感想【映画トラペジウム】は実話?青春狂想曲な話をネタバレレビュー! 

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乃木坂46一期生・高山一実の長編小説デビュー作「トラペジウム」が映画化!高校生活をかけて夢を追いかける少女たちの物語をストーリー調でネタバレレビュー!個人的には面白くなかった・・




感想【映画トラペジウム】は実話?青春狂想曲な話をネタバレレビュー!

感想【映画トラペジウム】

乃木坂46一期生・高山一実の長編小説デビュー作「トラペジウム」。

予告映像が面白かったので期待してましたが…

私には面白さが分かりませんでした・・・トラペジウム公開時点(2024年5月10日)時点で2024年は映画を50作見ましたが、個人的にはワースト3に入るレベル。ちょっと期待が大きすぎたのかも。

アニメ制作会社はクローバーワークスですが、同社が2024年6月に公開予定の映画ぼっち・ざ・ろっく!(総集編)も観なくてええか という気分にすらなる…

上映時間94分の前半はアイドルになるためにグダグダ、後半はアイドルになってからのグダグダやってる印象が拭えません。

主人公は女子高生東ゆう。

東ゆう

アイドルになりたくも、オーディションは全落ち。女子高生の仲間を集めてグループデビューを目論みます。

この主人公が野心家というより、性格の悪さが先に立ってしまって観客サイドの「応援したい!」「続きが気になる!」という気持ちが湧いてこない・・主人公の性格が悪いエピソードだらけです(笑)。

一番気になったのが、アイドル仲間を集め終えた主人公がボランティア活動で出逢った義足の少女と文化祭のコスプレイベントで遊ぶシーン。文化祭の客が「10年後のなりたい自分」にコスプレで扮し、写真を撮って貰えるというもの。義足の少女は最初アイドル衣装を手にとるのですが、主人公の表情を見て「あ…(察し)」となってアイドル衣装を主人公に譲ります。主人公のアイドルになりたい意志の強さの表現なのかもしれませんが、年下の子に空気読ませて衣装を奪い取るシーンにしかみえない(笑)。

可愛らしいキャラクターデザインと主人公の性格の悪さが悪い方に作用してる感。

あとはストーリーも場面転換が早く、もっとワンシーンを長く見せて欲しい。こんなギスギスした人間活動を続けてまでアイドルになって何があるんだ?という感想のまま映画が終了してしまう感がいなめません。もうちょい話しを頑張ってほしかったですね。




  

ネタバレ【トラペジウム】

あてもなく他校を訪れて、お蝶婦人ぽい華鳥蘭子とテニスバトルをする主人公。テニスシーンも、主人公の目的に関する説明も無しで、話の向かう先が読めません(悪い意味で)。

【トラペジウム】華鳥蘭子
華鳥蘭子

お次の仲間集めは、ロボコンに出たことで有名になった女子高生大河くるみ。くるみと知り合いだというカメラ小僧を利用して、くるみと友人になることに成功します。

【トラペジウム】大河くるみ
大河くるみ

ここでようやく主人公の心の声を通して、主人公の目的がなんとなくわかってきます。

どうやら主人公はアイドルになりたいにも関わらず、オーディションにことごとく落ちてしまった模様。可愛い女子高生を集めて、グループ組んでアイドルになったろ!という結構ゲスな目的。既に知名度がある大河くるみは利用しがいがあるぜ!!

…というもの。
何故か「東」「西」「南」「北」高からそれぞれ一人ずつ集めようとしています。

二人を仲間にして集めるべきメンバは残り一人。という段階で、主人公は偶然昔の同級生亀井美嘉と再会します。

【トラペジウム】亀井美嘉
亀井美嘉

主人公(まあコイツでええか・・・・)

的なことを思いながら、亀井を仲間にいれる主人公。

亀井が加盟(笑)したことで、四人が揃った!

