【感想レビュー】劇場版名探偵コナン100万ドルの五稜星のココが気に入らない! 

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2024年GW公開劇場版名探偵コナン100万ドルの五稜星のココが気に入らない!【黒鉄の魚影】が好きすぎて【100万ドルの五稜星】のアラが気になりまくる・・気になる箇所をまとめてみた!




【感想レビュー】劇場版名探偵コナン100万ドルの五稜星

SNSでも高評価ばかりの【劇場版名探偵コナン100万ドルの五稜星】!ただし個人的には立川監督と櫻井脚本家が生んだ【黒鉄の魚影】が好き過ぎたせいで、【100万ドルの五稜星】はあまり面白く感じませんでした…

個人的に気に入らない/つまらない箇所をリストアップしてみました。

【映像】函館に被害がない

コナン映画は映画主要の建物が破壊されてしまうイメージが強いですが、今回は、函館市内を襲ったのはスタングレネードの閃光と街を避けたセスナ機落下くらいで、特に建物が破壊されるような被害を受けていない印象。もっと壊しても良かったのでは?(笑) 函館市に「フィクションでも実在する建物を壊すんじゃねぇぞ」と念押しされていたんでしょうか。

  

【楽曲】キッド登場のテーマがダサすぎる

アニメ【名探偵コナン】のBGMを長らく担当された大野克夫氏。第25弾【ハロウィンの花嫁】から菅野祐悟氏にバトンタッチしましたが、今までのコナンBGMらしさはないものの【黒鉄の魚影】では黒の組織による緊迫感あふれる重厚感ある曲調が素晴らしかったです。

ただ・・・

今回は怪盗キッドがメインキャラクターですが、キッドならではのBGMの良さをあまり感じない・・怪盗キッドが登場するシーンの曲は、サーカスで流れているような曲調であまり格好良くない。間抜けぽさすら感じます(キッドがシリアスキャラではないことを差し引いても)。大野克夫氏がつくったキッドのテーマを踏襲した曲にしてほしかった。。

箱館奉行所のラストバトルでメインテーマとともに怪盗キッドが登場する(死の商人の太った部下がキッドに変身する)シーンは、曲は最高でした。




  

【映像】前作よりクオリティが低く感じる

完全に個人感想レベルですが、「あれ、ちょっと作画が・・」とおもったシーンがちらほら。いつもは作画は【青山剛昌先生作画】を探すくらいしかしないのですが。

・五稜郭タワーでヘタれた小五郎をかつぐ蘭が「どうしたの和葉ちゃん」と問うときの顔
・本編中盤でコナンと平次が町田正徳の日記の提供を園子に頼み込んだときの、園子の顔
・セスナ機から落ちる平次の顔

  

【脚本】服部平次に知性を感じない

今回の服部平次は、遠山和葉のことで頭がピンク色になっているためなのか、知性を感じない・・特に気になったのは下記の3つ。

①警察署の中庭の車が爆発したときの一言。

 平次「うわ…爆発…」

②鬼丸のカッコイイ登場に水を差す。

 鬼丸「悪いやつが大勢いると聞いてやってきた!」

 平次「誰やあの人」

③セスナ機備え付けの爆弾を躊躇なく函館市に落とす。

③はいいとして、①②はもう少し脚本なんとかならなかったんだろうかとおもってしまいます。②は折角YAIBAのキャラクターが登場したのに、「誰やあの人」て…(笑)映画館に来た客の代弁なのかはわかりませんが、鬼丸が登場してテンション上がった方にとっては要らない一言。

あと①!映画をもう1度観る機会のある方は注目してみてほしいです(笑)。「あのレベルだと【爆発】と呼ぶのも差し支えるのぉ」くらい思ってそうなテンションの発言が気になるはず。もっと体全体を使って、「うわぁ!爆発やぁ!」とリアクションをとってほしい(笑)

   

【脚本】キャラ下げが多い

前述の服部平次は一旦置いておいて、キャラ下げが多いように感じます。今回気になったのは、西村刑事。鞘に指紋があったという理由で容疑者を逮捕していましたが、原作回でこんな脳筋キャラだったか?同脚本家さんで気になったのは下記。

 ・遠山和葉⇒「大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー」で特撮オタにされる。

 ・鈴木園子⇒「紺青の拳」でヒステリーを起こすキャラと化す。

 ・佐藤美和子⇒「ハロウィンの花嫁」でヒステリーを起こして、公安刑事に暴行を加えて謝りもしない(櫻井脚本だと「さっきはごめん」と誤ってくれるイメージ)。メインなのにモブの活躍の方が多い。

 ・伊織無我 ⇒「100万ドルの五稜星」にて知能レベルが愕然と下がる。元公安の切れ者が、スタングレネードをばらまく危険人物に成り下がるのか?

