こんにちは、えいの映画ブログ管理人暇潰亭です。
2018/10/13公開のアンダー・ザ・シルバーレイク(Under the Silverlake)を観て参りました。
きっかけは、先日チューリップフィーバーを見たときに、この映画の予告を見たから・・・
アメイジングスパイダーマンを演じたアンドリューガーフィールドが出ている!
マリオのゲーム画面から始まる予告動画・・・
水着の美女・・・
どんな映画か全く想像がつかず、思わず映画館へ足を運んでしまいました。
その内容とは・・・
がっつりネタバレありで感想/レビューしていきたいと思います!
※スクリーンショットは予告動画のものです。字幕は気にしないでくださいね。
美女との出会い
カリフォルニア州 ロサンゼルスにあるシルバーレイク。
サム(アンドリュー・ガーフィールド)もその街に住む一人だった。
サム
親の仕送りを元に毎日をぐーたら過ごすサム。お客といえば、たまにくる自身の恋人だけだった。
そんな折、近所に一人のブロンド美女サラが住んでいることを知る。
サムは、サラの飼っている犬を話題にして、サラに近づくことに成功。
サラとキスを交わし、明日逢う約束を取り付けるサム。
人生を変える恋が始まったーーーーとサムは思ったのだが。
次の日、サムが見たものは・・・部屋の中が空っぽになったサラの家だった。
サラは一晩にして失踪してしまったのだ。
部屋の中に残されていたものは・・・壁に描かれた記号、人形とサラの写真が入った箱だけ。
サムは残された手がかりをもとにサラの痕跡をたどることを決めるのであった。
・・・・
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この世界は裕福な連中の生んだ暗号で支配されている?
美女の失踪事件の他に、サムの周りではもう一件の事件が起きていた。
それは住人たちの飼犬が何匹も殺されてしまうというものだった。
サムは偶然本屋で一冊の同人誌を見つける。同人誌には、話題の「犬殺し」について書かれていた。
興味を持ったサムは、執筆者であるシルバーレイクの住民(パトリック)に会いに行く。
パトリック
サムから話を聞いたパトリックは、失踪した美女サラの部屋に残された記号はヒッピーたちがつかうもので、『静観しろ』という意味だと即答する。
※ヒッピー(Wikipediaより)
1960年代後半にアメリカ合衆国にあらわれた欧米の伝統、制度などそれまでの考えかたにしばられた価値体系を否定する、ロマンティシズムやボヘミアニズムとならぶカウンターカルチャー(COUNTER CULTURE)の一派、およびそのムーブメント。
ヒッピー(参考)
パトリックは「世界は暗号だらけ」とサムに説く。
ヒッピーたちの暗号などは序の口で、有名な曲、都市伝説など、一般人たちは気付かないところで『暗号』は発信されているのだという。
サラが失踪した事件も含め、世界で何かが起きていると熱く語るパトリックだった。
サラの痕跡を追うサム。
痕跡を追う中で、「裕福な連中」の世界を何度も垣間見る。
『暗号』を発信し続ける『裕福な連中』とは何者なのか。
サラの失踪とどうつながりを持つのか。。
サラの失踪を探るサムに、『犬殺し』『フクロウのマスクを被った女』が迫る。
彼らの目的は何か。
恐怖におびえつつも、サムは真実を追い続けることを決してやめない。
更なる深層へ・・・
1つの報道番組が、サラ失踪事件を唐突に解決させた。
番組の内容は、失踪した地元名士の事故死を報道するものだった。
報道の中で映った麦わら帽子がサラの物だとサムは確信する。事故の死者は名士だけで無く女性3人だということが判明。
サムはサラの死を知るも、真相を追いかけることをやめなかった。
サムは何かヒントを得られることを期待し、地元名士の娘ミリセントと会う。
名士の娘ミリセント
サムはここまでの顛末をミリセントに話す。
ミリセントはサムの話を疑うことなく信じる。
なぜなら、ミリセント自身も誰かに命を狙われているというのだ。
ミリセントがサムと夜のシルバーレイクを歩く今も、誰かに追われていると言う。
追っ手を逃れるため、ミリセントとサムは湖で泳ぎ、密談する。
湖の中で、ミリセントは自分の父親の形見であるブレスレットをサムへ渡す。
追手はブレスレットを狙っているらしい。
ブレスレットを無事受け取ったサムだったが、追手による狙撃を受けてしまう。
銃弾の雨の中、運悪く被弾したミリセントは、湖の中で亡くなってしまう。
命からがら追手をまいたサムがブレスレットをみると、そこには「NPM 1 No.35 to No.37 H4⇒G3」と掘られていた。
そしてミリセント同様、作家パトリックも自宅で謎の死を遂げてしまう。
H4 ⇒ G3」はうろ覚え・・・ごめん
※暗号の一部が適当でいい理由はまた後で。。すみません汗
サラの死の真相を明らかにしたいサムは、またもや『鍵』を見つけた。
それは何の変哲も無い有名なポップカルチャーソング。
しかし、サムは持ち前の発想力と豊富な知識を生かし、歌詞の中の『メッセージ』にたどり着く。
歌詞に隠された暗号は、とある像の頭をなでてその場所で待て、というものだった。
像をなでたサムを一人の男が迎えにきた。
男は、「ホームレスの王」と名乗った。
「ホームレスの王」はサムを目隠しし、洞窟に連れて行く。
洞窟に着いたサム。
目隠しを外し、洞窟の中を奥へ進むと、そこには近代的な居住空間があった。
まるでシェルターのような・・・
しかし住人のいない空間で手がかりを得られなかったサムはその場を後にする。
暗号を隠したのは誰だ?
