ストーリー調ネタバレ【THE BATMAN】
2年目のバットマン
舞台となるゴッサムの市長がリドラ―に葬られるところから物語は始まります
映画『TENET』でも活躍したロバート・パティンソン演じるブルース・ウェインがバットマンになってから2年目の物語。
ゴッサムのことを「大きく、全ては見張れない都市」と表現し、闇夜に浮かぶバッドシグナルを「恐怖は武器になる」と信じるバットマン。
バットマン「俺は影に隠れてはいない」
バットマン「俺こそが影だ」
今までのバットマン映画では、昼はブルース・ウェイン、夜はバットマンに変身と、分別をつけた行動を取っていましたが、今作(THE BATMAN)では…
メインの性格がバットマンで、ブルース・ウェインはおまけになっていますね笑
昼のシーンすら少ないですし。
悪は絶対許さないマンとして暗躍するバットマン。
助けた相手にも「頼む、見逃してくれ・・・」と言われるほど。
そんなバットマンはゴッサム市警のゴードン警部補(演.ジェフリー・ライト)からは信頼を得ており、協力者として殺人現場にも招いてもらえます。
ただし、バットマンの存在はゴードン警部補以外には全然知られていない模様。
周りの警察官(な、なんだ・・このコウモリのコスプレ野郎は・・・)
みんなドン引き笑
バットマン「これが俺の正装なんだが?」
といわんばかりのバットマンは、姿を見せぬナゾナゾ怪人リドラ―(演.ポール・ダノ)との戦いに臨んでいきます。
ウェイン家の執事、アルフレッドもまた切れ者として描かれています。
アルフレッド「リドラーの暗号?」
アルフレッド「ヒマだったから解いておきましたけど、なにか?」
と言わんばかりの対応。
うーん、頼もし過ぎる(笑)
ブルース・ウェイン
恐ろしき怪人リドラーは、人を殺める度に暗号を残し、バットマンにその謎解きをもとめます。
リドラーのターゲットは、ゴッサム市警のサベージ本部長、コルソン検事など、ゴッサムを守護する者たち。
彼等はゴッサムに巣くう一大犯罪組織を検挙したと言われています。
そんな彼等を、容赦無く私刑執行していくリドラー。
人質の首に遠隔操作型爆弾をとりつけるなど鬼の所業も。
首に爆弾のついた人質「(爆弾装置を)切断できないかな?」
バットマン「首を切って良ければ」
・・・こっちも鬼かよ(笑)
バットマンにおのれの正義が有るように、リドラーにもまた信念があります。
バットマンを評価し、意味ありげに謎を出し続けるリドラー。
リドラー「真実を”2人”で暴こう」
リドラーはゴッサムで起きた一大犯罪組織検挙事件の真相にたどり着いており、事件のヒントをなぞなぞ形式でバットマンに解かせることでバットマンを真相に一歩ずつ歩ませようとしているのです。
謎を解きすすめることで、ゴッサムの一大犯罪組織検挙が茶番劇であり、今まで正義を執行していると思われていた人物たちは裏の人間とつるんでいたことがわかります。
捜査を進めるバットマン。
たどり着いたのは、アベ・マリアが鳴り響く廃墟。
リドラーの用意したプロジェクター映像が流れています。
映し出されるは、バットマンの父親であるトーマス・ウェインが市長選に参加したときの映像。
そして壁には「親の罪」という落書き。
ブルース・ウェインの母でトーマス・ウェインの妻であるマーサの両親は無理心中しており、マーサがアーカム精神病院に入っていたこと、それを暴こうとした記者をトーマス・ウェインがゴッサムの裏の支配者ファルコーネに記者殺害を指示したという疑惑につきあたるバットマン・・・
リドラー「父親の罪にどう報いる?」
ブルース・ウェイン「俺は父を善人と信じて戦ってきた」
正義の信念が揺らぐバットマンに、トーマス・ウェインは人を殺していないと言うアルフレッド。
アルフレッドは自身の推理を告げます。
トーマスは殺しを依頼したわけではなく、ゴッサム裏の支配者ファルコーネがトーマスの弱みを握るために記者を殺したこと、トーマスは自首しようとしていたのだと。
アルフレッド「その答えを日々探し続けてきました」
アルフレッド「あなたに戦いを教えたが、救えなかった」
アルフレッド「貴方に必要なのは父親だった」
アルフレッド「しかし私しかいなかった・・・」
ブルース・ウェイン「また同じようなことが起こるのが怖いんだ」
ブルース・ウェイン「大切な人を失うのが」
固く握手をするブルースとアルフレッド。
ウェイン産業も顧みずに復讐のために生きてきたブルースは復讐は無意味だと悟り、違う生き方を目指すようになります。
