スウィング・キッズ_後編

戦争

激動の1951年―――

捕虜収容所で結成された国籍も身分も異なる寄せ集めのだっぷダンスチーム!

2020年2月21日に公開された『スウィング・キッズ』をストーリー調でネタバレレビュー!

友人くん
まずは前編を読んで頂けると嬉しいです!

  

解放

えい
しかし手配したロ・ギソ用シューズの袋の中に、『アメリカを撃退せよ』とのチラシがたっぷり仕込まれていました…
友人くん
ジャクソンは米兵だから、非国民扱いされてしまうじゃないか・・

えい
ですね・・そのため、チラシを持っていたジャクソンは牢に監禁されることに

えい
これに憤ったダンスチーム4人

えい
幹部・記者の参加するイベントで、いきなりダンスをかまして皆に認めさせようとたくらむ!

えい
皆に認めさせればジャクソンも帰してもらえる ――

えい
そう思ってダンスを始めるんですが、これが酷い酷い!
スウィングキッズ
踊る3人!
友人くん
まだまだ覚醒せずかw

えい
仮面を着けているのでろくに前もみえず、泥ははねる状態でまぬけな踊りしかできないダンサーたち

えい
しかし、会場の客達は暖かかった!

えい
オーケストラの兵士達が演奏の補助をしてくれたり、駐屯所の兵士が集まってきて応援してくれたり、風向きはダンサーたちに向いていた!
友人くん
いいね!

えい
こうしてダンスのクオリティはあまりに低かったけれど、拍手喝采をもらえたんだ
友人くん
やったぜ

えい
こうしてメンバーの目論見通り、ジャクソンは解放してもらえたよ

  




  

ジャクソンの夢

えい
チームの元に返ってきたジャクソン

えい
メンバー4人がジャクソンを暖かく迎える!

  

4人「We are Swing Kids!

  

友人くん
いいね

  

ジャクソン「お前の靴の音は聞くに堪えない」

  

えい
ジャクソンはそう言って、ロ・ギソにタップシューズをプレゼント!
友人くん
ついにロ・ギソを認めたのか!このツンデレめ!

えい
ですね!ジャクソンは、自分たちのチームがカーネギーホール・・・ニューヨークのダンスホールで踊ることを夢見ていると語るんだ

   




  

収容所の戦争

えい
戦争帰りの右手右足無き北朝鮮人登場!

えい
この男の登場で、映画は戦争ムードになっていくんですね

   

北朝鮮人「偉大なる首領万歳!」

北朝鮮人「アメリカを撤退させよ!」

  

友人くん
やべえヤツが現われてしまった感・・・

えい
北朝鮮人は仲間をたき付け、米国人や韓国人を暗殺しまくる!
友人くん
おお・・

えい
事態が事態だけに、チームメンバはダンスの練習をする雰囲気でなくなっていくのです

えい
しかしこの北朝鮮人は米兵の逆襲にあい、命を落とすのでありました

  




  

暗躍

えい
ロ・ギスの兄、ロ・ギジンが捕虜として収容所へやってきました

えい
戦争史上”もっとも人を殺した”と言われているロ・ギジンでしたが、戦争の後遺症なのかまともに会話をすることが出来ないようです
友人くん
弟との奇跡の再会なのにな・・・

えい
そしてロ・ギジンは、収容所に自分のボスがいました

えい
そのボスの正体はロバーツ所長の取り巻きのおじさん・・・

えい
彼は、米軍の味方などではなく、北朝鮮の戦士・・・

えい
ロ・ギジンを従えた彼は、主人公ロ・ギソにクリスマスパーティで米軍ロバーツ所長の殺害を命じるのでした
スウィングキッズ
ロ・ギス
自国の兵士に脅されるロ・ギス
友人くん
戦争だから主従関係は絶対なのか・・・

  




  

終幕

― クリスマスの ホール

ダンスメンバーの5人が踊る番が廻ってきた

 

5人「We are Swing KIDS!

スウィングキッズ
スウィングキッズ!
スウィングキッズ
スウィングキッズ!

 

ジャクソン「クソ・イデオロギー(政治なんかくそったれだ)」

スウィングキッズ
ジャクソン

オーケストラの演奏にあわせ、派手に踊るジャクソン!そして4人!

一糸乱れぬダンス!

加熱する会場

5人のダンスは終わり、幕がおりる

成功を喜ぶ4人

しかしロ・ギソは再び舞台に現われ、一人タップダンスを続ける

静寂の中、観客達は彼のダンスに見ほれる

スウィングキッズ
スウィングキッズのダンスに見入る米兵

熱く踊るロ・ギソ

そんな彼の様子にジャクソンは、あたかもカーネギーホールにいるかのような錯覚を受ける

スウィングキッズ
カーネギーホールのまぼろし

ダンスは喝采を受けて、終わる

 

終わったとたん、ロ・ギソはロバート所長暗殺ミッションを遂行するために、舞台裏へ拳銃をとりに行く

しかし舞台裏には兄のロ・ギジンがいた

ロ・ギジンは、黙ってロ・ギソをたしなめたかとおもうと、彼をはじき飛ばす

銃を持った兄ロ・ギジン

彼は舞台に現われ、弟の代わりにミッションを遂行し、ロバーツ所長に向かって発砲した

会場は瞬く間に戦場と化していく

  

ロ・ギソ「兄さん!

 

ロ・ギジンは笑い、米国兵士にあっというまに殺されてしまう

 

米国兵士「黄色いアカどもを皆殺しにしろ!

  

兵士たちはステージ横にいた、ヤン・パンネ、カン・ビョンサム、シャオパンに問答無用で銃弾の雨を浴びせる

あっという間に物言わぬ肉塊となってしまう3人

全くの無関係であっても、米兵たちから見れば同じ人種であるだけで罪なのだ

ジャクソンは米兵達に取り押さえられ、叫ぶことしか出来ない

 

ジャクソン「人殺しめ!

 

3人の遺体に駆け寄るロ・ギス

 

ロ・ギス「みんな・・・起きてくれ・・・

 

ロ・ギスの前に銃を持った兵士達が立ちはだかる

そして兵士達は、ロ・ギスが二度と踊る事が出来ないように、彼の足を打ち抜いた

ジャクソンはただただ泣き叫ぶのであった

  

それから

― 現代

―― 巨済捕虜収容所

観光所となった収容所

そこには一人の観光客の姿があった

彼の名はジャクソン

昔、収容所で働いていた男である

彼は収容所を巡り、当時の出来事に思いを馳せる

・・・

ロ・ギソ「ジャクソン!」

ロ・ギソ「負けを認めないのは負け以上の負けだ!」

ジャクソン「未だ始まってもいないさ」

 

そう言って想い出の中の彼らは大好きなタップダンスに興じるのだった

スウィングキッズ
ジャクソンとロ・ギス

 

おしまい

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