新たなユニバース構想へと路線変更するといわれているDC映画、そのラストを飾るのは高速移動の力をもったヒーロー映画『ザ・フラッシュ』!マルチバースがもたらす哀しみに直面したフラッシュが下す決断とは?
ザ・フラッシュのネタバレレビュー
ザ・フラッシュの感想レビュー
高速移動の力をもったスーパーヒーローフラッシュ。
周りがスローモーションにみえるお馴染みのアクションたっぷりでおもしろい!
過去への移動能力を新たに身につけたフラッシュが過去を改変したことによって未来は違う姿に。
変わってしまった未来を前に、ヒーローがとるべき行動は?…というテーマが描かれています。
フラッシュの理解した定め、それは「解決できない問題も存在」し抗えない現実もあるというもの。
過去を変えることで何度も現在をやりなおす能力をもちながらも、他のヒーローの死を止めることが出来ず、ましてやストーリーのボスを倒すことなく映画が終わるという斬新なエンディングを迎えました。
新たなユニバース構想へと路線変更するといわれているDC映画ですが、そのラストを飾るにしては『ザ・フラッシュ』にはかなりのビターエンドのように感じます。
『ザ・フラッシュ』はそのストーリーのほろ苦さを中和するかのように、今までの(昭和の映画含む)DC映画に登場した懐かしのヒーロー達がこれでもか!と登場!!
きっとあなたの好きだったヒーローも登場するはず!その勇姿を見納めよう!
ザ・フラッシュのネタバレ
バットマン(演.ベン・アフレック)とその執事アルフレッドに色々パシられているバリー・アレン( フラッシュ)
フラッシュ「ね、アルフレッド」
フラッシュ「僕は結局ジャスティスリーグの雑用係ってことだよね?」
バットマン「俺は【ありがとう】といえない性格でね」
フラッシュ「セックスの存在は知ってるけど、一度も経験したことがない」
父親の裁判を控えていたバリーでしたが、ある日ヒーローとしての能力を覚醒し過去に戻る力を手に入れます。
この力があれば、過去に戻ってバリーの母親が殺された事件をなかったものにすることが出来るのでは…
そう考えたバリーは過去へ戻り、買い物中の母親のカートにトマト缶を入れます。
家にトマト缶があればバリーの父親が買い物に出かけることもなく、空き巣強盗が母親を襲うこともなかったはず。
無事目的を達成するバリー。
結果、母親の生きている世界線に変えることができましたが、自分とは別のバリーが存在していました。
自分の知っているヒーローが、この世界に存在しないことを知るバリー。
そして倒したはずのゾッド将軍が存在することを知ったバリーは、自分自身が高速移動の力を得た方法と同じ方法で、もうひとりのバリーに力をもたせることに成功させます。
何もかも変わってしまったような世界で、バットマンは存在していることを知ったバリー。
バリーはもうひとりのバリーとともに、ブルース・ウェイン宅へ乗り込みます。
そこにいたのはバリーの知らないブルース・ウェイン(マイケル・キートン)
ブルース・ウェイン(マイケル・キートン)「君がしたことが未来を変えた。マルチバースだ」
ゴッサムは世界一安全な街になっており、バットマンは引退したいうブルース。
バットケイブ(洞窟)で、シベリアにクラーク・ケントが拘留されていることを突き止めたバリー達。
バットマン「私がロシアに連れて行く。あとは自分たちでやれ」
バットウィング(戦闘機)で、ロシアに向かうバットマンとバリー2人。
ロシア兵に監禁されていた一人の人物を助け出します。
それはスーパーマンではなく、スーパーガール。
ここもまたバリーの知っている世界とは違っていました。
チームを結成し、ゾッド将軍たちと戦うバリーたち。
しかし、激戦の中で命を落としてしまうスーパーガールとバットマン。
2人のフラッシュは過去を改変して、ゾッド将軍との戦い前に戻ります。
しかし、やはりスーパーガールとバットマンは死んでしまう…
何度過去を改変しようとも同じ結末にたどり着いてしまうことに気付くフラッシュ
フラッシュ「これは【不可避の交差】だよ…」
フラッシュ「もうムリなんだ。僕らがなにをしてもこの世界は終わるんだ」
もうひとりのフラッシュが諦めようとしない姿を見せるも、主人公フラッシュは「解決できない問題も存在する」といって諦めモード。
過去改変をおこなうフラッシュ2人。
すると過去改変空間に年老いた姿のもうひとりのフラッシュが現われました。
もうひとりのフラッシュは年老いたフラッシュの攻撃を受け、亡くなります。
もうひとりのフラッシュ「必ず伝えて。母さんに愛してるって」
ゾッド将軍を倒すこともできず、世界を去って行くフラッシュ。
バリーが生まれる前、トマト缶を購入しようとしているバリー母親の前に時間移動するバリー。
感極まって泣いてしまうバリー。
バリー母「たまたまスーパーがあったアカの他人だけどハグする?」
バリー 「ええ・・・ごめんなさい」
抱擁の後、母親のカートからそっとトマト缶を抜き取っていくバリー。
世界が変動していく。母親が殺害された元の世界に…
ウェイン社の協力で、バリーの父親が母殺害の事件裁判で無罪を勝ち取ります。
祝いの挨拶を言うために、バリーの前に現われるブルース・ウェイン。
しかしその様子は、自分の知っている姿とは違っており…
ジョージ・クルーニー(声.小山力也)登場!!
アーノルドシュワルツェネッガーと対峙したバットマン(1997年の映画)が出てくるとは…!
フラッシュ「ははは…」
おしまい
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