映画ハリー・ポッターの正統続編である舞台【ハリー・ポッターと呪いの子】を鑑賞!
ストーリー調でネタバレレビュー!驚愕の魔法演出もまとめてみました!
舞台【ハリー・ポッターと呪いの子】
【ハリー・ポッターと呪いの子】は、映画ハリー・ポッターの正統続編である舞台です。すなわち、映画第8弾にあたる内容で、成人したハリー・ポッターたちメインキャラクターが自分たちの子どもと織成すスリルあり、家族愛ありの物語です。
今回のストーリーの敵はまさかの…
【ハリー・ポッターと呪いの子】評価は?
まずは舞台の個人的評価です。
役者 :神
脚本 :神
演出 :神
美術 :神
はい。
ストーリーは、喜怒哀楽の機能が死んでいる私が泣きかけるほど笑
舞台は数々みましたが、今まで観た舞台の中でもダントツだったかも(もちろんハリーポッターシリーズに思い入れがある分の加算はありますが)
映画さながらの魔法の演出もスゴかった!
【ハリー・ポッターと呪いの子】赤坂シアターの様子は?
鑑賞した舞台は、2023年6月17日(土)12:15回。途中休憩20分を挟んで、16時頃終了しました。
舞台となった赤坂シアターの当日の様子がこちら。
映画さながらの雰囲気が表現されていて驚き!
TBS赤坂ACTシアター
【ハリー・ポッターと呪いの子】キャストは?
ハリー・ポッター…藤原竜也
ハーマイオニー・グレンジャー…中別府葵
ロン・ウィーズリー…竪山隼太
ドラコ・マルフォイ…松田慎也
ジニー・ポッター…馬渕英里何
アルバス・ポッター…福山康平
スコーピウス・マルフォイ …渡邉聖斗
嘆きのマートル…佐竹桃華
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー…橋本菜摘
デルフィー…美山加恋
組分け帽子…木場允視
エイモス・ディゴリー…篠原正志
マクゴナガル校長…榊原郁恵
【ハリー・ポッターと呪いの子】を観るために事前知識(復習)は必要?
J・K・ローリングによるハリー・ポッターシリーズの正統続編、それが舞台【ハリー・ポッターと呪いの子】!
【呪いの子】は、第1作【賢者の石】で触れられるハリー・ポッターの両親とヴォルデモート郷の対決、第4作【炎のゴブレット】のセドリック・ディゴリ―含む三大魔法学校対抗試合を踏まえた内容となっています。この2作を予習して舞台に臨むのが良いと思われます。
【ハリー・ポッターと呪いの子】あらすじは?呪いの子は誰?
ハリー・ポッターの息子であるアルバス・ポッターと、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウス・マルフォイがホグワーツ入学、2人は親友になります。
スリザリン寮に入った2人。2人は互いに父親にコンプレックスを抱きながら、成長していきます。
4年生になった2人を待ち受ける大きな事件…
それは【炎のゴブレット】編で命を落としたセドリック・ディゴリーの父親エイモス・ディゴリーとハリー・ポッターの会話から始まりました。
過去に行くことができる「逆転時計(タイムターナー)」をハリー・ポッターの勤める魔法省が入手したと知ったエイモス・ディゴリ―は、それを使って息子のセドリックを生き返らせてくれとハリーに切望します。
しかし、それを固く断るハリー。
アルバスは父親(ハリー)への反抗心とエイモスへの同情心から、友人のスコーピウスとともに逆転時計を使い、ハリー・ポッターが少年だったころの三大魔法学校対抗試合が行われている時代へタイムスリップ!
エイモスが三大魔法学校対抗試合決勝戦でヴォルデモート郷と出会わぬようにするため、アルバスとスコーピウスはエイモスを試合で負けさせようと奔走。
しかし、そのわずかな過去の変化のせいで、現代世界はヴォルデモート郷の派閥が栄えた世界へと変わってしまいます。
ふたたび時間旅行をすることで、元の世界へ戻すことに成功する2人。
しかし、アルバスとスコーピウスの友人であったデルフィー(初登場キャラ)は、逆転時計の存在を知るや否や、それを使いハリー・ポッターの生まれた時代へと時間旅行を開始。
デルフィーはヴォルデモート郷とベラトリックスの間に生まれた娘。タイトルの【呪いの子は】デルフィーをさします。
ヴォルデモート郷が正史をたどらぬようにするため、ポッター家の襲撃をやめさせようとするデルフィー。
デルフィーを止めるべく、ハリー・ポッター陣営もまた過去へ移動します。ドラコ・マルフォイの持っていた逆転時計をつかって。
ヴォルデモート郷がポッター家に手を出さないよう行動するデルフィーに対して、ハリー・ポッターたちがとった行動は………
ポッター家の人間を殺めようとするヴォルデモート郷をわざと見逃すというもの。
デルフィーを倒したハリー・ポッターたちは、ヴォルデモート郷がジェームズ・ポッターとリリー・ポッターへ死の呪文をかけるのをただただ泣きながら見守るのでした。
もとの世界へと戻っていくハリー・ポッターたち。
一連の行動をともにとったポッターとアルバス。親子の絆を確かめあって、物語は終幕。
【ハリー・ポッターと呪いの子】魔法の演出は?
