17年ぶりに続編公開となった【劇場版モノノ怪 唐傘】！鑑賞直後の熱量で感想を書き上げてみた！どこよりも詳しくストーリー調ネタバレも書いてみた！
ネタバレレビュー感想【モノノ怪 唐傘】続編は？
レビュー感想【モノノ怪 唐傘】
17年ぶりに【モノノ怪】が帰ってきた！
映画が公開されることが決まった後は、声優交代や作画監督降板などネガティブな意味で騒動が絶えませんでしたが、それを払拭する映画内容でした！
制作会社も東映からツインエンジンEOTAに変わっているのか。
TVシリーズと変わらないところ、変わったところ、どちらも良い面に昇華されていたとおもいます。私の気にしてたポイントを書き出してみます。
- 薬屋の声優変更
TVシリーズで薬屋を演じたのは櫻井孝宏氏。映画では神谷浩史氏に変更となっています。
櫻井版薬屋は何を考えているか分からない怪しげでミステリアスな面が強かったですが、神谷版薬屋は喋るトーンに力強さも出ている感がありました。神谷版薬屋は初対面の女性(おカメ)からおにぎりをにこやかにもらうなど、櫻井版より人当たりもよくなったようにもおもいました（笑）
- キャラデザが一新
TVシリーズと映画版の薬屋のキャラデザの違い。
TVシリーズの薬屋
映画版の薬屋
比べてみるとかなり違いますね！映画を観ている最中は違和感なかったんだけどな(笑)。声も変わってるし別人レベル。大分スタイリッシュに、色遣いも明るくなっています。色遣いは、特に今回は「大奥」という華やかな舞台ですので、その雰囲気にあっていると思いました。新たな薬屋を受け入れられたのかは、映画を観た方に訊いてみたい。。
- ホラーテイストが薄まった
ＴＶシリーズでは【人柱になった少女】【自殺にみせかけられて殺された女性記者】という重い過去のある女性が原因でモノノ怪が発生していましたが、今回は全体的にホラーテイストが薄くなったように感じました。
今回のモノノ怪発生要因となった女性は、【大奥で鬱になった(自殺した？)女性】であまりその死について長々とは語られません。TV版より不幸度が低くない？というつもりはないですが、TVシリーズ並のホラーテイストを求めた方には少し物足りないかも？
- 女の子が可愛い
今回のメインキャラは大奥へ入るために状況してきたおアサとおカメ。
おアサ(cv.黒沢ともよ)
おカメ(cv.悠木碧)
あっけらかんとしたおカメと、おとなしくてしっかり者のおアサの仲良しぷりが愛おしい。
夜伽の間を目にしても、
おカメ「高まります!!」という性格のおカメ（笑）
隣の布団で寝るおカメとおアサのシーンも。
おカメ「アサちゃん、朝まで絶対手を離さないでね」
と仲良しなシーンも良き。
なお大奥には、2000人の女中がおり、天子(トップの男)に仕えられる女性は８人だけ。8人のうち数人が登場しましたが、やはり綺麗どころですね。
- BGM作曲者変更
TVシリーズでBGMを担当した高梨康治氏から、岩崎琢氏に変更。
高梨氏はNARUTO等で有名です。岩崎氏はシン・仮面ライダーなどをご担当。BGMがTVシリーズよりも重苦しさを感じるフレーズとなっていて、なかなかに好き。
- 【ナツノハナ】が聞きたかった
個人的な話ですが、TVシリーズのED【ナツノハナ】がメチャ好きでした。願わくば映画の中でも聞きたかったですが、それは叶わず。。
CITY HUNTERの【Get Wild】化してほしかった(笑)
ネタバレ【モノノ怪 唐傘】
舞台は大奥！上京してきたおアサ(cv.黒沢ともよ)とおカメ(cv.悠木碧)が物語の主人公。
大奥には独自の風習が。大奥にある井戸のクソまずい水を毎日飲むこと。大切なものを捨てること。祖母の形見のクシを井戸に捨てられてしまうおカメ・・・
大奥に入るためには女性かつ通行証が必要なので、薬屋(cv.神谷浩史)は入れてもらえず。薬屋が呟く。
薬屋「【形】を成した」
大奥でめでたいことがあった時に行われる餅引きという行事。正室が子どもを産んだために餅引きが開催されることになるも、通常ならば妊娠中に開催するのではと、なにやらきな臭さを感じる薬売り。
まるで仕事のできないおカメと違い、大奥で出世していくおアサ。個室を与えられたおアサは、部屋に人形が隠されていることに気づきます。その人形を取りに来たという美しき女性キタガワ(cv.花澤香菜)。身につけている着物から、高い地位ではと察するおアサ。そして始まる密やかな交流、、
おアサと対比的におカメの仕事っぷりはまるでダメダメ。濡れた鯛のぬいぐるみを干す仕事(なんだこの仕事は)を仰せつかっても、朝寝坊してやらずじまい。小姑的先輩(cv.ゆかな)にどやしつけられます。
小姑的先輩「いるのよね! ちょっと見た目がいいと天子様のお手つきだけを狙ってくるのが!!」
暴走する小姑的先輩。大奥の外では薬屋が目を見開きます。
薬屋「きた!!モノノ怪が出た!!」
通行証を持ってないにもかかわらず大奥に乱入し、所構わず天秤を設置しまくる薬屋（笑）たどり着いた現場にはミイラ化してしまった小姑的先輩と、気絶したおカメ。
薬屋「どうやら間に合わなかったようだ」
語る、薬屋。
薬屋「それは人のなせる技ではない」
大奥のボス的女(cv.小山茉美)「貴様、何奴!!」
薬屋「ただの薬売り」
薬売り「妖かしの名は、唐傘」
薬屋「【形】を得た」
ペラペラ退魔の剣について語る薬屋。
大奥のボス的女に、大奥に入るための通行証をもらえた薬屋。
犠牲者を出してしまいましたが、大奥ボス女は餅引きイベントが終わるまでは小姑的女先輩の死を隠す指針を打ち立てます。井戸の中へと遺棄される遺体・・・・
出世するおアサ。おアサの個室を訪れるキタガワ。
キタガワ「進むためには何かを捨てなくては。おアサさんは何を捨てるのかしら」
おカメのダメさ加減は治らず。とちくるった小姑的女先輩２(cv.甲斐田裕子)にイジメられるおカメ。おカメの長い髪を切るほど冷静さの失いっぷり。
すると部屋は亜空間となり、先輩２は異次元に連れて行かれそうになります。おカメのつんざく悲鳴!