それは、仲間となったキャットウーマンが敵陣営のキャラを殺そうとした時にいう態度にもでています。
バットマン「一線を越えたら、あの男と同じになる」
まあ、それを言った後でも、バットマン自身は敵に容赦ない暴力を振るっていましたが(笑)
リドラー
裏ボス ファルコーネを警察へしょっぴくバットマン。
しかし、リドラーに狙撃されてしまうファルコーネ。
警察陣営は、狙撃の角度からリドラーの居場所を突き止めます。
ダイナー(レストラン)であっさり逮捕されるリドラー(笑)
物語を恐怖につつみこんでいたリドラーですが、素顔だとネットサーフィンが好きな単なるオタクにしか見えませんでした(笑)
素顔のリドラー「パンプキンパイが未だなんだけど」
リドラーの住まいで捜査をするバットマン。
警官官「いいんですか?バットマンが証拠を触っても」
ゴードン警部補「ちゃんと手袋をしてる」
ポイント、そこ??(笑)
結局最後までバットマンと警察間の信頼関係は構築できず(笑)
次回作ではもうすこしコミュニケーション能力をのばすよう頑張って欲しいところです。
収監されたリドラーに会いに行くバットマン。
ゴッサムの人々に真相を伝えることが出来たのは、バットマンと自分のおかげというリドラー。
リドラー「みんなが我々のことを忘れない」
リドラー「私だけじゃムリだった。私たちはいいチームだ」
バットマン「完全にイカレてる。お前はただのサイコパスだ」
リドラー「絶対こんなハズじゃなかった!」
リドラー「2人で仲良くみるはずだったのに!!」
友達が欲しかったのか・・・
リドラーは陰謀論者ぽいですし、私は仲良くなれそうです(笑)
バットマンになぞなぞを出すリドラー。
リドラー「黒くて、青くて、死んでるものなー―んだ?」
リドラー「おまえだよ」
サイコパスに ”死んでる扱い” されるヒーローとは(笑)
なぜか急に歌い出すリドラー(石田彰)。
石田彰「♪ア~~ベマリィ~~アァ~~」
映画館でちょっと笑ってしまいました。
ここで歌い出すとは、かなりの強靱なメンタルの持ち主(笑)
リドラーの住処を追加調査するバットマンは、カーペットの下に隠された暗号に気付きます。
暗号を解くことで、明らかになる鍵付きSNSアカウントのパスワード。
SNSではリドラーがフォロワーたちに犯行の協力を求めていました。
そして、ゴッサムで7つの爆弾テロを起こすという予告も。
バットマンがその真実を知るも時既に遅し。
窓の外では大爆発が起き、堤防の決壊した街は大洪水に。
そして・・・
ゴッサムを襲う・・・500を超えるリドラーのフォロワーたち・・・!
バットマンVSリドラーのフォロワーたち
いつもは平穏に暮らしている一般人が武装し、街を破壊する・・・
かなりのホラーなシーンでした。。。
秩序の破壊されていくゴッサムシティ。
現われるバットマン!
数多の名も無き兵士たちと死闘を繰り広げるバットマン、キャットウーマン、警察官たち。
キャットウーマンを襲った男を執拗に殴るバットマン。
ゴードン警部補「落ち着けって」
人には厳しく、自分はやりたい放題(笑)
街を襲う男に問うバットマン。
バットマン「お前は誰だ?」
モブ兵士「俺は『復讐』だ」
自分を省みることもなく、誰を恨めばいいかも分からず、破壊活動に徹するリドラーのフォロワーたち。
戦いの最中、バットマンは炎立ち上るたいまつを手にして民間人の救助活動を行います。
要救助者たちを導いていくバットマン・・・
バットマン<俺は意図しない影響を与えた>
バットマン<今の俺ではまだ足りない>
バットマン<人々を支えるには希望が必要だ>
ED後の監獄の一幕
― 牢屋
???「少なければ少ないほど価値のあるものなーんだ」
リドラー「・・・友達だ」
???・リドラー「HAHAHAHA!!」
リドラーさん、ジョーカーとおぼしき人と楽しそうな一時を過ごしております。
バットマンとは友達にはなれませんでしたが、楽しそうで何よりです(笑)
いかがでしたでしょうか。
バットマンの活躍をVSリドラーに絞ってご紹介しましたが、まだまだ 『THE BATMAN』 の魅力はたっぷり!
キャットウーマンと、実の父でありゴッサムの裏ボスファルコーネの対決や、バットマンとキャットウーマンのラブストーリーなど3時間にわたる今作『THE BATMAN』!
その活躍をお見逃しなく!
おしまい
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