少年世代と大人世代のキャラクターたちが繰り広げる熱いストーリー。
それにくわえて、語るべきはやはり魔法と見まがう演出!印象に残った演出をまとめてみました!ハリー・ポッター舞台のための劇場なので、この劇場でしかできない演出が目を惹きます。
- 組み分け帽子
帽子じゃなくて、擬人化してます笑。語り部的存在。
- 舞台の回転装置
舞台の床が大きな円状の回転装置となっていて回転可能。荷物に座っているだけの登場人物も、舞台装置によって列車に乗っているかのようなエフェクトがつきます。
- アルバス・ポッターVS車内販売の人
ホグワーツ特急を抜け出したアルバスとスコーピウスが、車内販売の女性と列車の屋根上にて対決。登場人物の動きに目をやっていると、乗客達の荷物で”列車の屋根”がいつのまにか作られたのはもはや魔法。
- 動く階段
映画でも印象深いホグワーツ魔法魔術学校内の動く階段を(人力で)再現!登場人物の心情にあわせてうごく空気の読める階段たち。
- ルーモス(杖灯りの呪文)
結構使われる呪文。杖先が光ったり、舞台装置が光ったり。
- ハリー・ポッターVSドラコ・マルフォイ
互いに相手を吹き飛ばす呪文の応酬をかける。魔法に吹き飛ばされ、不思議な動きで宙返りをする2人。ワイヤーもなく、浮かび上がるポッター&マルフォイ!
- フルーパウダー(暖炉の移動)
炎ともる暖炉の中を移動してくる魔法使い達。
炎は擬似炎のようにもみえないけど…。バイオエタノール暖炉とやらをつかえば、できるのかな?
- ハーマイオニーの書斎の本棚
ハーマイオニーによって魔法をかけられている本棚。収められた本が暴れ回ったり、本棚がアルバスたちを呑み込んだり…
- 水中描写
三大魔法学校対抗試合が行われた年へ飛ぶアルバスとスコーピウス。舞台に大きな穴の空いた幕が下り、その向こうで宙を舞うアルバスとスコーピウスがまるで水中にいるかのよう。
- 舞台にプールができる
舞台の床にプールが出現。役者さんが水浸しになる体当たり演技を観られます!
- 瞬間移動
舞台上で瞬間移動??
舞台の奥が暗くて観客にはみえないことをうまく使っているのでしょうか?
- 吸魂鬼(ディメンター)
観客席の上に怪しくゆらめく吸魂鬼登場!
初見だとかなり驚く!私の隣に座っていた方も「ヒッ」と声を上げてました笑
- エクスペクトパトローナム
ハリー・ポッターが魔法で牡鹿を出現させます。
実際は牡鹿の小道具をもった組み分け帽子(役者さん)ですが、牡鹿から放たれる本物の青い炎がなんとも美しい。炎が出る舞台って観たこと無かったですね。。
- 床や杖から炎
インセンディオ(炎の呪文)!アバダケダブラ!(死の呪い)
敵に向かってまっすぐ放たれる炎!一番派手な魔法!
- ハーマイオニーとロンのキッス
私が鑑賞した回は、ハーマイオニーは中別府葵さん、ロンは竪山 隼太さんでした。
数えてないけど、劇中で4回くらいキスしてた気がします。
裏山けしからん。
ロナルド・ウェーザビー…アバダケダブラ!笑
【ハリー・ポッターと呪いの子】個人的推しメン
藤原 竜也さん(ハリー・ポッター)
はい、藤原竜也さんの回を狙ってチケットを購入しております笑
ドラマなどではしばしオーバーにもおもえる藤原さんの演技が、舞台だと映える映える!
ときに熱い格闘・魔法を繰り広げる戦士、ときに息子との接し方がわからない不器用な父親。
そして少年時代から周囲の期待を背負って生きてきたひとりの苦悩する人間を演じ分けていらっしゃいました。
渡邉 聖斗さん(スコーピウス・マルフォイ)
あの意地悪なドラコ・マルフォイの息子がこんなまっすぐに成長していたとは!笑
スコーピウス・マルフォイは父マルフォイとは違って、まるで好きなことになると早口でしゃべるオタク。
初めて出会うアルバスにたいして、自分の好きなお菓子の紹介を歌にのせてプレゼンテーションするテンションの高さ笑
そして渡邉さんが演じるスコーピウスはおもしろいだけじゃない。
唯一無二の友であるアルバスのために行動する彼に、観客は皆 心を動かされます。
呪いの子の世界観に私をいち早く引き込んでくださったのは、渡邉さんだったのかも。
佐竹 桃華さん(嘆きのマートル)
なんか…すごい!笑
トイレにしか現われないので出番自体は少ないのですが、かなり印象に残ります。
観ていて、「ああ、映画に登場したキャラクターも”こう”だったよな!」と一番感じたキャストさんでした。
本当、映画の嘆きのマートルをこのうえなくうまく再現・昇華していらっしゃいました。
アクションもすごい。動きずらそうな洗面台装置の中を柔らかい身体で妖しく動き、遠目からでも印象に残ります。
声もマートルと似つつもあり、超可愛い~~!!
オマケ:ヴォルデモート卿の正しい呼び方
舞台のあとに調べて初めて知りましたが、ヴォルデモート卿の正しい呼び方は“ヴォルデモー”だったんですね…
作者曰く、”ト(t)”は発音しないらしいです。
舞台では登場人物がなぜか“ヴォルデモー”呼びしているので、終始気になっていました。
藤原氏「ヴォルデモー!(あ、間違えた)」
他のキャストさん「(併せとくか)ヴォルデモーが~~」
とか思っちゃった汗
まとめ
関連記事:舞台ハリーポッターと呪いの子の世界線変動解説
おしまい
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