 ・江戸川コナン⇒「100万ドルの五稜星」で真犯人の太刀筋を調べるために、真犯人に真剣をわざと使わせる。真犯人がマフィア関係者からコナンを守るために真剣を振り回していましたが、うっかり相手を殺してしまったらどうするんだろうか(笑)

 ・工藤優作⇒「100万ドルの五稜星」で、工藤優作が黒羽盗一の弟であることが判明しましたが、自分の妻に「兄がいる」ことを20年近く言わずに、「言ってなかったっけ?」ってどうなの?黒羽盗一=犯罪者だから存在を隠しとこう、って算段なのか?(笑)

  

【脚本】やりたい展開ありきで不整合性を感じる

・ラストで和葉が平次の耳をかばった理由は?

平次の耳を塞ぐ行為をとるということは、和葉はスタングレネードの効果を知っていることとなりますが、なぜ知っているのか?(笑)

・初代怪盗キッド(黒羽盗一)は、なぜ「星稜刀」を工藤優作に渡したのか?

マカデミー賞のお祝いとして、盗一は優作に星稜刀をプレゼントしています。が、それ盗品ですよね?貰っても困るわ(笑)

・今回の映画では中森青子と沖田総司は出さなくとも良かった!

本編にて「工藤新一と黒羽快斗が似ている理由」が判明しましたが、では「青子と蘭が似てる理由は?」とか「新一と沖田総司が似てる理由は?」とツッコみたくなるので青子と沖田は要らんかったのではという暴論。

  

【脚本】スマホ利用が多すぎる

同じ脚本家さんの「ハロウィンの花嫁」でも感じましたが、スマホ利用が多い!電話かかってくる⇒移動、みたいなパターンが多い印象なので移動のバリエーションを増やして欲しい。あと、「100万ドルの五稜星」では、いくら何でも盗聴器や発信器を使いすぎ(笑)。服部平次ですら、容疑者(福城聖)に発信器を仕掛けていましたが、米花町ではコンビニで買えるレベルなんだろうか。

  

まとめ

以上「名探偵コナン100万ドルの五稜星」の気に入らなかったポイントでした。色々言って大変申し訳ありません。。。

ただ、また映画館に観に行かれる方は

平次「うわ…爆発…」

には是非注目をお願いします(笑)

   

関連記事:名探偵コナン100万ドルの五稜星 ストーリーネタバレ

名探偵コナン100万ドルの五稜星 ストーリーネタバレ記事はこちらから。

関連記事:名探偵コナン100万ドルの五稜星 聖地予想記事

えい
映画を観る前に、名探偵コナン100万ドルの五稜星 聖地予想記事を書いてみました
えい
2024年4月末には函館で聖地を巡礼して、記事も書く予定です!
友人くん
Coming Soon!

 

おしまい




コメント

  1. buckwheat より:

     映画のあらをつつくことに関してですが、『【映像】函館に被害がない』っていうのにも知性が感じられないように思います。

     あと『黒鉄の魚影』も何だかんだ言って、それ以前の『純黒の悪夢』よりストーリー的には劣っていると感じます。

     敵役のピンガが小物すぎるし、行動が場当たり的だし、何かついででやられた感もすごいし、死んだのに映画内でラムからのフォローもされていないし。

     あとスパイなのに自分の癖を直すってことをしてなかった(実際のスパイはそういうとこも直すよう心掛けるらしい)し、先述しましたが行動に粗が多いし。技術面に優れている、つまりサポートでいいのにやたら前線にでるし、キュラソーみたいな特殊能力もないから、単なるラッキーで後釜に座った感が半端ないし。

    • えい より:

      buckwheatさん
      複数記事読んで下さって、ありがとうございます!

      敵役ピンガは高い能力をもっているのは間違いないですが、buckwheatさんのおっしゃるとおり凡ミスがおおいのは間違いないですね。。その当たりが観客からの好感度を上げたことに間接的に繋がっているのかもしれませんが

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