サムは暗号の鍵となった曲の歌手(イエス)と逢い、脅して真相を明らかにしようとする。しかし、イエスは提供された歌をうたっただけだという。
サムの疑いは、楽曲を提供した作詞家へ向く。
サムは作詞家と出会い、真実を教えるよう迫る。
作詞家は自分の生み出してきた全てのポップカルチャーソングには暗号が含まれていると語る。
作詞家おじさん
誰の指示を受けて暗号を世に放っている?
そう問うサムだったが、作詞家と争いになり・・・・サムは自らの手で作詞家を殺めてしまう。
真相~ 流石俺たちの任天堂!!
地元名士の娘ミリセントから譲られたブレスレットに掘られた暗号「NPM1 No.35 to No.37」の謎を解こうと知恵を絞るサム。
自分の部屋の中を見回したサムは「ニンテンドー・パワー・マガジン」をみつける。
NPM・・・
一致している。
「NPM1 No.35 to No.37」がニンテンドー・パワー・マガジン第一号(創刊号)の35ページから37ページを意味していることに気付いたサム。
35ページから37ページにはゲームのマップが掲載されていた。
マップは等間隔に区切られていたため、縦軸に数字、横軸にアルファベットを割り当てていく。そして暗号文の「H4⇒G3」へ丸印を付ける。
これだけではなにも分からない。
他に手がかりがないか探すサムの目にとまったものはコーンフレークの箱だった。
箱の中にはおまけとして、シルバーレイクの地図が入っていた。地図とのニンテンドー・パワー・マガジンマップを組み合わせると・・・
サムの住むシルバーレイクからハリウッドへ向かえと言わんばかりのメッセージが現われた。
ハリウッドの森の中をさまようサム。
そこで「///」という記号の書かれた岩を見つける。
以前パトリックにもらった暗号解読冊子によると、『ここは安全な場所ではない』という意味のようだ。
この場所にサラ失踪の謎の答えがあるーーーーそう確信したサムは歩みを進めていく。
サムがはあばら屋に住む1人の男と、3人の女を見つける。
彼らは白い装束に身を包み、穏やかに時間が過ぎるのを待っているようだった。
男はサムが見つけたシェルターは裕福な連中たちの墓地であると語った。そして自分たちは墓地へ入る前の禊ぎ(みそぎ)をしているのだと。
裕福な連中は、侍従とともに墓地へ入り、残りの生涯をそこで過ごす・・・
サムにとってそれは想像もしなかった答えだった。
サムは男たちにサラの写真を見せる。
男の話によると、サラも既に墓地のひとつに入っているという・・・
死んだはずの地元名士の侍従として。
墓地内へテレビ電話をかけられると知ったサムは男に頼み、TV電話をかけることを許される。
サラに電話するサム。
TV電話の向こうにいたのはまぎれもないサラ本人だった。
感極まるサム。
サラ「たった一度会っただけの人間(サラ)を探すためになぜそんなに賢明なのか」
サラは自分の疑問を口に出すも、サムが逢いに来てくれた事実に心を揺り動かされる。
サムとサラの電話は、たわいもない内容が主だった。
サラと逢えなくなったサムは自身の喪失感を語ると、サラはサムへ犬を飼うことを勧めた。
サラは地元名士の侍従として、若くして墓地へ入った。。
サラは涙を浮かべながら、サムへ問う。
「私の選んだ道は間違っていたのかしら」
その答えを持たないサム。
サラは優しく笑って、そっと受話器を置いた。
夢と現実の狭間で(エピローグ)
(字幕が「悪夢」なのは偶然ですw)