映画における論争のひとつ、海外映画を観る時に『吹替え』『字幕』のどちらにするか!?
このテーマを書いた映画サイトは多々あるものの、イマイチそのメリット・デメリットに踏み込んでないように感じます。。
えいの映画ブログが『7つのポイント』でディベート形式で徹底討論!
この記事の内容は、吹替派、字幕派の両方にケンカを売ってるからそこんとこヨロシク!
洋画は吹替えと字幕のどちらを観るべきなのか?比較すべき7つのポイント
と言うわけで今回は俺たちで、字幕派と吹替え派に別れてどっちが優れているか徹底討論しようとおもう
というわけで、「吹替え派」友人くん、「字幕派」たつろうで、吹き替え・字幕の良さを徹底討論してもらおうと思います!!
字幕派:友人くん
VS
吹替え派:達郎くん
監督の想い(キャスティング)は吹替/字幕のどちらが伝わるか
映画を作るにあたって映画監督が「こういう映画を作りたい!」て思いがあるわけだ
そして「その映画を作るためには、こういうキャラクターが必要」「そのためにはこの役者に出演してもらいたい」と流れるわけよ
吹替えはそんな監督のもっていた役へのイメージをぶっ壊してるわけだぜ?
字幕映画の文字数制限
吹替え派としてまずは言わないといけないのがコレ・・・
〇外国語音声の劇場用映画の場合の文字数制限
・通常は台詞1秒に対して4文字以内
・一度に表示される字幕は20文字までが基本
・1行あたりの文字数は10字(例外あり)
声優を使うことが「監督の持っていたイメージ」とやらを壊すなら、この文字数制限は「監督の言いたいことを阻害する要因」にはならないのかね?
・・・けどよ!しっかり文章推敲すりゃ制限内に収まるだろ!
ちなみに同じ映画でも「吹替え」と「字幕」で翻訳家が異なる場合もあるそうだが、後者の字幕翻訳家は戸田奈津子氏やアンゼたかし氏等の有名翻訳家をはじめ、20人程度しかいないそうだ
たった20人程度の組合で、本当に日本中の映画の字幕クオリティを担保できるものか・・・
“吹替え”と”字幕”の表現の比較
では、ここらで吹替えと字幕がどれだけ違うのか?具体例を見てみましょう
〇具体例 : フルハウス
海外のホームコメディードラマ。
友人の親をミスターT呼ばわりするキミーの発言。
・字幕
キミー「ミスターT、場をしらけさせたね」
・吹替え
キミー「ミスターTって・・・顔はのどかだけど鬼の父親だね!」
文字数が違うとやはり、言葉遣いの幅が出て、キャラクターのイメージが強くなりますね
〇具体例:ダークナイト
街中をソナー(探知)する倫理に背いた装置をバットマンが開発。装置を使って敵の居場所を特定するようにバットマンはお抱えの技術者ルーシャスへ指示をするが、ルーシャスは難色を示す・・・
・字幕
ルーシャス「強大なパワーだ」
バットマン「だからキミだけが」
バットマン「使える」
ルーシャス「分かりました」
ルーシャス「最後の仕事です」
ルーシャス「この装置が社内に有る限り私は辞めます」
バットマン「全て終わったら自分の名を打ち込め」
・吹替え
ルーシャス「一人の人間には重すぎる力です」
バットマン「だからあなたに任せる」
バットマン「あなたしか使えない」
ルーシャス「今回だけ・・・手伝いましょう」
ルーシャス「私の辞表と思って下さい」
ルーシャス「ウェイン産業にこれが有る限り、戻りませんよ」
バットマン「”終了”するときは・・・”あなたの名前”を」
声優さんのセリフのタメが緊迫感を出しています。”あなた”という言葉の選択が、バットマンが技術者をリスペクトしていることがわかりますね
世界では”吹替え”が多い?”字幕”が多い?
世界では「吹替え」で映画を上映している国が多いと言うことを
Wikipedia(吹替え)のページを見ると、下記の通りある
海外ではアメリカ、ドイツ、インド、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、韓国、タイなど一般に吹き替えが主流の国もある。
アメリカ人が吹替え映画を観ることを考えてなかったけど、確かにアメリカ人がヨーロッパやインド映画を観るケースが想定されますね
このように主要国の多くは、”吹替え派”なのだよ・・・
※識字率・・・文字の読み書きができる人の割合
日本は1443年に朝鮮通信使一行に「日本人は男女身分に関わらず全員が字を読み書きする」と言われたほど、古来より識字率が高い
映画の中に『俺、字が書けネェんだ』などと抜かしやがるキャラが登場する始末だろ?
この字幕映画という文化は、日本の識字率が高く、同時に日本人が文字に親しんできた証拠であり、海外へ誇るべき文化なんだ
〇ご参考
戸田奈津子インタビュー記事より
「日本人って俳優の声を聴きたい!って真面目な人が多いの。それに漢字は意味を示すから、識字率が高かった日本人にとって、字幕は理想的だったのね」
字幕版洋画を観るデメリット
大体字幕は、2時間も忙しく目ェ動かして、かったりーんだよ
なら、もう1度見てみろ。今度はじっくりまんべんなく、な
“注意”を意図していない別の所に向かせる現象だ・・
写真の”胸”は、映画でたとえるなら目線を集中させてしまう”字幕”・・・
であれば写真の右端に映ったキャラクターは、映画の映像・・・
たかだか1枚の写真全域を見られないお前が、字幕に夢中で映像を観逃していないとどうして言えるんだ!!
字幕版を観るメリット(役者の”生声”)
映画好きのなかには、『好きな俳優が出るから』という理由で映画を観る人も少なくないと思うんだ
そうなりゃ、好きな俳優の声を聴きたいのは当たり前だろ?
字幕なら、好きな俳優の細かい演技や 息づかいすら味わえる
だから字幕派には、俳優に違う声があてがわれるなんざ我慢ならねぇってことだ
吹き替え版洋画を観るメリット
■ライアン・ゴズリング
〇代表映画
・ラ・ラ・ランド(2016年)セバスチャン・セブ・ワイルダー 役
・ファースト・マン(2018年)ニール・アームストロング 役
■ライアン・レイノルズ
〇代表映画
・デッドプール(2016年)ウェイド・ウィルソン 役
・名探偵ピカチュウ(2019年) ピカチュウ役
しかし日本人にとっては外国人の顔の判別がつかないケースは多い
2時間の映画で似た顔の外国人が出てきたら、観る側は混乱してしまう
だが聞き慣れた日本人の声があてがわれていたらどうだ?
たしかにどっちがどっちだったけ・・・ってことはある・・・
まとめ:洋画と字幕はどちらを観るべきなのか??オススメはどっちだ?
というわけで字幕と吹替えの善し悪しについて語って頂きました
お互いに字幕のメリット、吹替えのメリットを知ることができたようですね!
結論
これからも字幕VS吹替え論争は続いていく
おしまい
コメント
素晴らしい着目点ですね!
難しい問題です。
ちなみに僕は映画は字幕、ドラマは吹き替えです。
いごっそうさん、ありがとうございます!
なるほど、観るものによって変わるパターンもありましたか。。!
実に有意義なディスカッションでした
( ̄∇ ̄ノノ”パチパチパチ!!
友人くん、タツローさんそれぞれの持論に感動した!!
ま、一番良いのは、ある程度英語が聞き取れればなんて事はないけど、字幕・吹替え両方いいかも‼️
かっぱさん、ありがとうございます!
字幕派・吹き替え派仲良くやっていきたいですねw