アンダー・ザ・シルバーレイク

ミステリ

こんにちは、えいの映画ブログ管理人暇潰亭です。

2018/10/13公開のアンダー・ザ・シルバーレイク(Under the Silverlake)を観て参りました。

きっかけは、先日チューリップフィーバーを見たときに、この映画の予告を見たから・・・

アメイジングスパイダーマンを演じたアンドリューガーフィールドが出ている!

チューリップフィーバー
1600年代のオランダで起きた実際のバブルが完全映画化!人間の欲望にキリなし、時代を超えて繰り返される悲喜劇・・・映画内容をえいの映画ブログが徹底ネタバレ&レビュー!

マリオのゲーム画面から始まる予告動画・・・

水着の美女・・・

どんな映画か全く想像がつかず、思わず映画館へ足を運んでしまいました。

その内容とは・・・

がっつりネタバレありで感想/レビューしていきたいと思います!

※スクリーンショットは予告動画のものです。字幕は気にしないでくださいね。

管理人
地球は狙われている!
友人くん
ヤブから棒にどうしたんだ?

管理人
キミは陰謀論は好きかい?

友人くん
陰謀論って、国やマスコミやらが一般大衆が真実に触れないように結託して事象操作をするアレか?

管理人
そうそうそれそれ。この映画は、まさにその陰謀論を主軸に展開されるんだ

管理人
陰謀論やミステリー好きのキミにはたまらないとおもうよ

友人くん
おれは陰謀論には興味は無いけど、予告に登場した美女には興味があるな

管理人
・・・さあ、気を取り直していってみよう

美女との出会い

カリフォルニア州 ロサンゼルスにあるシルバーレイク。

サム(アンドリュー・ガーフィールド)もその街に住む一人だった。

サム

親の仕送りを元に毎日をぐーたら過ごすサム。お客といえば、たまにくる自身の恋人だけだった。

そんな折、近所に一人のブロンド美女サラが住んでいることを知る。

サムは、サラの飼っている犬を話題にして、サラに近づくことに成功。

サラとキスを交わし、明日逢う約束を取り付けるサム。

人生を変える恋が始まったーーーーとサムは思ったのだが。

次の日、サムが見たものは・・・部屋の中が空っぽになったサラの家だった。

サラは一晩にして失踪してしまったのだ。

部屋の中に残されていたものは・・・壁に描かれた記号、人形とサラの写真が入った箱だけ。

サムは残された手がかりをもとにサラの痕跡をたどることを決めるのであった。

・・・・

管理人
この映画は女性陣だけではなく、アンドリューガーフィールドのセクシィなシーンも多いよ

友人くん
オレとしては女性陣のセクシィなシーンについて聞きたいがな

管理人
アンドリューガーフィールドのおおおお!!管理人が選ぶセクシィなシーントップ3!!

友人くん
聞けよ

管理人
おすすめシーンのNo.3は 尻シーン!映画にはアンドリューの尻が何度も登場するよ!画面狭しと暴れ回るんだ
友人くん
勝手に始まっちまったし・・てか最後はうそだろ

管理人
おすすめNo.2!アンドリューのマスターべーションシーン!ベッドの上に並べたエッチな本を見ながら、アンドリューが熱い展開を繰り広げるシーンだ!

友人くん
”熱い”の意味が違う

管理人
そして、おすすめシーンのNo.1!
友人くん
・・・
管理人
アンドリューがチ○チ○の描かれた愛車を乗りこなすシーンだ!!
友人くん
なんなんだそれ・・・
管理人
クソガキによって、アンドリューの愛車にデカデカとチ○チンの絵を描かれてしまうんだけど、彼はその絵を消すこと無く、堂々と愛車を乗りこなすんだ!
管理人
描かれたチ○チンの絵が、アンドリューのチン○ンを彷彿とさせる!
管理人
 ちなみに車に乗り込む前に、ガキどもへバッチリ天誅をくだしたよ!
友人くん
それもうセクシー関係ない

管理人
下の写真が、チンチン電車ならぬチンチン車を運転するガーフィールドだよ。なんてセクシーな表情なんだ

↑LINEスタンプ販売中↑

友人くん
いい加減にしろ

この世界は裕福な連中の生んだ暗号で支配されている?

