2023年8月に新宿MILANO-Zaで上演された【舞台ぼっち】ことLIVE STAGE【ぼっち・ざ・ろっく!】を初日に観劇してみた!出演者や会場の様子、ストーリーなどを余すことなく紹介します!アニメのあのネタは舞台にどう昇華されたのか??
舞台ぼっちLIVE STAGE【ぼっち・ざ・ろっく!】ネタバレ感想!面白い?
LIVE STAGE【ぼっち・ざ・ろっく!】とは
『ぼっち・ざ・ろっく!』(BOCCHI THE ROCK!)は、はまじあきによる日本の4コマ漫画。2022年10月から12月まで放送されたアニメが大ヒット。LIVE STAGE【ぼっち・ざ・ろっく!】とは、2023年8月に新宿MILANO-Zaで上演された『ぼっち・ざ・ろっく!』舞台。
舞台ぼっち・ざ・ろっく!キャストとTwittterアカウントまとめ
役 | キャスト | |
後藤ひとり | 守乃まも | |
伊地知 虹夏 | 大竹 美希 | |
山田 リョウ | 小山内 花凜 | |
喜多 郁代 | 大森未来衣 | |
伊地知 星歌 | 河内 美里 | |
PAさん | 堀春菜 | |
廣井 きくり | 月川玲 | |
後藤 ふたり | 津久井有咲 | |
〃 | 岡 菜々美 | |
後藤 直樹 | 澤田美紀 |
舞台ぼっち・ざ・ろっく!の上演時間は?
THEATER MILANO-Zaのある東急歌舞伎町タワー
17:15 開場
17:20 到着(私が到着した時間)
グッズ売り場はすごい人。100人は楽にいた。17:15前にグッズ売り場は営業開始してたのかな?
チケット(風の紙)とドリンク&ホルダー
17:30 THEATER MILANO-Zaの様子は・・・
18:00 LIVE STAGE【ぼっち・ざ・ろっく!】開演
20:38 上演終了。カーテンコール3回!その後、1階のお客さんは最前列から1列ずつ順番に退場
舞台版ぼっち・ざ・ろっく!ネタバレ
舞台ぼざろのあらすじ
・イマジナリーぼっちちゃんのダンス&ぼっちちゃんギター
・ぼっちちゃんのぼっちヒストリー
・下北沢での伊地知虹夏との出会い
・山田 リョウを加えて、結束バンド始動
・STARRYでの後藤ひとり、伊地知 虹夏、山田リョウの会話(ガコバナやバイトの話など)
・STARRYのバイトで伊地知星歌、PAさんとの出会い。ぼっちの哀しきバイトの日々
・学校での喜多 郁代との出会い。喜多のSTARRYバイトおよび結束バンド加入
・下北沢でのアー写(アーチスト写真)撮影の旅
・ぼっちの作詞。喫茶店での山田との会話
・星歌による結束バンドオーディション
・ひとりと廣井きくりの路上ライブ
・後藤家を訪れる虹夏と喜多
・台風の日のSTARRYでのライブ
・ライブ後のSTARRYでのぼっちちゃんと虹夏の会話
虹夏「ぼっちちゃんのロックを…ぼっち・ざ・ろっくを!!」
・劇終後のキャストさん勢ぞろい挨拶
・劇終後のライブ1曲
・カーテンコール
舞台版ぼっち・ざ・ろっく!感想:メインキャラクター
観劇したあの日・・・新宿にいたはずの私は下北沢STARRYにいた!!
アニメの展開を忠実に再現するぼっち・ざ・ろっく舞台。
アニメどおりに、いえアニメ以上に観る者を常に笑わせにかかってくる舞台でした!お客さんも声を上げて笑う笑う、かなりの頻度で笑ってました。
アニメのギャグの実写化に加えて、隙あらばレベルの高いオリジナルギャグも盛り込んでくる。
メインの4人ですが、皆さんとてもクオリティが高くてカワイイ。
- ぼっちちゃん/後藤ひとり(演.守乃まも さん)
常にうなだれてる雰囲気がぼっちちゃんそのものでそれだけで笑いを誘う。
ギターが上手い!!要所要所でソロギターを演奏するシーンで魅せてくださいます!
自室の風船を割りまくるぼっちゃん、キラキラ点滅するメガネをかけるぼっちちゃん、段ボールやゴミ箱はたまた浴槽に入ってバケツたっぷりの氷を注ぎ込まれるぼっちちゃん。
最後の最後まで、ぼっちちゃんらしく辿々しく(いい意味で)演じてくださっていました!
