激動の1951年―――
捕虜収容所で結成された国籍も身分も異なる寄せ集めのだっぷダンスチーム!
2020年2月21日に公開された『スウィング・キッズ』をストーリー調でネタバレレビュー!
解放
ジャクソンの夢
4人「We are Swing Kids!」
ジャクソン「お前の靴の音は聞くに堪えない」
収容所の戦争
北朝鮮人「偉大なる首領万歳!」
北朝鮮人「アメリカを撤退させよ!」
暗躍
終幕
― クリスマスの ホール
ダンスメンバーの5人が踊る番が廻ってきた
5人「We are Swing KIDS!」
ジャクソン「クソ・イデオロギー(政治なんかくそったれだ)」
オーケストラの演奏にあわせ、派手に踊るジャクソン!そして4人!
一糸乱れぬダンス!
加熱する会場
5人のダンスは終わり、幕がおりる
成功を喜ぶ4人
しかしロ・ギソは再び舞台に現われ、一人タップダンスを続ける
静寂の中、観客達は彼のダンスに見ほれる
熱く踊るロ・ギソ
そんな彼の様子にジャクソンは、あたかもカーネギーホールにいるかのような錯覚を受ける
ダンスは喝采を受けて、終わる
終わったとたん、ロ・ギソはロバート所長暗殺ミッションを遂行するために、舞台裏へ拳銃をとりに行く
しかし舞台裏には兄のロ・ギジンがいた
ロ・ギジンは、黙ってロ・ギソをたしなめたかとおもうと、彼をはじき飛ばす
銃を持った兄ロ・ギジン
彼は舞台に現われ、弟の代わりにミッションを遂行し、ロバーツ所長に向かって発砲した
会場は瞬く間に戦場と化していく
ロ・ギソ「兄さん!」
ロ・ギジンは笑い、米国兵士にあっというまに殺されてしまう
米国兵士「黄色いアカどもを皆殺しにしろ!」
兵士たちはステージ横にいた、ヤン・パンネ、カン・ビョンサム、シャオパンに問答無用で銃弾の雨を浴びせる
あっという間に物言わぬ肉塊となってしまう3人
全くの無関係であっても、米兵たちから見れば同じ人種であるだけで罪なのだ
ジャクソンは米兵達に取り押さえられ、叫ぶことしか出来ない
ジャクソン「人殺しめ!」
3人の遺体に駆け寄るロ・ギス
ロ・ギス「みんな・・・起きてくれ・・・」
ロ・ギスの前に銃を持った兵士達が立ちはだかる
そして兵士達は、ロ・ギスが二度と踊る事が出来ないように、彼の足を打ち抜いた
ジャクソンはただただ泣き叫ぶのであった
それから
― 現代
―― 巨済捕虜収容所
観光所となった収容所
そこには一人の観光客の姿があった
彼の名はジャクソン
昔、収容所で働いていた男である
彼は収容所を巡り、当時の出来事に思いを馳せる
・・・
ロ・ギソ「ジャクソン!」
ロ・ギソ「負けを認めないのは負け以上の負けだ!」
ジャクソン「未だ始まってもいないさ」
そう言って想い出の中の彼らは大好きなタップダンスに興じるのだった
おしまい
コメント