美女の失踪事件の他に、サムの周りではもう一件の事件が起きていた。

それは住人たちの飼犬が何匹も殺されてしまうというものだった。

サムは偶然本屋で一冊の同人誌を見つける。同人誌には、話題の「犬殺し」について書かれていた。

興味を持ったサムは、執筆者であるシルバーレイクの住民(パトリック)に会いに行く。

パトリック

サムから話を聞いたパトリックは、失踪した美女サラの部屋に残された記号はヒッピーたちがつかうもので、『静観しろ』という意味だと即答する。

※ヒッピー(Wikipediaより)

1960年代後半にアメリカ合衆国にあらわれた欧米の伝統、制度などそれまでの考えかたにしばられた価値体系を否定する、ロマンティシズムやボヘミアニズムとならぶカウンターカルチャー(COUNTER CULTURE)の一派、およびそのムーブメント。

ヒッピー(参考)

パトリックは「世界は暗号だらけ」とサムに説く。

ヒッピーたちの暗号などは序の口で、有名な曲、都市伝説など、一般人たちは気付かないところで『暗号』は発信されているのだという。

サラが失踪した事件も含め、世界で何かが起きていると熱く語るパトリックだった。

サラの痕跡を追うサム。

痕跡を追う中で、「裕福な連中」の世界を何度も垣間見る。

『暗号』を発信し続ける『裕福な連中』とは何者なのか。

サラの失踪とどうつながりを持つのか。。

サラの失踪を探るサムに、『犬殺し』『フクロウのマスクを被った女』が迫る。

彼らの目的は何か。

恐怖におびえつつも、サムは真実を追い続けることを決してやめない。

友人くん
なにコレ怖い・・・
管理人
何気なく過ごしている日常が暗号にあふれていて、一部の人間がやりとりし合っているなんてちょっとした恐怖だね
友人くん
あげく知るべきで無い人間が真相に近づいたらその存在を抹消しようとするわけか
管理人
そうね。そして謎はさらに深まっていくよ

更なる深層へ・・・

1つの報道番組が、サラ失踪事件を唐突に解決させた。

番組の内容は、失踪した地元名士の事故死を報道するものだった。

報道の中で映った麦わら帽子がサラの物だとサムは確信する。事故の死者は名士だけで無く女性3人だということが判明。

サムはサラの死を知るも、真相を追いかけることをやめなかった。

サムは何かヒントを得られることを期待し、地元名士の娘ミリセントと会う。

名士の娘ミリセント

サムはここまでの顛末をミリセントに話す。

ミリセントはサムの話を疑うことなく信じる。

なぜなら、ミリセント自身も誰かに命を狙われているというのだ。

ミリセントがサムと夜のシルバーレイクを歩く今も、誰かに追われていると言う。

追っ手を逃れるため、ミリセントとサムは湖で泳ぎ、密談する。

湖の中で、ミリセントは自分の父親の形見であるブレスレットをサムへ渡す。

追手はブレスレットを狙っているらしい。

ブレスレットを無事受け取ったサムだったが、追手による狙撃を受けてしまう。

銃弾の雨の中、運悪く被弾したミリセントは、湖の中で亡くなってしまう。

命からがら追手をまいたサムがブレスレットをみると、そこには「NPM 1 No.35 to No.37 H4⇒G3」と掘られていた。

そしてミリセント同様、作家パトリックも自宅で謎の死を遂げてしまう。

友人くん
眉唾ものの噂話かとおもっていたが、急激に真実味をおびてきたな・・・
管理人
そうだね。今までは追手の目的が分からなかったけれど、この事件で追手は真実にたどりつかれたくないがゆえに犯人は殺人すら行うことがわかったね
管理人
なおこの映画は映像も美しく、特に青と赤が映えるシーンが多いんだ
管理人
湖の中でミリセントが亡くなるシーンは、『恐怖』に包まれているも、青(水)が赤(血)で染まっていく非常に印象的だったよ
友人くん
映像美のことを頑張って話したいんだろうけど、単なるやべーやつに聞こえる

管理人
あと暗号の「
H4 ⇒ G3」はうろ覚え・・・ごめん
友人くん
おい

※暗号の一部が適当でいい理由はまた後で。。すみません汗

サラの死の真相を明らかにしたいサムは、またもや『鍵』を見つけた。

それは何の変哲も無い有名なポップカルチャーソング。

しかし、サムは持ち前の発想力と豊富な知識を生かし、歌詞の中の『メッセージ』にたどり着く。

歌詞に隠された暗号は、とある像の頭をなでてその場所で待て、というものだった。

像をなでたサムを一人の男が迎えにきた。

男は、「ホームレスの王」と名乗った。

「ホームレスの王」はサムを目隠しし、洞窟に連れて行く。

洞窟に着いたサム。

目隠しを外し、洞窟の中を奥へ進むと、そこには近代的な居住空間があった。

まるでシェルターのような・・・

しかし住人のいない空間で手がかりを得られなかったサムはその場を後にする。

友人くん
ホームレスの王www
管理人
www
管理人
それまでは緊迫感の有るシーンが続いていたので、段ボールの冠をかぶったオッサンが唐突に出てきてシュールだったよw
友人くん
まあホームレスの王(笑)はおいといて、謎の居住空間が気になるな
管理人
そうだね。誰も住んでないなら、ホームレスの王が住めばいいじゃん、という気もする
友人くん
ホームレスの王(笑)から大出世www

暗号を隠したのは誰だ?

