こんにちは、えいの映画ブログ管理人 暇潰亭です。
2018/10/8 公開のチューリップ・フィーバーを観て参りました。
じっくり内容まとめていきますね!
友人くん「特にアクションシーンもなさそうな映画だな。いつもドンパチやアニメ映画ばかり観てるお前がどうした」

管理人「チューリップバブル!!」

友人くん「は?(なに言ってんだコイツ)」

管理人「投資の本を読んだことがあるなら名前くらい効いたことがあると思うけど、1600年代のオランダで起きたバブルのことだよ。チューリップの球根の価格が暴騰したんだ」

友人くん「ほーん」

管理人「以降、バブルと呼ばれる現象はいずれも同じチャートを描くことで有名なんだ」

引用:https://indeep.jp/bitcoin-is-now-biggest-bubble-in-history/

友人くん「ホントだな~」

管理人「というわけで、投資用語が映画のタイトルになっていたので、興味があってみてきました。」

管理人「バブリーチャーミーな敵役~~~」


友人くん(もう投資やってないのに観に行ったのか。てかギャグ意味わかんねぇな)
登場人物紹介

ソフィア。
物語の主人公。修道院で勤めていたが、富豪に見初められて結婚する。

コルネリス。
富豪。自身の家系を終わらせないようにするため、主人公と結婚する。こう書くと嫌なヤツっぽいけど、いい人。下ネタ好き。

マリア。
コルネリス家のメイドさん。ナレーションでもある。本人も気付いていないところで、主人公によるトバッチリを食らう。

ヤン。
コルネリス夫妻の自画像を描くために招かれた画家。冒頭マジメに見えたが、クズ。

ジャック。
お魚屋さん。恋人であるメイドさん(マリア)に魚を仕出ししている。冒頭チャラ男に見えたが、作品内で最もいい人。

修道院長。
主人公を育てた。修道院ではチューリップを育てており、投資にも参加している。

ソルフ医師。
チョイ役。主人公に振り回される医者。セクハラするけれども、多分いい人。

ヘリット。
画家ヤンの友人。チョイ役と見せかけて、全てを破壊したガイジ。

友人くん「この8人で物語が進んでいくのか」

管理人「あとあと気付いたがアメイジングスパイダーマンのグリーンゴブリンの人がいた!すごいいけめんになってた!」

友人くん「おお・・・まじか!!どれどれ・・」
グリーンゴブリン時代。

今回。


友人くん(昔の写真が恣意的な気がする・・・)
高まれ!!チューリップバブル!!
17世紀のオランダ、アムステルダム。
チューリップの投機が盛んだった時代。


中でも希少な縞模様の入ったものは“ブレイカー(色割れ)”と呼ばれ、邸宅1軒分の価値にもなった。

そんな時代に生まれた主人公、修道女ソフィア。
物語はソフィアに結婚話が舞い込んできたところから始まる。



ソフィアを見初めたのは富豪コルネリス。
過去に妻と子供を失っているコルネリスは金銭でソフィアを買い、家系を絶やさぬようソフィアとの間に子供をもうけようと努めた。

当時の修道女の選択肢は、「結婚する」「売○になる」「修道女として生涯をおえる」しかなかったため、ソフィアはコルネリスとの結婚を選んだだけで、特に夫への愛はなかった。
コルネリスが自分たち夫婦の自画像を描かせるために、売れない画家ヤンを呼んだところから 物語は動き始める。


画家ヤンは、主人公ソフィアに魅了されていく。
ヤンの熱烈なアピールに飲まれるように、ソフィアもまたヤンに惹かれて逢う回数を重ねていく。


ソフィアが浮気を重ねる傍ら、ソフィアのメイド マリアは恋人であるお魚屋さんジャックと何度も逢っていた。
お魚屋さんジャックは マリアとの結婚を夢みて、結婚資金としてとっておいた18ギルダーをチューリップへ投資する。


お魚屋さんジャックが18ギルダーで購入したチューリップは、920ギルダーへ値上がり。
億万長者になったことに喜び、恋人のマリアに会おうとするも主人公ソフィアの浮気を目撃。ソフィアがフードを被っていたことから、ジャックはマリアが浮気したと誤解してしまう。
そして、儲けた920ギルダーを名も無き売・女に取られたあげく、ジャックはアフリカへ身売りされてしまう。

マリアは恋人のジャックが逢いに来てくれなくなってしまった現実を嘆く。
そして・・マリアは妊娠していた。
メイドをクビになることを恐れたマリアは、雇い主(コルネリス)の妻でもあるソフィアを勢いから脅迫してしまう。。
画家ヤンとソフィアの浮気をばらす、と・・・
コルネリスに浮気の事実がバラされればソフィアは身の破滅、マリア妊娠がばれれば彼女は路頭に迷ってしまう。。
脅されたソフィアの出した案・・・
それは、マリアの妊娠をソフィア自身の妊娠だとごまかし、出産にこぎつけること。