面白かったのはぼっちちゃんによるカーテンコール。
今まで私が鑑賞した舞台のカーテンコールってすべて役者さんが素で登場してたから、役(ぼっちちゃん)のまま登場してくだったのは新鮮だったかも。
「最後までたどたどしいのかよ!」とツッコミたくなるほどの、終始一貫ぼっちちゃん(笑)
- 伊地知 虹夏(演.大竹美希さん)
個人的には声質がキャストさんのなかで一番アニメ版の声に似てたとおもいます。映画キングダムの大沢たかおさん(王騎)ぐらいに「やべぇ、似てるぞ」とハッとさせるような(笑)
劇のラストでの【タイトル回収】シーンは大好きなのですが、アニメそっくりで感動しました。
明るく前向きな大竹美希さんの演じる虹夏、好きだ!!
- 山田 リョウ(演.小山内 花凜さん)
他の三人がかわいい系なのに比べて小山内 花凜さん演じる山田リョウは美人系で、他の三人より顔半分は背が高くスラッとしていらっしゃる。
劇中山田も美人設定だったので、現実に山田が存在するならこんな感じなのかも?と魅せてくださいます。喜多ちゃんが夢中になるのもわかるかも・・・
そして・・・
原作やアニメ同様、本当に「草」食べていらっしゃった笑
何の草だったのかしら。
- 喜多 郁代(演.大森未来衣さん)
距離感近いテンション高いかわいい陽キャ!
「キターン」が舞台で再現!オノマトペ(漫画のコマに登場する描き文字)が舞台に投影され、観客席を思わず目をそらしたくなる強めの閃光(ライト)が照らします。
まぶしっ!
喜多ちゃんを見るぼっちちゃんは、こういう気分だったのか笑 謎の感動すらおぼえます。
そして喜多ちゃんを演じる大森未来衣さんの歌唱力がスゴイ!!!
舞台役者なの??歌手なの!?!?どっちなの!?
結束バンドとしての歌だけでなく、お父さんからもらったお金でベースを間違えて買ってしまった謎歌も披露してくださいました(笑)。こっちのうたは結束バンドでの歌い方と違って、藤原竜也ばりに芝居がかった歌い方で上手いのに爆笑必至(笑)
舞台版ぼっち・ざ・ろっく!感想:舞台ぼざろはここがすごい!
アニメにおけるボケを舞台でほとんどやってくれたのでは?私を含め、来場したお客さんは笑ってばかりいました(笑)。
そして舞台ならではのオリジナルな面白さも!ぱっと思い出しただけでも・・・・
・後藤ふたりちゃんが黒子のお兄さんを見つけて「お兄さん何してるの?」と舞台演出を逆手にとったボケ
・舞台装置の大型階段を使って、ぼっちちゃんの妄想の中でミュージックステーションならぬ【音楽ステーション】が完全再現。アーティストとなった後藤ひとりとタモさんのインタビューが実現(笑)
・ぼっちちゃん考案のチェーン付きTシャツも現実に!!案外格好いいのでは??なおTシャツは販売しているグッズラインナップにはありませんでした笑
そして【舞台ぼっち】をより面白くする要素として欠かせないのは・・・、
7人のイマジナリーぼっちちゃん!!(笑)
アニメの変態するぼっちちゃんをどう舞台で表現するのか気になっていましたが、まさかぼっちちゃんが8人も舞台の上に登場するとは・・・
イマジナリーぼっちちゃんはピンクジャージの上に黒Tシャツにスカートという格好をしています。それにしてもイマジナリーぼっちちゃんの役割が多すぎる!笑
イマジナリーぼっちちゃん7人の役割
・ぼっちちゃんの心境にあわせて7人でダンスを踊ったり、ぼっちちゃん(本体)のピンチに痙攣をおこして倒れる
・舞台装置を動かす黒子(くろこ)として活動
・ギターを準備したり、ゲロ用洗面器を持ってきたりぼっちちゃんの身の回りを世話する。しかしぼっちちゃんのお弁当を盗んだことも…
・小道具をつかって、ストーリーを補足説明してくれる
例:ギターヒーローがなぜミジンコ以下のテクニックなのかをボードで説明
・親であるぼっちちゃんを称賛し、メンタルを保ってくれる
スターリーで働くことを決めた時だけはぼっちちゃん相手に露骨にガッカリ
・飲酒喫煙女遊びに目覚めたキノコヘアーの結束バンド4人に変態
・承認欲求モンスターと化す
・ギタ男(人形)を操作する
・ジミヘン(犬のぬいぐるみ)のアフレコをする
イマジナリーぼっちちゃんは後半やカーテンコールには殆ど登場しなかったので、きくりさんや星歌さんたちがイマジナリーぼっちちゃんの役を兼任していらっしゃったのかな?かなり動き回る役割だったので大変そうだ…
星歌さんたちについては、日を改めて追記したいところです!
舞台版ぼっち・ざ・ろっく!感想:ライブシーンで流れた曲は?
ライブがすごい!!凄すぎる!!!
劇中同様メイン4人の演奏と喜多ちゃんのボーカル。
演奏がうますぎる、歌がうますぎる!
