必ず家に帰すと神に誓った—-
インド映画興行収入歴代第三位!
2019年1月18日公開「バジュランギおじさんと、小さな迷子」堂々公開!
ネタバレあり感想レビュー(後編)です。
インドへの入国
風俗斡旋業者を退治したバジュランギおじさんと少女は、インド・パキスタン間の国境へ来ていた。
国境には鉄条網が張り巡らされ、当然ながらそれを越えることはできそうになかった。
国境の周りをうろうろする二人は、チンピラのブーアリと出会う。
なんでも彼はパキスタンとインドの国境を越えられる四つのトンネルを持っているらしい。
最初はトンネル使用料を求めていたブーアリだったが、少女の境遇をきくと無料でトンネル使用を認めてくれた。
トンネルを利用し、インドへ入国することができたバジュランギと少女。しかしバジュランギは バカ正直にも国境警備隊に入国の許可をもらいにいってしまったが故に捕まってしまう。
バジュランギの一途な思いにほだされたのか、国境警備隊は彼らのインド入国を認めるのだった。
カシミールへ
国境をくぐったバジュランギと少女だったが、巡回していた警察につかまってしまう。
しかし、連行された警察署には少女の故郷の意外なヒントがあった。
ヒントとは「卓上カレンダー」。カレンダーの写真に少女が反応を示したのだ。
手がかりをつかんだ二人は、スパイ容疑をかけられながらも警察を脱走する。
警察を敵にしてしまったバジュランギと少女だったが、その道中でバジュランギに共感した記者が一行に加わる。
3人は手がかりをつかむために、パキスタンの学校を目指す。
学校。
校長のじいさんに協力してもらい、カレンダーの写真を生徒たちに見せる。
じいさん 「この写真がパキスタンのどのあたりの写真か知っている者はいるかね?」
こどもたち「パキスタンてwwww スイスの写真だよwwww てか写真の下に『スイス』って書いてあるwwww」
じいさん「この写真はスイスだが・・パキスタンにもカシミールという似た場所はある」
警備隊「じーさんが、嫁一人(幼女)、娘2人(おっさん)を養うとは大変だなwwwww」
母親の手がかり
バジュランギに同行する記者は、バジュランギの旅路を動画にまとめ、TV局に放送してもらうよう公開を求めた。しかし全く放送許可は下りない。
記者「マスコミは『憎しみ』には飛び付く、でも『愛』には、、」
八方ふさがりとなった一行は、パキスタンのとある聖地へ向かう。神に祈りを捧げ、それから少女の母親探しをしようというのだ。
パキスタンの聖地で、バジュランギと少女は神に祈りをささげる。
一方記者は自身を撮影し、少女の母親探しをしている旨を一本の動画にまとめた。その際記者は一人の泣く女性ともすれ違う。
記者と合流したバジュランギと少女は、記者が先ほど動画サイトにアップロードした動画を観る。
そこにはなんと・・・
少女の母親が映っていた。記者がすれ違った女性こそが少女の母親だったのだ。
再会
警察に追われるバジュランギ一行は、カシミールの雪山を走っていた。
バジュランギは記者に提案する。
記者が少女を母の元へつれていき、自身は警察の追っ手をまくと。
渋々ながら同意する記者。
記者と少女はバジュランギと別れ、見事少女を母親と再会させた。
再会の様子は、動画で撮影し、動画サイトにアップロードをする。
記者はせいいっぱい主人公の行動を、その努力をネット越しに伝えた。
一方、バジュランギは雪山をひたすらに逃げていた。
しかし、無慈悲な銃声とともにバジュランギは倒れてしまう。
警察の捕虜となったバジュランギはインドへ強制送還されることとなった。
バジュランギは警察へ連れられ、インドとパキスタンを分かつ国境へ連行される。
国をまたいだ迷子を親元へ連れていく。バジュランギの偉業を誰も知ることなく、インドへ強制送還される---
そう思われたとき。
国境へ大挙する人の群れがあった。
それは、記者のアップロードした動画をみて、バジュランギの偉業に心打たれた人たちだった。
大勢の人達に見守られ、 バジュランギがパキスタンからインドへ国境を越えるその時。
母親に連れられた少女が現れた。
少女は熱い眼差しでバジュランギを見つめるも、バジュランギは少女に背を向けているため、気づかない。
彼が背を向けたまま行ってしまう・・誰もがそうおもったとき。
少女「おじさん!」
少女「ラーマ万歳❗️」
少女「 おじさん!!」
話すことができなかった少女が初めて声を上げたのだ。
バジュランギおじさん『声が出るようになったらおじさんと読んで?』
旅の始まりにバジュランギはそう少女にお願いをした。そして、長い旅の終わりに少女は応えてくれたのだ。
バジュランギおじさんは少女へ駆け寄り、彼女を抱え上げる。
パキスタンとインドを分かつ国境。
その国境は今は未だ冷たい雪に覆われている。
しかし、雪解けの日はきっと近い。
ドンパチありのハリウッド映画,恋愛メインの邦画(笑)もいいですが、たまには趣向を変えてインド映画もいかがでしょう!?
読んでくださってありがとうございます! では、またお会いできることを祈って。
おしまい
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