同時期、画家ヤンもまた、ひょんなことから知り合った修道院の力を得て、本業の画家の仕事をおろそかにし、チューリップ転売にのめり込んでいく。


管理人「出産シーンで、館の主人コルネリスが医者に話しかけるシーンが胸を打つんだ」

友人くん「おう、どんなんだ?」

コルネリス「(ソフィアの死か赤ん坊の死の)どちらかを選択しなければならないなら、妻を生かして子供を諦めてくれ」

管理人「過去にコルネリスは同じ状況で奥さんと子供を失っているんだ。。そのとき、妻の命ではなく子供の命の無事だけを祈った。信心深いコルネリスはそれが両人とも失った原因だと思ってるんだ」

管理人「ベッドシーンのコルネリスは自分のムスコ(下ネタ的な意味で)を兵隊さんと呼んだり、診察シーンの医者はセクハラまがいの診察をしてくるキャラクターなんだけどね」

友人くん「最後の一言よけいだよ」
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ミステリ:ソフィアの仕組んだトリック
今後の人生を夫コルネリスではなく、浮気相手である画家ヤンと過ごしていくことを決めたソフィア。
ソフィアの建てた策・・・・
それは、自分自身の死体偽装トリック。
出産のタイミングで疫病で死んだフリをし、棺のままヤンと合流すること。
こうすることで、自身はヤンと結ばれ、マリアはコルネリスの庇護を受けつつマリア自身の子供を育てられる(子供の親はコルネリス扱いになってしまうが)。
全てがうまくいくーーーーそう信じてやまないソフィアだったが。

棺のまま 彼氏の部屋へ運ばれるソフィア。しかし、当の彼氏ヤンはチューリップオークション会場の渦中にいるため、合流できない。
ヤンと逢えなかったソフィアを良心の呵責が襲う。
コルネリスへの良心の呵責から自宅へ戻るも、赤ん坊を抱いている主人コルネリスを見て自分の犯した罪を自覚する。
いっそ自分は死ぬべきなのでは・・・とおもい、入水自殺を試みるも決心はつかず。
上着だけを河へ投げ捨て、ソフィアはアムステルダムの街へ消えていく。


死体偽装の騒ぎが終わった後、お魚屋さんジャックがコルネリス宅へ足を運ぶ。アフリカから戻ってきたのだ。
屋敷で恋人であるマリアと再会を果たす。誤解からマリアの浮気を責めるジャック。

しかし、マリアは、自分の無実をジャックに伝えるためにソフィアの浮気をバラしてしまう。

真実を話す渦中、コルネリスもまたその話を聞いてしまう。
コルネリス「銀の皿や燭台をかうように、君(ソフィア)を買ってしまった」
家を絶やさない目的のためにだけ、ソフィアと結婚したことを後悔するコルネリス。
後悔に襲われたコルネリスは、ソフィアへの置き手紙を残してインドへ去っていった。

ヤンは、チューリップバブルに乗っかり、オークションでチューリップを売ることに成功。
しかし、書面上は取引が完了したものの、修道院長からチューリップを受け取って取引相手に渡さねばならない。。。!!
チューリップを渡すまでは、大金は自分の手に入らない。
チューリップの儲けを当てにしていたヤンだったが、借金とりに囲まれてしまう。このままでは、修道院長のもとへいけない。
ヤンに逃げられたくない借金取りの出した案は、修道院長のもとへヤンのかわりに友人ヘリットを使いに出すこと。

ヘリットは無事修道院長からチューリップを受け取ることに成功。
しかし、その帰り道でロバを虐めている業者を見かける。
ロバを虐めている業者を懲らしめ、街の人間にたたえられるヘリット。
お祭り騒ぎで酔っ払ってしまったヘリットは、お使いで受け取った球根をタマネギと勘違いして食べてしまうのだった。

ヘリットのお使いは失敗した。
チューリップが手に入らず、ヤンは手に入るはずの大金を逃した。

管理人「どの世界も、大事なものは失って気付くものだね」

友人くん「それにしてもこのオランダガイジはひどすぎる笑」

管理人「たしかにな笑」
エンディング(8年後)
豪商コルネリスーーー
心機一転インドで暮らしている。
移住先のインドで家族を作った。
ジャックとマリアーーー
無事に結婚。
何人もの子供がいる。
長女にはソフィアと名付けた。
女主人のソフィアには色々不利益をもたらされたが、それでもマリアにとっては尊敬すべき人間だったのは間違いなかった。
ヤンーーー
チューリップの取引をしていた修道院長から依頼を受け、教会の壁にフレスコ画を描いていた。
教会の中で賢明に働くヤン。
そこへ通りがかるシスターたち。
その一人は、他ならぬソフィアだった。
ヤンとソフィアはお互いに気づき、そっと微笑んだ。

管理人「アクションシーンはないけども、ミステリ要素もあって好きな映画だよ。個人的には2018年ベスト3にはいってくる」

友人くん「おお、まじか~」

管理人「まあぶっちゃけ今年何観たかが記憶がおぼつかないんだけどネ」

友人くん「大丈夫か・・こいつ・・」
完
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