THEATER MILANO-Zaの音響もそこらのライブ会場顔負けになるほどのクオリティ。空気がビリビリ震えて、おもわず立ち上がって歓声をあげたくなるほど。
そしてSTARRYライブの演奏曲はアニメより長尺で曲数が多い!!アニメではカットされてしまった曲も舞台で実現!
LIVE STAGE【ぼっち・ざ・ろっく!】で流れた曲目ラインナップ
・ボッチちゃんソロギター(複数回)
・お父さんからもらったお金でベースを間違えて買ってしまった喜多ちゃん謎歌(演奏なし)
・ギターと孤独と蒼い惑星
星歌によるオーディションで結束バンドが演奏。
・あのバンド(instrumental)
後藤ひとりと廣井きくりの路上ライブ。
・ギターと孤独と蒼い惑星
STARRYライブで結束バンドが1曲目に演奏。
・あのバンド
STARRYライブで結束バンドが2曲目に演奏。
・青春コンプレックス
STARRYライブで結束バンドが3曲目に演奏。アニメでは喜多ちゃんの「ラストの曲です!」と叫んだ後にカット、曲名紹介もなかった。
・なにが悪い(録音)
虹夏「ぼっちちゃんのロックを…ぼっち・ざ・ろっくを!!」後に流れる舞台エンディングテーマ。
・Distortion!!
終劇後のライブ!もっと聴きたい、とおもっていたところのライブが嬉しい!!
演奏前に後藤ひとり役の守乃まもさんが前説されましたが、物販で買ったグッズを周りに迷惑にならないようにライブ風に振ってください、とたどたどしく発言する様子に笑うw
2.5次元舞台としても完成しているのに、ライブだけとっても完成度が高すぎる!
「ギターと孤独と蒼い惑星」は劇中では失敗した扱いの曲目なので、観客側は拍手ができないのが辛かったですね(笑)お客さん一同空気を読んでシーンとしてました。
しかし、代わりに成功した曲目演奏後は割れんばかりの拍手!
ラストライブでは、舞台上で演奏するメイン4人のもとへ客席通路からサブキャラたちが乗り込んでいく展開があり胸が熱くなりました。
舞台版ぼっち・ざ・ろっく!感想:舞台装置
舞台を華やかにするもの・・・それは舞台装置!舞台ぼっちではこんな舞台がありました。これでアニメさながらのコミカルなシーンが完成!
天井から降りてくる装置
・STARRYの入口の電飾付き看板
・STARRYライブホールの天井の飾り
・ぼっちちゃんが遊んだ公園のブランコ
・山田のいた喫茶店電球
・プロジェクタスクリーン
結構頻繁に昇降します。ぼっちちゃんの心理描写などを投影(花園、ダムetc..上げればキリなし)。スーパーぼっちちゃん演出や、きくりの幸せスパイラルも再現(笑)
・歓迎!結束バンド御一行様とかかれたぼっち宅
・天から舞い降りるつちのこぼっちちゃん
これとは別に、ラジコンと化して舞台を走り回るつちのこぼっちちゃんもありました(笑)
・縦長のプロジェクタスクリーンx2
スタッフロールを流すなど、カッコいい演出に利用
などなど。黒子さんによって移動可能な舞台装置はこちら。
舞台上で移動可能な装置
・ドラムの乗ったステージ
・階段
STARRYや学校の階段を演出。
・下北沢駅の看板、自動販売機、ヴィレバン、串カツ中田の看板、etc
・後藤ひとりの部屋
ひとり作曲モード、アー写貼りまくりモード、虹夏・喜多歓迎モードに変貌。
・STARRYのカウンター
・アー写で撮影した大木が描いてある壁
などなど
あと、舞台には舞台を囲うような枠があります。↓こんな感じ・・(笑)
この枠(上の図の灰色部分)が非常にうまくいかされている!
絵が下手なのはご容赦いただきたいして…
虹夏とのロイン(LINE)のやりとりや、ぼっちちゃんのおどろおどろしい心理描写が映し出されるなど、決して飽きの来ない演出で飽きがこない!!うまいなあ・・・映像をひきたてるSE(効果音)も巧みに使われています。
そして、舞台全体の使い方もうまい。
アー写撮影のときにカメラをもった虹夏が舞台を所狭しと走り回るのですが、生の舞台がカメラに映った映像としてリアルタイムでスクリーンに投影されていました。これ、臨場感が増しておもしろかったです。
舞台版ぼっち・ざ・ろっく!まとめ
LIVE STAGE【ぼっち・ざ・ろっく!】千秋楽まで突っ走って下さい!!
観てないかたは、舞台版ぼっち・ざ・ろっくは配信でも視聴可能なのでぜひ!
メイキングのDVDがついたBlue-rayの販売も決定!
関連記事:舞台化したアニメ作品観劇レポート
おしまい
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