駆けつけた薬屋が事態を収めるも、消えてしまった女先輩２、、、
過去の事件を調べる薬屋。かつて延期された餅引きに手がかりがあると思った薬屋は、関係者に原因となった女中の名を詰問。
薬屋「教えてくれ!!女中の名を!!」
命を絶った女中の名を告白する関係者。
関係者「元大奥室、、、キタガワだ!!」
おアサに近づいていたキタガワが、既に故人！
薬屋「【真】を得た!!モノノ怪が来る!!」
壁一面に見開いた目が映り、そして消えていく。
キタガワのおかげで自分の大切なものをにきづけたというおアサ。
おアサ「カメちゃんに話があるの」
そして餅引きの日。
毎日飲まねばならぬ水をすてるおカメ。
どでかい餅を乗せた山車が大奥の廊下をゆっくりと走ります。
そして華やかなイベントの裏では、おカメに解雇通達が、、、どうやらおアサがおカメをクビにした模様。
おカメのいないところで、悔やむおアサ。
おアサ「カメちゃんと一緒に御飯を食べたり、朝までおしゃべりしたかった、、」
おアサと大奥ボスの居る部屋へ現れ、危機感を高める薬屋。
薬屋「早く斬らねば、、まずいっ」
薬屋「【理(ことわり)】を、剣を抜かねばやられるっ!」
モノノ怪唐傘の次なるターゲットが大奥ボスだと見抜く薬屋。
薬屋「なぜあんたが唐傘に狙われる!!」
大奥ボス「わからぬのだ、、」
現れるキタガワ。
薬屋「唐傘現し世に顕現する」
井戸の下の空間へと異次元ワープさせられる皆。語られるキタガワの過去。
出世街道を進んでいたキタガワ。そんな折に部下をあてがわられる。しかし、部下は全く使えない人間で、キタガワは彼女をクビにした。
キタガワ「私は自分が乾いてしまったことに気づいた」
自分の行為を悔いて、次第に自室から出なくなっていくキタガワ。
キタガワの過去と、おアサの現実がリンクしていく。
深い闇へ飲まれそうになるおアサを救うおカメ。
おカメ「アサちゃん大丈夫ーー？」
おアサ「キタガワ様が教えてくれました。変わってしまってはダメだと」
おアサ「多分、キタガワ様は誰も恨んではいないと思います」
薬屋「【理】が示された。形、真、理」
映画限定版のフォームチェンジして、全くの別人の様相になる薬屋。現われたモノノ怪唐傘と対峙する薬屋。
薬屋「モノノ怪よ、還れ、、」
薬屋「一閃!!」
唐傘を倒し、元の姿に戻る薬屋。
井戸の周りには、小物アイテムがたくさん。キタガワの人形を手にするおアサ。
おカメ「アサちゃんの大切なものはって？」
おアサ「言えない、、//」
ー 大奥
おアサ「お勤め果たしてまいります!!」
皆「よいしょーーー!!」
ー 大奥の外
おカメ「長いお暇を拝領致します」
薬屋「未だ形が見えぬ」
宙を見上げ、何かに気づく薬屋。
二章 火鼠に続く！
って、マジかよ！！
【劇場版モノノケ唐傘】続編はある？続編はいつ？
TVシリーズでは２～３話で１章分だったので映画じゃ尺が長いんじゃ？と思ったら、まさか続くとは(笑)
確かに劇中で登場する疑問がなかなか解消されないとおもいまったら・・
【劇場版モノノケ唐傘】の疑問
・大奥の面々がつかえる天子とは？公式HPには「幕府の象徴かつ世を統べる最高位」とあるけれど…
・ちょっとだけ顔だしした津田健次郎演じる謎のキャラ
・キタガワは成仏したのか？
・大奥をクビになったおカメの行方は？おアサの今後は？
・ラストシーンで薬屋がみたものは？
など数々の疑問を残して終わった【劇場版モノノケ唐傘】！
・【劇場版モノノケ唐傘】続編
第二弾映画の名称は【劇場版モノノケ 火鼠】になるとおもわれます。2024年7月27日に都内で行われた【劇場版モノノ怪 唐傘】公開記念舞台挨拶では、第二章「火鼠」のアフレコが翌日(7月28日)から始まるとの発言があったようです。
意外に「火鼠」の公開は近いのか？続編情報に期待！
おしまい
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