サムは暗号の鍵となった曲の歌手(イエス)と逢い、脅して真相を明らかにしようとする。しかし、イエスは提供された歌をうたっただけだという。

サムの疑いは、楽曲を提供した作詞家へ向く。

サムは作詞家と出会い、真実を教えるよう迫る。

作詞家は自分の生み出してきた全てのポップカルチャーソングには暗号が含まれていると語る。

作詞家おじさん

誰の指示を受けて暗号を世に放っている?

そう問うサムだったが、作詞家と争いになり・・・・サムは自らの手で作詞家を殺めてしまう。

友人くん
狙われる側だったサムのポジションが大きく変わってしまったな・・・
管理人
そうだね・・
友人くん
そしてこの作詞家のおっさんは単なる暗号を生み出す媒介であって、黒幕は他にいるってことなんだよな・・・
管理人
深く深く・・・その謎にはまっていくね

真相~ 流石俺たちの任天堂!!

地元名士の娘ミリセントから譲られたブレスレットに掘られた暗号「NPM1 No.35 to No.37」の謎を解こうと知恵を絞るサム。

自分の部屋の中を見回したサムは「ニンテンドー・パワー・マガジン」をみつける。

NPM・・・

一致している。

「NPM1 No.35 to No.37」がニンテンドー・パワー・マガジン第一号(創刊号)の35ページから37ページを意味していることに気付いたサム。

35ページから37ページにはゲームのマップが掲載されていた。

マップは等間隔に区切られていたため、縦軸に数字、横軸にアルファベットを割り当てていく。そして暗号文の「H4⇒G3」へ丸印を付ける。

これだけではなにも分からない。

他に手がかりがないか探すサムの目にとまったものはコーンフレークの箱だった。

箱の中にはおまけとして、シルバーレイクの地図が入っていた。地図とのニンテンドー・パワー・マガジンマップを組み合わせると・・・

サムの住むシルバーレイクからハリウッドへ向かえと言わんばかりのメッセージが現われた。

ハリウッドの森の中をさまようサム。

そこで「///」という記号の書かれた岩を見つける。

以前パトリックにもらった暗号解読冊子によると、『ここは安全な場所ではない』という意味のようだ。

この場所にサラ失踪の謎の答えがあるーーーーそう確信したサムは歩みを進めていく。

サムがはあばら屋に住む1人の男と、3人の女を見つける。

彼らは白い装束に身を包み、穏やかに時間が過ぎるのを待っているようだった。

男はサムが見つけたシェルターは裕福な連中たちの墓地であると語った。そして自分たちは墓地へ入る前の禊ぎ(みそぎ)をしているのだと。

裕福な連中は、侍従とともに墓地へ入り、残りの生涯をそこで過ごす・・・

サムにとってそれは想像もしなかった答えだった。

サムは男たちにサラの写真を見せる。

男の話によると、サラも既に墓地のひとつに入っているという・・・

死んだはずの地元名士の侍従として。

墓地内へテレビ電話をかけられると知ったサムは男に頼み、TV電話をかけることを許される。

サラに電話するサム。

TV電話の向こうにいたのはまぎれもないサラ本人だった。

感極まるサム。

サラ「たった一度会っただけの人間(サラ)を探すためになぜそんなに賢明なのか」

サラは自分の疑問を口に出すも、サムが逢いに来てくれた事実に心を揺り動かされる。

サムとサラの電話は、たわいもない内容が主だった。

サラと逢えなくなったサムは自身の喪失感を語ると、サラはサムへ犬を飼うことを勧めた。

サラは地元名士の侍従として、若くして墓地へ入った。。

サラは涙を浮かべながら、サムへ問う。

「私の選んだ道は間違っていたのかしら」

その答えを持たないサム。

サラは優しく笑って、そっと受話器を置いた。

管理人
サスペンスホラー、ミステリー、そして忘れていたころに登場するラブストーリーの要素が胸を打ってくるね
友人くん
墓地を脱出するための劇的な解決策があるわけでもなく、電話で会話をするしかできない展開がなんとも切ないな・・

