【立ち切れ線香】落語で学ぶ、恋愛指南【前編】

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恋愛映画を取り扱ったことのないブログ、その名はえいの映画ブログ!

なかなか観に行くのはハードルが高い…

というわけで恋愛映画を観ることなく、今回は恋愛の指南を友人くんにしてもらおうとおもいます

友人くん
ありがたく聞きやがれ!!

 




  

友人くんの恋愛指南

友人くん
え~~、毎度つまらねぇ小噺をひとつ
友人くん
世間には「釣った魚にエサをやらない」と言われる男性が世の中には少なくありません
えい
急にどうしたwww
友人くん
「釣った魚にエサをやらない」とかけまして
友人くん
「元広島カープファン」と解きます
えい
・・・
えい
そのこころは?
友人くん
どちらも恋(鯉)への熱を失っております
えい
・・・・
えい
左様ですか
友人くん
はい
えい
「はい」ではないw
友人くん
えー例えばですね、大会社を創ろうとしたときに
友人くん
大きく2つの能力が求められるのです
友人くん
0を1にするために求められる能力と、1を100にするための能力が
友人くん
男選びの場合もそうでして、相手の男に2つの能力があるかを診るべきなんでございますよ
友人くん
0を1にする狩猟型能力と、 1を100にはぐくむ農耕型能力がそなわっているかを
友人くん
どうしてもお付き合いを考えるときは前者の能力だけを見てしまうわけですよ
友人くん
しかしどうしてどうして
友人くん
その男と添い遂げたいんでありましたら、農耕型能力もよくみてあげてください
友人くん
というわけで今回は 「釣った魚にエサをやれなかった」哀れな男をテーマにした落語をお送りさせていただきます
えい
流れも本編も滅茶滅茶すぎるw

・・・

・・・

語り部
え~、では、ひょんなことから始まりました映画ブログでお送りする古典落語
語り部
一席、よろしくお付き合いください
友人くん
乗ってくれるのがお前のいい所だぜ

 

えいがナレーション、友人くんが主演の若旦那役でお送りします

~立ち切れ線香~

はじまりはじまり

 




 

立ち切れ線香

出会い

若旦那
やったぜ!よーやく親父からお茶屋へいく許しを貰ったぜ
若旦那
芸者遊びでキャッキャウフフだぜ~~

お茶屋

若旦那
よろしく~~~
茶屋の男
へい。らっしゃい。本日はごゆるりとお楽しみくだせぇ
若旦那
おう、ありがとさん

 

ーお座敷

茶屋の男
ほら、ちゃんとご挨拶するんだぞ
茶屋の芸妓
は、はじめまして・・・
若旦那
お、おう
茶屋の男
すいやせんね。コイツ 最近入ったばかりでまだ慣れていないんでさぁ
若旦那
全然かまわんぜ!俺も初めてだから緊張してるのは同じだぜ
若旦那
というわけでよろしくな、娘さん
茶屋の芸妓
はい…………(優しそうな人)
茶屋の男
さあさ、いつまでも見つめ合ってねぇでお酒をお飲みなせぇ
若旦那
おう!いただくぜ
若旦那
ところで娘さんは芸妓として何を練習してんだ?
茶屋の男
三味線がすげぇ上手なんでさぁ
茶屋の男
披露してやんな
茶屋の芸妓
はい…

♪♪♪

若旦那
・・・
若旦那
すげぇな!もっと聞かせてくれや!
茶屋の男
すまんね、若旦那。そこまででさぁ
茶屋の男
規定のお時間終了でごぜえやす
若旦那
なんだもうかよ?
茶屋の男
もう消えちやいましたが、そこの香炉にお線香が立ててあんでしょ?
茶屋の男
それが消えたら規定の時間が終了でさぁ
若旦那
なるほど、線香が江戸時代版タイマーってわけか
茶屋の男
延長もできやすが。。いかがしやす?
若旦那
おう!そりゃ延長しまくりよwwww

  

♪♪♪

  

語り部
こうして友人くん…ではなく若旦那は茶屋の遊びに入り浸る始末
語り部
ついにはその放蕩ぶりがついに実家で問題となったのでございます

 




  

罪と罰

ー若旦那宅

じゃじゃーん
番頭(若旦那の店で働いているおっさん)
旦那さまに親族のみなさん、ようこそお集まりいただきました
番頭
ご存知のとおり、このところ若旦那は毎日毎晩遊び呆けてばかり
番頭
さすがに度が過ぎております
番頭
ここはひとつ、私に任せていただけませんか?
番頭
若旦那の幼い頃から面倒を見てきた私としては、あの性分は一度乞食にでも身をやつさないと治らないと思いますよ
若旦那
なんだと?何を話してるかと思えば、この俺に対して何たる言い草
若旦那
つーか、お前!
若旦那
自分の主人に向かって乞食になれ、たぁ何事よ!
若旦那
クビにすっぞ、クビ!
番頭
あ???
番頭
いい加減にしやがれ!この馬鹿旦那!
番頭
僭越ながらこの番頭たつろう、旦那さまにおつかえして30年も店を切り盛りしてきたんだよ!
番頭
働きもせず、タダ飯くらっていい服着てるてめえにはそれがどんだけ恵まれてんのかわかってねぇんだよ!
若旦那
てめえ・・・
若旦那
そこまでいうなら乞食にでも何でもなってやろうじゃねえか!俺にとっちゃ乞食くらい屁のカッパよ!

番頭
・・・
番頭
言いましたな
若旦那
へ?
番頭
そうとなれば話は早い。さあさあ、さっさと出て行ってください
若旦那
ちょっと待ってくれ‥‥
番頭
いいえ、待ちません。勿論その服も脱いでいくのが道義ですよ?
番頭
さっさとどこにでも行ってしまいなさい
若旦那
あ‥‥
若旦那
や…
若旦那
やっぱり乞食は嫌だぜ…
若旦那
許してくれ…ほかのことは何でもするから乞食だけは勘弁してくれや…
番頭
ほう、何でもしますか?
若旦那
ああ‥‥するぜ…
番頭
よろしい、ならば100日間蔵の中で過ごして頭を冷やすんです
番頭
もちろんその間一日たりとも外には出しませんよ
若旦那
しゃあねえ…わかったぜ…
語り部
こうして若旦那は100日間を蔵の中で過ごすこととなったのでありました

 

どうなる若旦那?続きは↓↓↓から後編記事へ!

   

  

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