2018年アカデミー賞作品賞含む3部門受賞!
ガサツなイタリア系用心棒トニーと、カーネギーホールに住む天才黒人ピアニストDr.シャーリーの 織り成す道中劇。
差別の色濃いアメリカ南部が二人を待ち受ける・・
グリーンブック完全ネタバレ!
用心棒・ミーツ・ミュージシャン
時は1960年代。
黒人への差別が色濃く残っていた時代。
トニーも御多分に漏れず、黒人への差別意識を持った男だった。
その差別意識は、自宅にきた黒人が使ったコップを捨ててしまうほど。
トニーの妻は、トニーの行為に呆れつつも捨てたコップを回収を裏で回収した。
そんなトニーに、とある契機が訪れた。
場末のレストランの用心棒として働いていたトニーだったが、店が閉店となったため、職を探す必要ができたのだ。
トニーは知人から仕事をあてがってもらうことに。
その仕事は、ドクターシャーリーという名のミュージシャンのおつきの運転手となることだった。
シャーリーとの面接へ意気揚々と向かうトニーだったが、シャーリーが黒人ということを知り、面接に来たことを後悔してしまう。
シャーリー「黒人のもとで働くことに問題は?」
トニー「別にないね。この間も家で黒人をもてなしたさ」
シャーリー「2週間私と南部へツアーに行ってくれ。週100ドル、私の身の回りの世話もしてほしい」
南部・・・・!!
トニー「週125ドル!お世話は無し、ドライバーの仕事だけならやってやるよ」
シャーリー「ご足労だった」
シャーリー「旦那さんを2週間も留守にさせて大丈夫ですか?」
奥さん「承知しました!」
旅立つトニーに「グリーンブック」が渡される。
グリーンブック。
それは、黒人が泊まることが出来るホテル情報が載った本。
二人の珍道中
シャーリーは3人組のバンドの1人だった。
シャーリーはピアニスト。
もう2人はチェロとベースを担当し、いずれも白人だった。
彼らとは別の車で同じ目的地へ向かう手筈になっていた。
主人公とドクターシャーリーは、同じ車で移動。
シャーリーは、トニーのずぼらな行動にイライラさせられることが多かった。
立ション、賭け事、ポイ捨て・・・トニーの素行は下品だ。
シャーリー「タバコは消してくれ」
トニー「煙は俺の肺の中に入ってるんだぜ?」
シャーリー「・・・」
トニー「・・・」タバコの火消し
ドクター「ありがとう」
イラついたトニーは、奥さんがトニーとシャーリーのために作ったサンドイッチを全部食べてしまう。
またトニーは、雑貨屋でひすい石をくすねたこともあった。
シャーリー「店に戻って、金を払え」
しぶしぶ店にひすい石を返すトニー。
シャーリー「 気分は?」
トニー 「最悪」
シャーリー「 私が石を買ってやろう」
トニー「もういらん」
しかし、トニーはシャーリーのために熱くなる男でもあった。
コンサート会場。
契約により、シャーリーの弾くピアノはスタンウェイというブランド物が用意されるはずだった。
しかし、現地に行ったトニーが見た物はブランド物とはかけ離れたゴミまみれの安物ピアノ・・・
ピアニストが黒人と知った業者が、あえて安物のピアノを用意したのだ。
キレるトニー。
業者に殴る蹴るの暴行を加える!
トニー「スタンウェイを探してこい!」
泣く泣く業者はトニーの要求をのみ、スタンウェイを用意するのだった。
しかし、トニーは愛妻家でもあった。
シャーリーとの旅の中でも、妻へ手紙を書くことをわすれなかった。
しかし、書いている内容はセンスのない文章ばかり。
コンサートは豪華、 スパゲティはケチャップをかけた中華麺だの、妻を気遣う文章はなかった。
ケンタッキー州にて。
トニー「ケンタッキー見つけたwwww ケンタッキー州のケンタッキーとか笑うわww」
トニーは、チキンを喰う喰わないでシャーリーとケンカする。
シャーリーにとってはファーストフードのチキンを食べるという習慣はなかったのだ。
車を運転しながらチキンを食うトニー。
シャーリー「手づかみで食べるとかどう考えても衛生面に問題があるだろう」
トニー「細かいな。お前も食え!」
シャーリー「・・・・結構美味いな」
トニー「ちなみに喰った骨はこうするんだ」窓からポイー
ドクター「HAHAHA」
主人公「HAHAHA」シェイクのゴミもポイー
ドクター「いや、それはねーわ。拾ってこい」
始まったばかりの用心棒とミュージシャンのふたり旅!
旅の果てに二人がみるものは・・・?
つづく
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