リアルの恐怖とフェイクの快楽。
チェコの社会問題を描いた映画SNS-少女たちの10日間-をストーリー調でネタバレレビュー!
チェコの社会問題を描いた映画SNS-少女たちの10日間-をストーリー調でネタバレレビュー!
※写真は公式動画より
【感想】SNS-少女たちの10日間-
レビュー
映画、SNS ー少女たちの10日間ーを観て参りました。
観る方にとっては重くとらえてしまう内容かと思いますので、この記事では軽めにお話ししていきたいと思います。
あらすじ。
チェコの映画監督が女優を三人雇って、SNS上で13歳の振りをさせるところから映画は始まります。
なんでも、チェコの子どもたちがインターネット上で性的虐待にあっている現状から映画をつくろうとしたんだとか。
こちらが13歳と鯖を読む女性たち。
「さすがに13には見えんやろ」、というツッコミはおいといて。
13歳のSNSアカウントが完成すると、わらわら群がってくるんですね~、エッチなおっちゃんたちが。
おっちゃんたちは13歳の少女(実際は成人女性)にエッチな画像を求めたり、ときにはおっちゃん自身のエッチな画像を送りつけてくる。
おっちゃんたちと少女の実際のSkype通話をベースに、SNSの恐怖を描いております。
そこには本能のままに生きるおっちゃんたちの姿があった。
SNSで交流を求めてくるおっちゃんたちは全員もれなくエッチなのか?まともな大人はいないのか?子供たちがSNSを使うことに救いはないのか?
おっちゃんのやってることはもちろん恥ずべき犯罪です。誰が観てもそう思うでしょう。ただ、同意は得られないでしょうが、個人的にはおっちゃんたちにも同情してしまうところもありました。もしこの監督とスタッフが映画を作らなかったら、法を犯さなかったおっちゃんもいたんじゃないのか、と(笑)
、、、え?
「そんな感想をもつのは、お前自身もエッチなおっちゃんだからだ!」ですって?
そんなわけないじゃないですか、失礼な!
まったくもう・・
では、全編語っていきましょう!
【ネタバレ】SNS-少女たちの10日間-
SNS-少女たちの10日間-撮影開始!
- チェコの66%の子供は制限なくネットを楽しみ、その内の41%の子供は性的画像を送りつけられた経験があるという
撮影の7ヵ条
1.自分からは連絡しない
2.12歳であることをはっきり告げる
3.誘惑や挑発はしない
4.露骨な性的指示は断る
5.何度も頼まれた時のみ裸の写真を送る(偽の合成写真)
6.こちらから会う約束を持ちかけない
7.撮影中は現場にいる精神科医や弁護士などに相談する
おっさんたちとの地獄の交流
おっさんA「SEX は経験済み?」
女優「クラスの男子はみんなバカ」
おっさんA「みんな君のあそこに入れたがってるのさ」
監督「自分の欲望のために子供を利用しようとしている男たちがいる」
監督「けれど、そんな男ばかりじゃないんだよ」
女優「知ってるわ。私の彼はまともだもの」
変態たち
おっさんB「見てみたい?僕のペニスを」
女優「眠くなってきたわ」
おっさんB「じゃあおやすみ」
映画裏方スタッフ「このおっさんC知ってる!」
映画裏方スタッフ「子供関係の職業に就いているはずよ!」
女優「私、12歳だけど構わない?」
マルティン「僕は構わない」
マルティン「また話そう」
弁護士の見解
専門家「男の言いなりになって自分の裸の画像を送った子どもの中には、そのことを親に話すよりも死を選んでしまう子供もいるらしい」
おっさんD「精液を射出できなくて苦しいんだ~~」
おっさんD「助けてくれ~~」
おっさんD「君にはちんこがないから分からないんだ~~」
おっさんD「胸を見せてくれ~~」
おっさんD「君のせいで病院に行くことになるかも~~」
ハゲ弁護士「8種類以上の犯罪があった」
ハゲ弁護士「君らの相手をしている男は児童性的虐待で全員逮捕すべきだ」
ハゲ弁護士「しかしサービス提供会社はこれを 問題視はしない」
ハゲ弁護士「利用者が減って広告収入が減ってしまうからだ」
SNSに現われた救世主
20歳の男「頭いい子と話すのが好きなんだ」
女優「裸の写真送れという人もいるわ」
20歳の男「それは良くないね」
20歳の男「裸はプライベートのものだ」
20歳の男「愛する人だけに見せるべきだ」
イケメン!!!
20歳の男「何でも見せると言ってきた女の子をからかったこともあるんだ」
20歳の男「じゃあ君の『脳みそ』を見せてよ、って」
20歳の男「ムラムラしても動画サイトがあるし、知らない女の子の力を借りる必要はないんだ」
20歳の男「君の瞳は何色?・・・茶色か」
20歳の男「誠実なタイプだね」
20歳の男「何かあったの?」
女優「何でもない」