良い子ちゃんの亀井はボランティア活動をやっており、主人公は「ボランティアをやればTV取材がくるんじゃね?」という性根で皆でボランティアへ参加します。

すると主人公の目論見が当たりまくり、4人は ただの女子高生→深夜枠TVの賑やかし役→アイドル枠→アイドル事務所所属 とのし上がっていきます。そうはならんやろ!というレベルでサクセスストーリーを紡いでいきます(笑)。

のし上がっていくに連れ、主人公の性格の悪さも仲間内でも露呈していきます。亀井はネクラなので、性格の良いお蝶夫人と大河くるみが癒やしだぜ…

こうしてアイドルデビューした4人でしたが、亀井に彼氏の存在が発覚(笑)

事務所のおっさん「亀井には彼氏と別れるように言っといたわ!」

くるみ「そこまでいうこと?(愕然)」

くるみとお蝶夫人は亀井の肩を持ちますが、主人公は亀井にブチ切れ!

主人公「彼氏がいるなら友達にならなきゃよかったよ!!サイテー!!」

仲間3人のことを駒にしか思っていない主人公。

仲間内のギスギスした関係、忙しすぎるアイドル活動を通して、発狂してしまう大河くるみ。優しいお蝶夫人がフォローしてもダメ。

ついに主人公以外の3人は事務所を退所してしまいます。

ここら辺起きてるイベントは大きいんだけどすごい淡々と話が進んでいくかんじが否めない…原作小説見とかないと話しわからんのかな?




主人公に問いかける事務所のおっさん。

事務所「他の3人は退所手続きすんだけど君はどうする?」

んなこときかれたら、辞めるしかないじゃん笑

失意の主人公。

主人公「私って嫌なやつだよね」

うん、知ってた(笑) ていうかこの映画、主人公の性格の悪さの描写しかしてないから笑

主人公をフォローする母。

母「そういうところも、そうじゃないところもあるよ」

いやいや、何だこのフォローは!笑 そりゃそうだろ、としか言えない。もうちょいまともな台詞回しないのか笑

反省した主人公はまず亀井の家へ。

語られる亀井の過去!亀井は主人公と同級生だったころ、クラスでイジメられていた…当時の亀井を救ってくれたのが主人公だったらしい。

長髪「私はあずまちゃんのファン第一号だったんだよ」

そうすか。

皮肉にもグループ解散後に、主人公たちのグループのCDが発売。CDをもった主人公はグループ活動をしていた頃によくメンバーで集まった公園へ。

するとどうだろう! 他の3人もCDをもってやってきたではないか!(驚愕)

アイドルだった頃の話をし、互いに謝罪し合う皆。

解散したけどアイドルやってよかった!地球に生まれてよかった~!的なことを言ったり言わなかったりして笑い合います。

数年後。

主人公は再び夢を叶え、人気アイドルグループの一人になっていました。当時のアイドル仲間亀井、大河、華鳥に会いに行く主人公。

大河くるみと同級生だったカメラマンの写真展へ向かう4人。

その写真展には、自分たちが女子高生だった頃の写真…文化祭で笑いあっているアイドルになる前の自分たちの写真が飾られていました。

そのタイトルは・・・【トラペジウム】

<トラペジウムの意味>
1. 不等辺四辺形。 どの二つの辺も平行でない四角形。
2. オリオン星雲の中にある四つの重星。

EDは劇中で主人公たちが作詞した曲が流れます。

まあ、おっさん(私)が見ても若い子の感性がわかるわけねーだろって話ですよね。すみません!

    

【トラペジウム】入場者特典

映画【トラペジウム】来場者特典として、ポストカードがもらえました。主人公のイラストと謎ポエムが載っています。

【トラペジウム】入場者特典

   

【トラペジウム】聖地は?

「城州駅」「岩富駅」という駅舎が登場しました。この駅舎は実在しないようですが、モデルになっている駅はあるのかもしれません。

  

おしまい




コメント

  1. 匿名 より:

    大学生ですが全く同じ感想を抱きました

    • えい より:

      読んで下さって有り難うございます!
      私の思考が老害化していたわけではないようでよかったです・・笑

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