2021年1月15日公開『恋する遊園地』をネタバレレビュー!

恋する遊園地のあらすじ
この作品は、主人公の女性ジャンヌが、遊園地のアトラクションのジャンボに恋をしてしまうというお話です

母親の奔放なまでの恋愛歴が、ジャンヌを人間不信につなげて、モノに恋するようにさせてしまったのかもしれません
ですね、恋のゆくえ、というよりはジャンヌがジャンボに恋をすることで、廻りとの関係がどうなっていくかが本作のポイントです
そしてもう一つのポイント、それはレイティングがR15+(15歳未満の方の入場・鑑賞が禁止)であるということ
ジャンヌのヌードシーンが度々出てきますが、扇情的ではなく、あくまで芸術的に描かれています
ジャンヌの人間に対する愛、ジャンヌのアトラクションに対する愛の描き方の違いをじっくり楽しみましょう
恋する遊園地のネタバレ・感想レビュー
ジャンボとの恋
マルク(←)そんなジャンヌが出会ったのは、遊園地に新しく導入されたムーヴ・イットという名の絶叫マシン

ジャンヌは、夜の遊園地でムーヴ・イットの掃除をするんだ
ムーヴ・イットを磨く傍ら、どこからかカタカタ音がする
ジャンヌ「誰かいるの?」
するとジャンヌが去った後、ムーヴ・イットから光が放たれるんだ。。
―ジャンヌの家
遊園地のマネージャーの男マルクが、交友をはかるためにジャンヌの家にやってくる
ジャンヌの家・・・そこはミラーボールが回る不可思議な家
ジャンヌの作った作品(左にあるヤツ)どうやらジャンヌのお手製らしく、今はムーヴ・イットの模型をワイヤーで作っている
ジャンヌ「”もの”に心が動いたことは?」

ジャンボを思い浮かべながら、質問をふっかけるジャンヌ
マネージャ男「経験ないな」
けれどマネージャ男は、『命なきものよ。お前にも魂があり、僕らに愛を求めるのか』という言葉を教えてくれたよ
その言葉はジャンヌの心を打ったらしく、反すうするジャンヌ
ジャンヌの反応に手応えを感じたのか、マネージャ男はジャンヌに自分の気持ちを告げる
マネージャ男「君が好きだ」
ジャンヌはムーヴ・イットに『ジャンボ』という名をつけたんだ
―夜の遊園地
ジャンボジャンボが勝手に動き、乗っていたジャンヌをやさしく降ろしてくれるよ
ジャンヌ「誰かいる?」
ちなみに最後まで、ジャンボがひとりでに光ったり動いた理由は明かされません
あくまでジャンボが感情をもっているという理解で観た方が良さそうですね
ジャンヌ「ジャンボ、あなたなの?」
ジャンヌ「YESなら緑、NOなら赤に光って」
ジャンヌ「私のために、何かしてくれる?」
ジャンヌ「私をのせてくれる?」
ジャンヌ(女)とジャンボ(機械)
母親とユベール、ジャンヌとジャンボ
―母親の働くバー
ジャンヌ母親と見知らぬおっさんユベールが出会っていた
おっさん「君が欲しい」
ジャンヌ母に恋人が出来た傍ら、ジャンヌも自分の恋を母に打ち明けようとしていたんだ
ジャンヌ「会って欲しい人がいる」
ジャンヌ「好きな人ができた」
ジャンヌ「逢ったら、ママは『びっくり』っていう」
ママ「マルクでしょ」
首を横に振り、母親を遊園地へ・・・ジャンボの前に連れて行くジャンヌ
ママ「『種馬』はどこ?」
ジャンヌ「ふざけないで」
ジャンヌ「名前はジャンボよ」
ジャンヌ「恋愛はセックスだけじゃない」
ジャンボを紹介しないまま、ジャンヌは母親を非情にもジャンボに乗せる
ママ「相手はどこにいるの!?」
ジャンヌ「彼の動きを感じて」
ジャンヌ「運命の恋を!」
ママ「どういうことよ」
訳も分からず絶叫系マシンにのせられてかわいそうwww
―家
ママ「冗談よね!?」
ジャンヌの味方になってやれとは軽々しく言えないな・・・
ジャンボとの関係
―夜の遊園地
白しかない空間で、ジャンヌの裸身を黒い液体オイルが満たしていく・・・
―ジャンヌの家
ユベール「君の母さんは最高だZE★」
ジャンヌ「拒否しないで、話を聞いてほしい」
ジャンヌ「ジャンボも私にオーガニズムをくれる」
ママ「あなたが濡れたら機械(ジャンボ)はサビるわよ」
ママ「家から出て行きなさい」
ママ「機械を忘れるまで帰ってこないで」
シリアスなシーンなのは分かるが、ママのセリフのセンスがうますぎるw
―昼の遊園地
そんな中、ジャンヌはジャンボのもとへ駆け寄ってしまう
ジャンヌの異常な様子を見て、係がジャンボを非常停止!
追い払われて昂ぶったジャンヌは、チンピラとぶつかってにらまれるのも気にせず足早に去って行く
― ジャンヌの家
ママ「ジャンヌ、一緒に治そう」
ママ「 “存在しない彼”とは違って、”私”は存在するんだから」
ジャンヌのママ
ジャンヌ「”これ”が存在しない?」
自分が針金で作ったおもちゃをママに触らせるジャンヌ
ジャンヌは”人相手には感じない感情”を、モノに対して感じるらしい

―夜の遊園地
ジャンヌ「やめて、ジャンボ」
ジャンヌ「気分じゃない」
ジャンヌ「ジャンボ、構わないで」
しつこくアプローチしてくるジャンボを、ジャンヌは鉄棒で殴りつけるのであった
ジャンヌ「あなたを忘れたい。もう考えたくないから黙って」
ジャンヌは遊園地の係員宿泊施設に駆け込み、マネージャ男におきたことを説明するのであった
後編へ続く!!
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