ウイルス(インディアンムービーウィーク)

映画

映画大国インドから話題の作品を紹介!

2020年9月18日(金)に公開されたインド映画『ウイルス』をネタバレレビュー!

友人くん
日本初上陸のインド映画!




  

『ウイルス』あらすじ

えい
あらすじはこちら

  

2018年のケーララ州カリカット。原因不明の高熱と嘔吐で病院に運び込まれた男性は、程なく死亡する。手当てをした看護師の女性も同じ症状で倒れる。未知の伝染病に人々がパニックに陥り、治療法が見つからないなかで、対策本部が発足する。

  

友人くん
なんというか・・・
友人くん
コロナ禍の今に観るべき映画って感じがするぜ・・
えい
ですね・・まさにどんぴしゃな内容でした
えい
それではネタバレいってみましょう!

  




  

『ウイルス』ネタバレレビュー

プロローグ

ー2018年のケーララ州カリカット

真夜中に鳴り響く電話

男性医師が受話器を取る

電話相手「医科大の人工呼吸器が足りません」

電話相手「患者が増えたらどうすれば?」

・・・

  

クラスタ感染

―フリット医科大付属病院

えい
ザカリヤという名の男性が担ぎ込まれてきたんだ
えい
彼は5日連続高熱の知覚異常
えい
血圧は230/120にあがり、ついには亡くなってしまう・・・
友人くん
物語の幕開けか・・・
えい
テング熱、日本脳炎といった既知の病気の症状とはどれも合致しない・・・
えい
そこへ同じ症状をもつ看護婦が病院に運ばれてくるんだ

  

看護婦(病人)「これは伝染病です」

看護婦(病人)「同じ症状の男性を診ました」

  

えい
医療に従事した看護婦も亡くなり、クラスタ感染を疑う医者たち
えい
院内に走る緊張――――

  

ニパウイルス

えい
ウイルスの名は『ニパウイルス』と判明
えい
未だワクチンや治療方法がないウイルスなんだ
えい
発症して15日で50~75%の確率で患者は死亡してしまう凶悪なウイルス・・・
えい
回復は運次第・・・
えい
医師達のとった策は、14人に増えた感染者達を隔離し、感染ルートを確認するというもの!
えい
感染症のことはマスコミにも公表し、人の集まりを避けたり、鳥や虫から菌を媒介しそうな果物の摂取を避けるように国民に指示を出すんだ
えい
交通も最小限にし、患者に接触した3000人をリスト化していく・・・!
友人くん
まるでコロナを予見したかのような映画だな・・・
えい
ですね・・・
えい
医療のトップである長官は、財界人からマスクや防護服を入手したと医療従事者を励ますよ

  

長官「皆にメモとペンを渡す。私についてきてくれるなら、メモに『YES』『携帯番号』を書いて欲しい」

  

えい
長官のもとに集まる『YES』と書かれたメモ!
友人くん
医療従事者には、本当頭が下がるぜ・・・

  

葬儀や偏見

えい
ニパウイルスによる死亡者は、家族と逢うこともままならないんだ
えい
遺体は布に厳重に包まれ、消毒液を振り掛けられ、ビニールでくるまれ、家族と逢うこともなく火葬されるよ
えい
時には火葬場からお断りされることも・・・
友人くん
どうするんだ・・・
えい
土葬にしたり、僧院サービスとやらで、まきを積み上げて遺体を焼いていました・・・
友人くん
すごいな・・・その辺で焼くのか

   

えい
罹患した人や、医療従事者は風評被害にも・・
えい
医者の息子は虐められる対象に・・・

  

息子「パパは『ニパ』なの?」

  

えい
どうやら息子は買い物に行っても、店の人から「ニパの息子には売らない」と追い払われてしまった模様・・・
友人くん
ここら辺はジャップ(日本人)も同じことやってそう・・・

  




  

感染源

ウイルスはどこから来たのか?

えい
科学的な説明をつけるべく調査する専門家たち
えい
生物兵器のテロではないか?という陰謀論も飛び出す始末
友人くん
コロナと同じ妄想が出てきてるな・・・
えい
ただ、WHOですらウイルステロの可能性があることは認めていて、『テロの可能性を考慮しないことは政治的に無責任』と劇中の人が言っていましたね
友人くん
なるほどなぁ
えい
色々な推測が飛び交う中、調査員アヌ登場!
えい
この調査員アヌが探偵役となって、感染経路を洗い直しをしていくんですね
えい
すると、全ての感染者は感染者0号ザカリヤから直接感染したということが判明!
友人くん
すごい調査だ!
友人くん
あとはザカリヤが何故発症したかだな・・
えい
ザカリヤの家に向かう調査員
えい
母親達に話を聞きますが・・・

  

ザカリヤ母「うちの子が病気をばらまいたの・・・?」

ザカリヤ母「調査を進めたらもっと皆がうちの子を憎むようになる・・・?」

  

友人くん
辛いな・・・
友人くん
感染者からすれば、調査という行為も感染者を陥れたいようにもみえてしまってるんだな・・・
えい
ひたすら聞き込みを続ける調査員・・・彼等を信じてひたむきに医療に向き合うお医者さんたち・・・
えい
そして・・・ついに・・・

  

これから

調査の結果、感染元はフルーツコウモリ(食用コウモリ)だと判明

有効なワクチンは開発するに至らなかったものの、ニパの感染は一段落を迎えた

感染の原因となったフルーツコウモリの写真を見せて、医療従事者はスピーチをする

医療従事「ここに写っているのはフルーツコウモリです」

医療従事「0号患者のザカリヤはフルーツコウモリに接触した可能性が高い」

医療従事「他の説はエビデンスがなく、うわさの域を出ません」

医療従事「この会場は、今は人で溢れている」

医療従事「少し前は皆で集まることが恐かった」

医療従事「私たちは手を取り合って、1つになって戦った」

医療従事「21人の死は取り返しが付かず、『痛み』をもたらした」

医療従事「彼等のなかには人を助けようとして疫病にかかってしまった人もいる」

医療従事「悲嘆に堪えない」

医療従事「しかし他者を思いやる気持ちが勝利への原動力でした」

医療従事「ここで宣言致します」

医療従事「私たちはここに『ニパ』を終息させたことを」

会場が歓喜の拍手で包まれていく・・・

 

感想

えい
実直に医療に身を捧げる医療従事者や、医者の目を盗んでニパウイルスに罹患した妻に付きそう夫、ニパウイルスを終息させるために戦う調査員、前向きなひとたちの想いが実を結んでいたところが感動です!
えい
・・・中にはクズも出てきましたがw
友人くん
www
えい
私たちが直面しているコロナも終息できるよう皆で頑張っていきたいですね
友人くん
だな!

  

おしまい

コメント

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