映画【トリツカレ男】をストーリー調にネタバレレビュー!!キャラデザがキモいので観るのを避けていましたが、【クレヨンしんちゃんガチンコ!逆襲のロボとーちゃん】の監督と知って鑑賞!泣かされる羽目に!
【トリツカレ男】ネタバレレビュー
さてこれを読んで下さっている皆様。皆様は今までに、何かに【取り憑かれたかのように】物事にハマった事はありますか?
それはドラマやアニメだったり、旅行や読書の趣味だったり、はたまたーー
この映画の主人公はトリツカレ男。いろんな事にハマってしまい、ハマっている間は他のことがおろそかになってしまう男。

トリツカレ男は過去に【外国語の勉強】、【探偵業】、【歌唱】やら数え切れぬものにトリツカレていた模様。【ネズミ】にトリツカレたときの影響で、ネズミと会話も出来ます。会話できるようになったネズミとは今も友人関係。
そんなトリツカレ男が、その魅力に取り憑かれてしまったのが、街に現れた異国出身の風船売りの女性ペチカ。

奥手なトリツカレ男は友人ネズミにケツを叩かれながらもペチカにアプローチをしていきます。
楽しそうなペチカ。しかしその笑顔に陰りを感じるトリツカレ男。友人ネズミの力を借りて、ペチカがマフィアのボスから借金をしていることを知ります。
マフィアのボスの趣味が虫集めであることを突き止めるトリツカレ男。貴重な虫を捕まえ、ボスにプレゼントすることで取り入り、ペチカの借金を帳消しにしてもらうことに成功。しかし、その手柄をペチカには決して伝えないトリツカレ男。その振る舞いにグッッときます。
しかしペチカの笑顔の陰りが消えないというトリツカレ男。陰りの原因は、ペチカにが異国に残してきた婚約者だと判明。

ペチカに執心のトリツカレ男はペチカの婚約者の存在にもめげることなく、探偵に取り憑かれた頃のコネを使い、婚約者の現状を突き止めます。
しかし突きつけられる婚約者は死亡していたという現実・・・。アイスホッケーのコーチを務めていた婚約者は、教え子とともに乗ったロープウェイが故障。生徒たちには安心させるよう目を瞑らせ、婚約者はロープウェイの荷重を減らすために自ら飛び降り、死亡・・・。
トリツカレ男は婚約者に変装し、ペチカに会います。変装は端から見れば丸わかりでも、ペチカは婚約者の正体が変装しているトリツカレ男であることに気づかない。それはペチカが婚約者に【トリツカレ】ているからなんだと明るく言うトリツカレ男。婚約者に変装したトリツカレ男は、ペチカには自身は感染病だから直接は会えないと嘘をつき、窓越しの逢瀬を繰り返します。
狂ったかのように婚約者になろうと蝕まれていくトリツカレ男。心底心配する友人ネズミ。ネズミのつぶやく一言にハッとさせられます。
ネズミ「トリツカレる期間が過ぎれば、君はペチカのことを忘れてしまうのに」
ペチカのために婚約者のフリをすることに執着するトリツカレ男は、友人ネズミのことも忘れていく。
友人ネズミは一計を案じ、マフィアのボスとペチカを出会わせ、ペチカを影ながら救っているのはトリツカレ男だと間接的に伝えることに成功。真実を知ったペチカは、トリツカレのもとへ雪の降る町を疾走。ペチカは本当は自分の婚約者が亡くなっていることを知っていた。そして心がそれを理解することを拒んでいる状態だった。
ペチカどころか婚約者にもトリツカレた主人公。彼にはペチカの婚約者が見えるようになり、婚約者にペチカのことを頼まれます。熱いラスト展開を繰り広げ、トリツカレ男とペチカは再会し、ハッピーエンドを迎えます。
【トリツカレ男】の見どころは?
トリツカレ男の一途で、狂気をはらむほどの美しい愛に心を打たれて泣きそうになりました、、キャラデザは映画が始まればすぐに慣れますね。むしろこのキャラデザが良いまである。
セリフの一部はミュージカル形式になっていました。皆さん、凄く歌声が綺麗で圧巻されます。
- トリツカレ男(佐野晶哉)
- ペチカ(上白石萌歌)
- ネズミ(柿澤勇斗)
他にも織田裕二のモノマネで有名な山本高広さんもマフィアのボス役で出てました。ボスの歌唱も良かったです(笑)
個人的に気になったのは、友人ネズミによる【トリツカレ男によるペチカへの思いはいつか消える】という発言。この伏線が劇中で回収されていたら映画館で泣いちゃったかも。回収されて欲しかったなぁ。悪い性格にトリツカレたね(笑)
おしまい






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