ネタバレ【お前の罪を自白しろ】感想

映画

政治家一族を襲った孫娘誘拐事件。犯人の要求は身代金ではなく??映画【お前の罪を自白しろ】をネタバレレビュー!




ネタバレ【お前の罪を自白しろ】感想・解説

人の死なない政治x誘拐劇。

観たあとに色々ツッコミをしています入れたくなる作品なのは間違いないですが、主演の中島健人氏がかっこいいのも間違いない(堤真一が主役だったらごめんなさい)。

正義感あふれる政治家見習い中島健人の姪っ子かつ堤真一の孫娘が誘拐され、堤真一(闇)や中島健人(光)の持ち出す政治的駆け引きが見どころ。以降ストーリーに沿ったネタバレ。

政治家堤真一は金田明夫総理の腹心ポジション。ある日、孫娘(娘夫婦のこども)が誘拐されてしまいます。

しかし犯人から要求されたのは身代金ではなく「お前の罪を自白しろ」の声明。

犯人の要求通り会見をひらく堤真一。しかし告白したのはショボい罪でした。正義感あふれる息子、中島健人は実の父堤真一の態度に激怒。犯人もまた納得せず、人質を開放しませんでした。

二度目の会見を開く堤真一。官房長や金田明夫総理相手に「真実を告白するから特例措置で自分が逮捕されないようにしろ」「自分が政界から退いても息子たちを正解で出世できるようにしろ」と要求。しかしその要求はのまれることなく、堤真一は会見へ。

5年前に荒川橋建築の際、総理の建築業者のお友達の都合で、過剰な予算を使い場所を変更したことを暴露します。追い込まれる総理。また犯人は納得したのか堤真一の孫娘を開放します。

同時期中島健人は政治家しか知り得なかった秘密を何故犯人が知っていたのか探求。政治家角野卓造が噂の出どころだと突き止めます。中島健人は「あなたのやったことは総理への謀反だ」といいつつ「金田明夫総理についていても仕方がないから、将来総理になるであろうあなた(角野卓造)に付いて行く」と言います。

角野卓造「言うねぇ♥」

中島健人は父堤真一に三度目の会見を開かせます。その内容は、堤真一の議員辞職。そして堤真一の公約だった公共施設の移設を自費で行うこと。

会見後のとある日の深夜。

公共施設の移設予定地に二人組の犯人登場。埋めてあった遺体を掘り起こしますが待ち構えていた埼玉県警に取り押さえられます。遺体は犯人たちの父親。荒川の橋建設計画に乗っかった投機を試みたものの堤真一が荒川橋の建設位置を変えたせいで投機に失敗。親子仲違いした勢いで父親を殺して埋めていた模様。堤真一のせいっちゃせいですが、逆恨みこの上なしの誘拐事件ですね(笑)

真犯人逮捕で事件は解決。

ラストは政治家になった中島健人が、総理になった角野卓造を相手に審議追求するところで終わります。私の解釈では、正義感あふれる中島健人はダークサイドに墜ち、角野卓造と出来レースの答弁を噛ましているように見えました。父親堤真一と金田明夫総理の悪しき風習を結局踏襲してしまったという皮肉かと思ったのですが、中島健人ファンの我が妹は「正義の心を忘れていない中島ケンティーが角野卓造総理に果敢に戦っているのだ」と言ってました。真実やいかに(笑)

お金が原因で親父殺してるのに、誘拐が身代金目当てにならないのもちょっと釈然としなかったりツッコミどころは散見されますが、ケンティーがカッコいいってことでどうかひとつ。

  

おしまい




コメント

タイトルとURLをコピーしました