夢と現実の狭間で(エピローグ)

管理人
さて・・・ここからはお詫びがあります
友人くん
どうしたんだ
管理人
私はこの映画をすごくすきになったけれど、その内容をおそらくほぼほぼ理解してないよ
友人くん
www なんだそりゃ

管理人
何のことかというと、物語の各所各所がどこまでが現実で、どこまでが虚構なのかがわからない構成になっているんだ
友人くん
なんだそりゃ。 虚構てのはなんのことだ?
管理人
虚構・・・すなわちサムの妄想だねw
友人くん
なにいいいいいい???そうなのか?
管理人
ひょっとしたら全てが現実なのかもしれないし、暗号で世界を操っているヤツやサラは存在しない人物なのかもしれない・・・
管理人
サムというキャラクターが自身で何かを見聞きし、それに基づいて、妄想交じりに物語を進めているような・・・
友人くん
そのあたりは、観た本人でしか分からないのかもな
友人くん
少なくともお前の語りじゃ分からんわ
管理人
ごめんね・・このあたりは考察サイトを探してもらえれば、そちらでおもしろい考察を観られると思うよ

友人くん
『犬殺し』もサムの生み出した妄想なのか?
管理人
そうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。サムが『犬殺しに気をつけろ』という落書を見たところだけが事実で、あとはサムの生んだ妄想なのかもしれない

友人くん
なるほどなあ・・・というかそもそも何故『妄想』という話が出てきたんだ?
管理人
そうだね・・何個かあったけれど、真っ先に気付いたのはスカンクのおしっこだね
友人くん
スカンクの小便??
管理人
うん。サムがスカンクのおしっこをかけられてしまって臭いが落ちなくなってしまうシーンがあるんだ

(字幕が「悪夢」なのは偶然ですw)

管理人
ただ、サムに会う人全員が「臭い」というのではなく、なにも臭いに反応を見せない人もいるんだ・・・だから、臭いを感じない人はあるいはサムの妄想の産物なのかもしれないと思ったんだよ
友人くん
なるほどな。ニンテンドーパワーマガジンのようなヒントが自分の周りに転がっているのも妄想を裏付ける証拠なのかもしれないな
管理人
そうなのかもしれないね

管理人
ちなみに『犬殺し』についてだけど、ホームレスの王がサムに『君自身が犯人なのではないか?』と問うシーンがあるよ

友人くん
出たぁっ!!ホームレスの王(笑)だあ!! 画像あったのかw
友人くん
シルエットじゃなくて、生でおがみたいぜw
管理人
ホームレスの問いに対して、サムは否定するんだ
管理人
そこで『犬殺し』についての話題は終わり、謎に包まれたままになってしまうよ
友人くん
興味を惹かれるな

管理人
予告動画を見直すと、サラもまたブレスレットを身につけているね。

友人くん
謎解きに使ったブレスレットと同じに見えるな
管理人
すべてはサムがサラのブレスレットを見たことから始まった妄想なのか、サラ自体もまた妄想の産物なのか、はたまた・・・

友人くん
まあオレ自身も妄想の産物なんだけどな
管理人
え・・・キミもなのかい?・・・実は僕も・・・
友人くん
暇をもてあました・・・
管理人
映画ブロガーたちの遊び・・・

・・・・・

日頃アメコミ映画やアニメ映画ばかり見ている私にとっては、この映画 アンダー・ザ・シルバーレイクは形容のしようのない・・・おもしろい映画でした(安っぽい表現・・)。劇場でもう一度みれば、また違った見解をもてるのかもしれないですね。

結末がある意味わからず終わってしまう面はあるので、アンチも生みうる映画かもしれませんが。。

どこまでが事実で、どこまでが虚構なのかわからない・・・以前流行った「ひぐらしのなく頃に(ゲーム/アニメ/漫画)」がもっともちかいイメージでしょうか?「ひぐらしのなく頃に」がお好きな方は見ても損はないと思います。

※「ひぐらしのなく頃に」てなんやねん、という方はごめんなさい。

ちなみにこの映画ですが、製作国であるアメリカ本国での公開日は今年の12月7日と日本上映の方が早い珍しい作品です。

ご覧になって、アメリカのご友人に自慢されてはいかがでしょうか!?(適当)

それではまた近いうちにお会いしましょう!

こんどこそ完




コメント

タイトルとURLをコピーしました