感想【映画ヒンターラント】世界を魅了した絵画的悪夢!

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2023年9月公開映画【ヒンターラント】をストーリー調でネタバレレビュー!ダークファンタジーのような世界観におぼれるような作品に刮目せよ!

えい
ほの暗い世界でおこる連続殺人!




【映画ヒンターラント】ネタバレレビュー

次々と惨殺されてゆく、かつての戦友たち。
すべてを失った男が辿りつく、危険な真実。

第一次世界大戦終結後、長く苦しいロシアでの捕虜収容所生活から開放され、ようやく故郷にたどり着いた元刑事ペーターとその戦友たち。しかし帰国した彼らを待ち受けていたのは変わり果てた祖国だった。敗戦国となり皇帝は国外逃亡。愛する国と家族を守るために戦った彼ら兵士たちに対するねぎらいの言葉すらない。そして帰宅した家に愛する家族の姿はなく、行き場をなくすペーター。そんな最中、河原で奇妙な遺体が発見される。被害者はペーターのかつての戦友だった。遺体には相手に苦痛を与えることを目的に仕掛けられた拷問の跡、そしてその痕跡は、犯人もペーターと同じ帰還兵であろうことを告げていた。ペーターは自身の心の闇と向き合うために、自らの手で真相を暴くべくボロボロの心身に鞭打って動き始めるのだが……。

※公式HPより

感想・ネタバレ【映画ヒンターラント】

2023年9月に公開された猟奇殺人ミステリー【ヒンターラント】。

主人公は元刑事の退役軍人。捕虜の身から解放されて祖国へ帰るも、歓迎されることは少なく社会的地位は低かった…

祖国へ帰る船の中では、主人公と同じく捕虜の身から解放された退役軍人が亡くなるも、その遺体は海へと捨てられます。

お国のために尽くした結果がコレか…

そんな主人公の周りで起きる連続殺人。磔(はりつけ)、鞭打ち、凍り漬け・・と残虐な殺害方法が選ばれます。

主人公は、なじみの警視に頼まれ、1人の警官と捜査を開始。

浮かび上がる4人の被害者の共通点。それは同胞の退役軍人を売ったということ。

そして連続事件の犯人は…

冒頭で海へ捨てられた遺体の男が生きており、復讐を行っていたのでした。

【ヒンターラント】は猟奇殺人ミステリーを主軸に、「主人公とバディの男の呉越同舟な関係」「主人公と疎遠になってしまった妻や子どもの関係」といった複雑な人間関係も描いております。

撮影方法は全編ブルーバックによる撮影で背景をCGにする手法をとっています。日本の特撮番組【王様戦隊キングオージャー】と同じく、少し日常から離れた幻想的な画面が実現しています(こっちはグリーンバックですが)。

主人公の苦悩、猟奇殺人ミステリ、映画撮影の最新技術といった要素を併せ持つ【ヒンターラント】。

映画館でダークファンタジーの世界に浸ってみては。

 

おしまい




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