中編はこちら。
再訪
どこでもドアを破壊されたドラえもん達。
二度と月へ行くことはできないと思われた・・・
しかし。
ルカとのび太が初めて出会った場所に、ルカが使っていた宇宙船が隠されていた。
しかし宇宙船は5人が乗るにはあまりに小さい。
ドラえもん「大人数でも乗れる様に改造するね」
ドラえもん「改造には時間がかかるから、いったん解散して19時に集まろう。」
ドラえもん「この旅は危険だ。月へいく覚悟が出来たひとだけきて欲しい・・・」
集結
一度解散した5人。
しかし、皆の思いは同じだった。
それぞれの想いを月に向け、再び5人が集まる!
スネ夫がこない!
ジャイアン「もう少しだけ待ってくれ!!」
現われるスネ夫
スネ夫「・・・髪型が決まらなくてね」
ドン!
ドラえもんの改造した宇宙船(気球)で5人は宇宙へ飛び立った。
戦
かぐや星。
騎士ゴダートとその上官であるディアボロが対立していた。
ディアボロのやり方に納得できなかった騎士は、反旗を翻したのだ。
騎士はかぐや星を復活させるためにエスパルの捕獲に努めたのに対し、ディアボロはエスパルの力で月どころか地球をも手に入れようとしていたのだ。
騎士「ルカ・・・君達エスパルを兵器にするわけにはいかない」
騎士は今までの自分の行いを悔い、ルカにわびる。
ルカにたいし、騎士は自身の面をとる。
騎士の顔はどこかルカの父に似ていた。
それもそのはず、騎士ゴダートはルカの父母の直系の子孫だったのだ。
騎士は、ルカの父母が聞いた予言も伝承として聞いていた。
千の時を経て 千のうさぎが舞い降りて 共と一緒に舞い戻らん 光の大地をとりもどさん
とらわれのルカを救うべく、ドラえもん達がやってきた。
ディアボロは自身の正体を明らかにし、ドラえもん達と対峙する。
・・・
ディアボロは人間ではなかった。
ディアボロは、人工知能を持ったロボットに過ぎなかったのだ。
ただのロボットに自分の故郷であるかぐや星を支配されていたことに怒りを隠せないゴダート。
ディアボロは捕獲したエスパルからエネルギー(エーテル)を吸収する。
ディアボロ「千年ぶりのエーテルは格別だ」
ドラえもんは持ち前の秘密道具を駆使して戦うが、次第に苦戦を強いられていく。。。
絶体絶命—————————-!!
そう思われたとき。
月の王国から1000匹のうさぎが加勢に駆けつけた。
ドラえもん「僕らが作ったうさぎは異説バッジを付けてない人には見えないはず!?」
うさぎたちは、ノビットの発明した定説バッジを付けていた。
架空の生物が定説バッジをつけると、現実の生物になるようだ。
1000の味方を得たドラえもんたちは、ディアボロを破壊する!
戦いは終わり。
騎士ゴダートは、ルカに博士から預かっていた玉を渡す。
ドラえもん「これ、ピッカリゴケと同じ成分で出来てるよ」
ディアボロに支配され、光の差さなくなったかぐや星。
玉の力がかぐや星に光をもたらす。
のび太「博士は1000年後にルカがかぐや星に戻ってくることを知っていたんだよ・・・」
のび太「だからずっと前から準備していたんだね」
1000年を超える父母の愛に、ルカは涙する。
戦のあとで
騎士ゴダート「ルカ。君たちもかぐや星で一緒に暮らさないか?」
ルカ「・・・僕たちのことは伝説にしておいて」
ルカは騎士ゴダートのさそいをやんわりと断る。
ドラえもんはかぐや星の住人たちへ「忘れろ草」を使うべきだと提案する。
不思議な力をもつルカたちエスパルに関する記憶は消しすべきというのだ。
二度と戦争の火だねにならないように。
騎士「忘れろ草?」
騎士「では私も・・・」
ルカ「待って。あなただけは僕たちのことを忘れずにいて」
ルカは自分の父の子孫である騎士へそう言った。
ルカ「ドラえもん」
ドラえもん「?」
ルカ「僕らのために『異説』をかなえてほしいんだ」
ルカ「僕らを『エスパル』じゃなく、『限りある命を持った存在』にしてほしいんだ」
ドラえもん「ルカ・・・」
ルカは異説を実現させるために、マイクへ話しかける。
ルカ「エスパルの存在はただの伝説で、僕らはただの人間・・・」
異説バッジはルカの願いを叶えた。
千年を生きたルカたちは、ただの人間となったのだ。
ドラえもん「今日で異説クラブは解散だ」
冒険を終えた皆にドラえもんは言う。
ルカ「みんな。友達になってくれてありがとう・・」
のび太「バッジがなくてもいつでも逢えるよ」
のび太「僕らには想像力があるんだから」
地球に戻ったのび太たち。
ルカと出会ったあの場所で、のびたたちは異説バッジを埋める。
いつもと同じ、学校のチャイムがなる。
予告
T-REX!
ブラキオサウルス!!
見渡す限り恐竜!!!
2020年、ドラえもんはどんな進化を遂げるのか?今から楽しみですね!!
おしまい
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