ネタバレ『映画僕が宇宙に行った理由』ZOZO前澤社長の真意とは?

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2023年12月公開『映画僕が宇宙に行った理由』をネタバレレビュー!日本の民間人として初めて宇宙旅行を体験した実業家のZOZO創業者前澤友作の想いとは?映画に剛力彩芽氏は登場する?




ネタバレ『映画僕が宇宙に行った理由』感想レビュー

正月の朝っぱらから「僕が宇宙に行った理由」を鑑賞。ZOZO元社長前澤氏が宇宙へ行くノンフィクションです。

前澤氏のことは「お金配りおじさん」とか「剛力彩芽氏」のことくらいしか存じませんでしたが、映画に登場するひたむきに宇宙の旅に向かって努力する前澤氏を観て彼への印象が変わりますね。

とは言ったものの私は別に前澤氏目当てではなく、あくまで宇宙に関するノンフィクション映画を期待して映画館へいきましたが充分面白かったです。説教臭くてBGMすらない静か〜なドキュメンタリーではなく、探究心を忘れない男の冒険活劇であり、場面に応じて観客の心を刺激するBGMが使われていて一本の映画として楽しめたのが良かったです。

映画のテーマは民間人の宇宙旅行。
民間人が宇宙へ行ける時代が始まったとは言ったものの、ワクワクする場面だけじゃなく見るだけで辛くなる訓練場面も沢山登場。

2015年、宇宙ステーションISSへロケットに乗って旅立った油井亀美也宇宙飛行士。それを現地で見た前澤氏が宇宙へ旅するまでの七年間を描くドキュメンタリーでした(生い立ち編もありましたが)。

ここからはネタバレ。

フライト270日前、ロシア基地で健康診断を受ける前澤氏とお付の二人の日本人。前澤氏と日本人Aが宇宙へ行き、日本人Bは同じ訓練を受けるもののあくまでバックアップクルー(補欠)というポジション。
三人の健康診断券結果は、全員まさかのNG。親知らずがあるから,目の裏に水が溜まっているから手術が必要など三者三様のNG理由が下りました。

しかし皆、それを解消してロシア式宇宙訓練開始。宇宙を題材にした漫画は「宇宙兄弟」など色々読みましたが、実際の訓練器具を見るとテンションが上りますね。

その中の一つが特殊なジェット機で上昇下降を行うと、機内で25秒だけ無重力状態を発生できるというもの。民間人だろうが、宇宙飛行士に混じってガチ訓練です。座学も習得しないといけないんですねえ、、前澤氏はいとも楽しそうに学んでいらっしゃいましたが、まだまだお金以外にも民間人が気軽に宇宙へ行ける時代はまだ来ないなあと感じました(笑)

宇宙服をつくるシーンなんてのもありました。専用の棺に前澤氏が入って、石膏のようなものを流し込んで宇宙服の型取りするというやり方で個人専用の服を作るんですね~。前述「宇宙兄弟」に登場するNASAでは、宇宙服は使い回しで、宇宙服の規格から外れる体格の方は宇宙飛行士になれない縛りがありましたが、前澤氏が属したロシアの施設とは勝手が違うのかな、と気になったり。

そんなこんなで訓練は進んでいきます。

前澤氏と宇宙へ行くのは、お付きの方Aとロシア人宇宙飛行士。え、三人しかいねーの?ここは驚きましたね。三人と言っても、日本人二人は観光勢ですからね(笑)ロシア人宇宙飛行士の方の負荷がすごく気になりましたが、彼は、、

ロシア人宇宙飛行士「若田宇宙飛行士から受けた恩を前澤氏に返したい」

とおっしゃっていました。

なにそれ、目茶苦茶カッコイイじゃん。
思いましたね、もう彼がいれば大丈夫だわ、って(何様)。

宇宙へ旅立つ三週間前から外界との接触を切られてる前澤氏たち。そしてフライトの日。

迫力の音や映像とともに、ロケットソユーズは宇宙へと飛んでいきます。地球から宇宙までたった8分。そのフライトを発射地点から2.5km離れた場所から見守る関係者たち。混ざりてぇ~~~みるがわであっても感情の高ぶりはスゴそう。。

そして、そのロケット打ち上げを見るメンバーの中にいるんですね。前澤氏のお付きの方Bさんが。今まで宇宙行きの訓練を受けてきたものの、あくまでBさんはバックアップクルー。欠員が発生しないとBさんはロケットに搭乗できないわけです。しかしBさんは、ロケットの打ち上げ成功を誰よりも喜び、涙を流してるんです。このシーンは私も目頭が熱くなるほど良かった!!
私のような器が小さい人間がBさんポジションなら、当日現地来てないかも(笑)

無事にISS宇宙センターとドッキングしたロケットソユーズ。前澤氏たちが色んな国の宇宙飛行士に迎えられるシーンも良き。宇宙から観た地球に国境がないように、ISSの中にもボーダーはなかった!!

そして始まる12日間の宇宙滞在記。
カレーやお魚を召し上がるシーンがあって、地上と同じもの食べていることにびっくり。

個人的には宇宙に行ってからよりは訓練している期間の映像のほうが面白かったかも。
前澤氏もおっしゃっていますが、あくまで自費の旅行扱い。他の宇宙飛行士のような、日本からの取材などで忙しいことはあれど、ロシア航空宇宙局からミッションを受けてるようではなさそうです。

宇宙空間ではマスコミの取材を受けすぎて辟易している前澤氏も見られました。
宇宙来たからといって、毎日どこが変わったか聞かれれもそんな変わることないでしょ笑 と応える前澤氏。

12日の宇宙旅行を終えた前澤氏は地球へ帰還
(地球へ戻る迫力のシーンもあり)。

地上に戻ったロシア人宇宙飛行士は「前澤氏は不可能なことはないと証明した」と語り、前澤氏と熱い抱擁。どこまでかっけーんだ、このロシア人のおっちゃんは。あなたに任せて良かった(何様)。

前澤氏の宇宙飛行が終わってたったニヶ月。ウクライナへロシア軍進行が始まってしまいます。

変わるものと変わらないものと。

宇宙から帰ってきて、大きくは変わらなかったけど、身の回りの出来事にちょっとした気付きが出るようになったという前澤氏。

前澤氏「ペット飼いたいな」

というセリフで映画は締められます。

大きな達成をしたにも関わらず謙虚な前澤氏。

誰もが気軽に宇宙へ行けるような時代が来たのならら、、、

その時はこのブログ管理人を起こしてください(笑)

宇宙キターー

  

おしまい

「僕が宇宙へ行った理由」には剛力彩芽氏は登場しません。




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