ドラマガリレオやジョジョの奇妙な冒険を担当した作曲家菅野祐悟氏が監督をつとめた【REQUIEM ~ある作曲家の物語~】をネタバレレビュー!映画公開前のコンサート感想とあわせて内容を語ります。
ネタバレレビュー【REQUIEM ~ある作曲家の物語~】
【菅野祐悟xけいちゃんピアノ&トークコンサート】へ行って来ました!
2025年2月26日、映画公開を記念して開催された【菅野祐悟xけいちゃんピアノ&トークコンサート】へ行って来ました!


コンサートは映画公開日の2日前。私がチケットを買ったのは前日(笑)。コンサート開催に気づけたのは運が良かった(笑)
なお会場ではREQUIEMのムビチケをもらえました。やれやれ…ムビチケとムビチケが被ってしまったな…
数多くのドラマやアニメの作曲を手がけ最近は名探偵コナンのBGMを担当していらっしゃる菅野祐悟氏とけいちゃん氏によるコンサート。けいちゃん氏は、、、すみません。存じませんでした。勉強不足で申し訳ありません汗
映画REQUIEMではメインのピアニストを演じる(実際にピアニストとして活動もしていらっしゃる)方だそうです。要注目ですね。
コンサートのお客様は女性が多かったです。おっさんは10人もいなかったんじゃ?とすら思えます。女性人気の高いお二人。
コンサート会場には、ド派手な赤いスーツの菅野祐悟氏と黒のストライプのスーツのけいちゃん氏。おふたりとも決まってました。
コンサートの曲目は、映画REQUIEMのBGMがメイン。その他は、
・キラキラ星アレンジ即興
・ガリレオ&ジョジョ処刑BGM&SP&サイコパス&カイジBGMメドレー
・「春」「夏」「秋」「冬」をイメージして即興演奏。春と秋を菅野氏が担当
・ストリートピアノの弾き方と調律されたピアノの弾き方の違い
・サイン入り本抽選会
・2月誕生日の方へ贈るアレンジ即興ハッピーバースデー
・レクイエム(映画の主題となる曲目)
・月の光
色々な曲のお二人のソロ、連弾を楽しめた満足のコンサート。
お二人ともキャラが立っててトークも面白かったです。
菅野氏「映画では、けいちゃんのキャラのBLをお楽しみください」
菅野氏「ムビチケ消化しよう。いっぱいあるもんね」
あと気になったのは、お二人のトーク中にサラッと映画のネタバレがあったような笑
主役の神野が死ぬことをコンサートでネタバレしてしまったような。果たしてどうなる?と思いつつ映画館へ。
ネタバレ感想【REQUIEM ~ある作曲家の物語~】
映画【REQUIEM ~ある作曲家の物語~】ですが・・・スゴく良かったです!
見所は4つ。
①音楽
②映像美・カメラワーク
③劇中の絵画
④脚本
①は作曲家が監督しているんだから当たり前だろ!と言われそうですが、そんな言い方しちゃもったいない。色々なジャンルの曲が贅沢に使われています。菅野祐悟氏ならではの、菅野祐悟氏がかつて生み出した曲とは異なるメロディを楽しめます。映画【REQUIEM ~ある作曲家の物語~】は、とある作曲家が友のためにレクイエムを創るという話しなのですが、苦心の末生まれたレクイエムは圧巻です!
②映像美・カメラワークがすごい。一つ一つのカットをそのまま切り出しても、まるで絵画のように独立した構図の美しさがある。色彩も鮮やかで、大きなスクリーンで楽しんで頂きたいです。
③劇中の絵画。映画の中には、主人公の作曲家が美術館へ訪れるシーンがあります。そこに飾られた絵画。スタッフロールに着目していたのですが、なんと!【劇中絵画 菅野祐悟】とあるではないですか!作曲家・監督に加え、絵の才能までおもちとは・・・
④最後は脚本(ストーリー)!まず申し訳ないのですが、観るまでぶっちゃけ話は期待していませんでした(汗)。曲が良ければいいや~くらいのノリでムビチケを購入しましたが…
菅野祐悟先生、ごめんなさい!かなり良かったです!
主人公は成功を収めた1人の作曲家のお話。しかし内心は、亡くなった天才音楽家の同級生神野との思い出に苦しみ精神科へ通う日々。元恋人や、製薬会社の社長、ゲイの部下、主人公に想いを寄せる女編集者を通して、神野との思い出を良きものと再認識していくという物語です。
どの人物も個性が際立っていて、脚本には叙述トリックもあり、幾重にも散りばめられた伏線回収も見事。
菅野祐悟監前作『DAUGHTER』も是非鑑賞してみたいです・・!
おしまい
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