『バッカーノ!』『デュラララ!!』の成田良悟が描き下ろしたスピンオフ小説が映画化!個性豊かな面々がひしめく風変わりな町、そこで暮らす少女の青春群像劇!同日公開【クラカガリ】もあわせてレビュー!
【映画クラメルカガリ】ネタバレレビュー!クラユカバとのつながりは?
【映画クラメルカガリ】感想レビュー
映画クラユカバのスピンオフとして、同日公開された【クラメルカガリ】。
クラユカバのスピンオフゆえ、同じくレトロで摩訶不思議な世界観が楽しめます。
私の好きなポイントは、オーイシマサヨシさんの主題歌と、主人公の少女カガリ!
佐倉綾音さん演じる眠そうな目のつかみ所の無い性格の主人公カガリなんとも可愛らしい。
2024年3月に亡くなった寺田農さんの遺作でもあり、ラストには弔事の言葉も流れました。
【映画クラメルカガリ】クラユカバとのつながりは?
映画クラユカバとのつながりは特に無し。共通して登場するモブ登場人物が二、三人いたかな?という程度です。
「ムシクイ」と呼ばれる地盤沈下によってうまれた洞穴。そして「ムシクイ」の情報を地図に書き加える商売を生業とする「ツムギ」の女の子が主人公。少女の名前はカガリ。穴に潜っては地図を書いています。
「箱庭」と呼ばれるレンガで囲われた広大なエリアで暮らす人々たち。カガリには、地図作りの仲間のユウヤがいました。
カガリは地図を作っては古本屋のおじさんに売る生活をしていましたが、箱庭の用心棒組織コマイヌと、アングラ組織イシザルの対立に巻き込まれていきます。
イシザルが作った昆虫型ロボ「アブラムシ」に危機に陥れられる街の人々。仲間だったはずのユウヤもイシザルの下についてしまう。
街の人たちを裏切りながらも、カガリに遠回しの告白をするユウヤ。
ユウヤ「俺と一緒に来ないか?さっさと捨てようこんな場所」
しかしあっさり振られるユウヤ。
コマイヌ陣営は、ネズミ駆除ロボ「ウシガエル」でイシザル陣営を撃退します。
イシザルには足蹴にされ、カガリには想いが伝わらないユウヤ。失意のユウヤはムシクイに落ちそうになるも、カガリによって救われます。
ユウヤ「どうして俺を助けた?俺は裏切り者なのに」
カガリ「前に言ってたよね?早く何処かに行きたいって」
カガリ「何処かへ行っても地図作るのをやめないで欲しいなって」
ユウヤ「どうして?」
カガリ「ユウヤくんの作る地図が好きだから」
カガリとユウヤの今後に観客が想像を膨らませたところで映画はおしまい。
おしまい
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