクラウドファンディングでも資金を募っていたんだ
えい
動画へのアクセスや、クラウドファンディングでの獲得資金の遷移を重役たちに見せるアラン

  

アラン「この数字が、期待の表れです」

友人くん
おおおおおお!!!
えい
しかし…
えい
しかし…!!
えい
アランの想い届かず…
えい
コンペに参加した銀行の重役たちは、自分たちの会議を勝手に中継したアランを非難
友人くん
まあ、そりゃそうだなw
えい
するとそこへ銀行頭取登場
えい
アランのパソコンを見る頭取

  

銀行頭取「クラウドファンディングで一番資金を獲得できたのはどのタイミングだと思う?」

銀行頭取「ジーンとアランが気持ちを吐露した時だ」

えい
熱く語る頭取の言葉が後押しし、重役たちは次々と資金提供をOKすることに!
えい
融資成立!!
友人くん
映画撮影再会だ!

 

ジーン監督

えい
スタッフ再集結!!
えい
ジーン監督の撮りたかった追加シーン、主人公の過去…家族との別れのシーンを撮影
えい
撮影は無事終了
えい
過労と戦いながらも、ジーンは再び編集作業に入る!

  

ジーン監督「何かを残すことは、何かを犠牲にする事・・・」

ジーン監督「自分だけじゃない・・・」

ジーン監督「金も・・・関わった人も・・・」

えい
疲れ切ったジーン監督を支えるように、横に寄り添うナタリー(ヒロイン)
えい
ヒロインの横で ガンガン思い出でもある映像をデリートしていくジーン監督…
友人くん
お互い辛いな…
えい
中でも記憶に残っていたシーンを削除するときが泣けるんです・・・
えい
“delete”ボタンを押そうとして、おもわず手が止まってしまうジーン監督…
えい
けど…

  

ナタリー「私…監督を信じます」

えい
二人は手を重ね、”delete”ボタンを押す!

・・・・・

ジーン(生きることは選択だ…)

ジーン(切れ!切れ!!)

ジーン(ただ一つの残ったものを手放さないないように・・・諦めないように・・・切れ!!!)

ジーン(これが僕のアリア(独唱曲)だ!)

・・・・・

ヒロイン「終わったんですか・・・?」

ジーン監督「どうかな…正解なんてわからない」

 

祭りの後

― 試写会

ポンポ「監督になったじゃない」

ポンポ「君の映画大好きだぞ」

  

― ニャカデミー賞授賞式

映画は大ヒット

男優賞、女優賞、脚本賞とニャカデミー賞を受賞していく…

そして監督賞は…

・・・ジミー監督が受賞!

司会「受賞した『MESITER』で、一番気に入っているところは?」

ジーン「上映時間が90分ってところですね」

  

  

映画製作の喜びと苦悩を描いた『映画大好きポンポさん』!

映画制作側の気持ちを知れば、映画を観る視点も変わるのかも!?

 

おしまい

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