レビュー【映画沈黙の艦隊】全32巻の内容はどうまとまった?

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2023年9月公開映画【沈黙の艦隊】をネタバレレビュー!全32巻にもわたるコミックの内容は2時間の映画に収まったのか?




ネタバレ・レビュー【映画沈黙の艦隊】全32巻の内容はどうまとまった?

『沈黙の艦隊』(ちんもくのかんたい)は、かわぐちかいじ氏による日本の漫画作品。潜水艦戦を描いた戦記物に、核戦争や国際政治等の問題提起を絡ませ、各方面から注目を集めました。コミックは全32巻、アニメは全3話(3時間35分)。

2023年9月に公開された映画は1時間53分でしたが、その内容はどうまとまったのか?

沈黙の艦隊の意味は?

タイトルの「沈黙の艦隊」とは、「潜水艦戦力」を意味する英語の「Silent Service」の直訳によります。潜水艦は本作品のメイン舞台ですね。

アニメ【沈黙の艦隊】の内容は?

アニメ【沈黙の艦隊】は全三作。AmazonPrimeで公開中(2023/9/29時点)だったので、鑑賞してみました。

沈黙の艦隊(1時間40分)

極秘建造された日本初の原子力潜水艦シーバット。米海軍の所属となったこの艦は、試験航海中に突如反乱を起こし、核武装宣言と巧みな戦術を武器に米第7艦隊の包囲網を突破してしまいます。

やがて単艦で独立国家「やまと」を名乗り、日本との友好条約を求めた海江田艦長…一国の元首を名乗る元海上自衛隊隊員の真意とは!?

えい
高いカリスマ性を発揮し、超人的な操艦能力をもつ海江田艦長の底の見えない想い
えい
ラスト、去っていく海江田に元同期の深町の投げる言葉が印象的です

深町「海江田ァ!!貴様、どこまで試す!日本を!アメリカを!世界を!!どこまで試す!!」

沈黙の艦隊 VOYAGE2(57分)

独立国家を宣言した原子力潜水艦「やまと」は、日本との友好条約を締結。日本首相は、やまとの指揮権を有することとし、さらには日本とやまとの全戦力を国連の手にゆだねることを宣誓!

日本首相「明治から百数十年。日本は少しも変わっとらん。海の外からの圧力”がなければ日本は何一つ大きな改革をおこなうことができない。そして今度もまた、あの男は海から来た」

えい
その手があったか!とおもわせるほどの日本首相の手腕でしたが、それを見透かしていたかのような海江田が不気味ですらあります

日本と条約を締結した後、ニューヨークで行われる国連総会へやまとを進めていく海江田…

沈黙の艦隊 VOYAGE3(58分)

北極海に向かった「やまと」に米国は2隻の最新原子力潜水艦「シーウルフ」を投入。海江田たちはシーウルフの性能に驚くも、やまとはシーウルフの1隻を沈め、もう1隻を降伏させる。

戦いを終えたやまとは引き続きニューヨークへと進んでいく。

原作

えい
アニメ全3話が、大体原作の3文の
えい
やまとは米国の艦隊との戦いに臨み、勝利。そんなやまとへ英仏露中印の5カ国の原子力潜水艦が近づきます。海江田は交信で、原子力潜水艦艦隊による核抑止力構想を明かすようです
えい
中継された核抑止力構想に沸き立つ世界。構想を受け入れない米国と開戦するやまと
えい
しかし総会でやまとを離れた海江田は銃撃を受け、脳死となります・・
えい
海江田は脳死となるも平和への構想は止まらない!核抑止力構想のもと、アメリカを含める各国は軍事縮小し、世界は平和の道を歩み始めていく・・・!

【映画沈黙の艦隊】の内容は?原作との違いは?【映画ネタバレ】

えい
全32巻を2時間もない映画でおさめることは不可能!劇場で鑑賞してまいりました!

アマゾン・プライム資本の映画のようですが、自らアマプラ落ちを望んでいるかのような映画でした、、つまらないは言いすぎですが、すごい半端に終わる。アマプラで映画続編を公開するのかな?そういう映画の作りをされると映画館で見る価値なくなりますね(笑)

アニメ沈黙の艦隊を観たうえで映画を観るとどうしても「このシーン要らなくね?」「この役自体要らなくね」と思うところが多々ありました。内容と感想はこんな感じ。

・原作での男キャラが何人か女性役者に変更。

・深町(玉木宏)が海江田(大沢たかお)に敬語。何だこの改変(笑)

・原子力潜水艦シーバットを日米で開発。シーバットは最後に日本側(海江田)が調整したため、核を載せているかもしれない状態となった。

・玉木宏には海自の友人中村倫也を失った悲しき過去あり。中村倫也は大沢たかお(海江田)の部下だったが、とある潜水艦の破損部を中村が修理していたとき、大沢たかおは中村の安否より潜水艦の安全をとったことで中村は死亡。玉木宏も頭では大沢たかおの行動が正しいとわかっているが、三年前に死んだ中村倫也の階級章のバッチを取り出しては握りしめる(笑)。なお大沢たかおの部下に中村倫也の弟松岡広大が乗艦している。だからといって松岡広大と大沢たかおの間にエピソードなし。

・シーバットは国家やまととして独立。米軍第七艦隊と対決

・深町はやまとへ乗り込むもすごすご退散

・ちょい役のキャスター上戸彩。やまとが国家として独立したことに対して報道に熱意を燃やす。しかし上からの圧力で報道はNG。この役要らないだろ、と思っていたら上戸彩のセリフで唐突に映画が締められて笑いました。

キャスター上戸彩「納得するまで追求します」

上戸のセリフのあとは、不気味に笑う大沢たかおで映画終幕!!納得してないのは客だ!(笑)

海自協力で潜水艦が見られるのは、なかなか嬉しいポイントではありますね。

ただこの映画を映画館で観た三十分後、くしくも私は「名探偵コナン黒鉄の魚影」を鑑賞しました。同じ潜水艦がテーマなら断然コナンに軍配あげます。

アニメ沈黙の艦隊の常に緊張感漂う雰囲気を実写でも味わいたかった、、

  

おしまい




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